フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅店 『大ラーメン』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日もキャプションを書かなかったら、書き方を忘れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てを忘却したいとまで思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもがずっと疲れている。内臓が終わっている。反動を受けて自分の人生を恨んでいる。

 

 

 

 

バカ鬱モードに突入して俺は1日中"プレミアリーグトークショー"を見ながら寝るという人生を送ることになった。クラウチのおもしろさを引き出せるトークセンスはやっぱり重要なんだなと実感する。2000年代後半のプレミアリーグで一番笑える男だからな。

 

 

www.youtube.com

 

この人達といつか酒を飲みたいし、キャンプに行きたい。

 

 

 

 

やっと少しずつ回復の兆しを見出してきた。
鬱に最高に効く薬を処方してくれとお願いをしたところ、

CCさくらを見ましょう』という連絡をいただいた。

 


俺はまだウテナすら見おえていないのに、CCさくらに突入するのはいかがなものかと思う。

俺はこのあとリバプールアーセナルを見たわけだが、どうも俺はここが前半の山なような気がしていた。シティとマンUには勝てる気がするけど、それより怖いのはトッテナムと、ハメスが入って覚醒しかかっているエバートンか。

 

俺は今年もプレミアしか追いません。リーズユナイテッド、いいチームだったよね。

 

 

 

 

そういう話はさておきだ。

 

 


中央線バンドマンからの吉祥寺に対する風当たりは厳しい。やたら厳しい。紫の男はしきりに引越しを勧めてくる。
わかる。吉祥寺に住んでいるからこそ俺は吉祥寺の文句を言う。飲み屋が高え。まともなラーメン屋があんまりない。人が多い。昼間から酒を飲んでるおっさんがいないのに、夕方を越えると急激に増える。治安の悪さもフェイクだ。

 

 


しかしながら。
このブログをご覧の皆様は約20日後、衝撃的な投稿の数々を見ることになる。それは、私がこの吉祥寺に住んでいなければ皆様もお目にかかることはできなかっただろう。

 

 


ラーメン二郎においても荻窪・仙川・新代田…新小金井へのアクセスも非常に良かったこの吉祥寺。

 


だが、バスで1時間。なのに自転車で25分というこのアクセスこそが、俺に与えられた至宝の一つだろう。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

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汗を拭う。コールをする。マスクを外す。

その工程を経て俺は「何か」と化学反応したような実感を得た。俺はそのスマイルに撃沈しそうになりながらもなんとかその山が崩れないように愛していった。そしてニンニクよ。

 

 


ヤサイをスープにつけて食らう。まさしくここでしか味わえない味。だいぶお醤油が強い感じが俺好みにブレている。

 

 

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ブタ広げてみればお久しぶりです…あなたこそスターになり得るブタです。

 

 

 

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底から掘り出してみてズルッとやれば鳴呼…やっぱこのど乳化汁、そしていつも俺の心を掴んで離さない甘ジョッパチューニングマジ最高だな。

 

 

 

 

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おニンニク混ぜて食えば鳴呼…やっぱ香川産()のニンニクは最高だ。

 

解したブタが混ざる麺はどうしてこんなに美しいのか。俺は他のラーメン屋で見たら「雑な仕事だ」と思うことまで、ラーメン二郎では許してしまう気がする。

 

 

 

 

 

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最後は一味ぶっかけて堪能した!

 

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ深々とヤーマンして退店。

 

 

 

 

自転車での帰り道はどうしても東伏見公園に寄ってチルアウトしてしまう。

 


人々の営みを見ながら俺は何を語るのか。
何を語るのか。その答えは今年中に出る。

味噌っ子ふっく 『ちゃーしゅー坦々麺 ライス』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレワーク中、猫ちゃんに仕事を邪魔されたい人生だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進歩は常に遅すぎる

 

 

 

そんな名言を聞いた後、すぐに思った。

 


テレワーク中に猫ちゃんをなでたい気分だった。

 


そもそも猫ちゃんがインスタでたくさん流れてくるからいけない。Twitterのフォロワーのいいねから流れてくるのもいけない。猫ちゃんだけじゃなくてワンちゃんと水着の女の子。あとは四天王プロレスの危険な角度の投げ技だ。

 


やっぱりと思ってたがロードウォーリアーズのダブルインパクトの動画も流れてきた。ヘルレイザーズ世代の俺だからどっちかというとホーク派だった俺だが、アニマルよ。安らかに眠れ。

 

 

テレワーク中、ワンちゃんにしっぽを降って散歩を求められたい人生だった。
なんなら俺があんたの犬でいい。

 


首輪をつけて前を歩いてやってもいい。帰りたいと思っても俺が帰さない。俺の道を歩けと言わんばかりに引っ張りたい。イヤイヤしたい。イヤイヤしたい年頃だから。道端の匂いを嗅いでどこまでも進んでいきたい。俺の運命の相手はどこだろう、とか言いながら。

 

 


飼い主もできれば女の子がいい。巨乳のグラビアアイドルとかに飼われたいけど、どうせ俺は毛玉のチャウチャウだ。でもどうせならアラスカンマラミュートがいいなぁ。パグになってわりと長生きするのも乙だなぁ。ウウッ、夢が広がるなぁとか思いながら俺は朝っぱらからニュー・シネマ・パラダイスを見るような連休を送っていた。

 

 


俺の人生にアルフレードのような師がいてほしかった。こんなところでアブラを売ってんじゃねえ、ラーメン二郎全店舗制覇をするまで帰ってくるな、とか言ってほしかった。俺は欲しがりやさんだから、切り取られたキスシーンのフィルムも全て集めては、発火して全焼する人生になってしまったかもしれない。

 

 

 

進歩は常に遅すぎる。
俺も盲目になってしまう。そして情報を入手して動き始めるのも、俺、遅すぎる。
どうして俺はこんなにも遅く、しかもそれをわざわざ恐る恐る確かめねばならないのだろう。

 

 


待ち焦がれていた。待たせすぎだぜアニキ…

 


とか思っていたが。千里の道も一歩から。モノレールは千里中央から。

 

 

 

 


そんな冗談が出てくるくらい精神的に回復してきたのは、このブツを喰らったからかもしれない。

 

 

 

 

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こ、これは、、、!?!?!?

 

 

 

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何が違うのかよくわからない。いつもどおりのハイパー味噌っ子ルーティン。
担々麺のお出ました。

 

 

 

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が、この日の俺は自分でアレを作りたかった。自分で設えたちゃーしゅー飯…


一口噛めば嗚呼…たった二日間しか味わえなかったブツ…今でも俺の口の中に入っているようだ。

 

 

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麺もズルっとやれば嗚呼…もういつもどおりの最高な担々麺。

究極の担々麺はここにありだ。

 

 

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後半はお酢かけて唐辛子振って悪魔進化完了。
白米なんか残ることなく先に全て食い切ってしまった。

 

 

 

そして味玉AZMSからの…俺のくぱあテクニック…45点。

写真を撮っていなかったことを悔やむ。

 

 

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当然完食#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!

 

 

 

欲しがりやさん数人にLINEしたらまんまと夜営業に群がる連中!


俺たちは情報を食べている。

 

人にはそれぞれ従うべき星がある、のである。

 

 

 

 

 

ちいかわさんの「郎」回、可愛すぎね?

ラーメン富士丸神谷本店 『国産ブタメン 生玉子 別皿アブラ』

 

 

 

 

 

 

美味いものを食った後は、満面の笑みで感想を伝え合いたい。

 

そんなふうに考えていた時期が 俺にもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

人間というのは共感性を持っているものだ。それは社会的な性質であり、自分自身しか感じ得ない心の動きを、他人が同じように考えていたと理解する。
当然ながら自分一人でこれを反芻することも、正しい楽しみ方の一つだ。
ただ、例外という物語は、確実に存在する。

 

今回の首謀者はAだ。

「カーシェアのナイトパックがこんなにも安いなんて知らなかったよ。
遠くのサウナまで行ってチルって帰ってくることも可能だ。どうせならフィンランドまで行ってしまおうか。」


ヤツの意向で全ての運命は決まる。

 

 

 

 

「前々から楽しみにしていたんだ。俺は朝から何も口にしていない。」
Bは誰よりも饒舌に語った。

「唯一口に入れたのはアメスピの煙だけだ。
今なら大盛りも食える。明日も飯は不要だ。明日夜の焼肉ディナーもキャンセルだ。デート相手は俺の家で梅割り風チューハイを飲ませておくよ。」

 

 

 

「会社から近い店に行くんだけど、皆と行くあそこは格別だね。」
Cはいつも通りイキっていた。


「俺は卵が大嫌いだが、卵が練り込まれた麺は例外だ。それに俺の血液型は生姜が効いたラーメンスープだ。中性脂肪?それって美味しいのか?嗚呼…50キロ以上太っていた18の夏を思い出すね。」

 

 

運転手である私は彼らの言葉を聞き、企画の成功は待ったなしだと実感した。アポ無しで私を訪ねてきたアホ面のD「車に載せろ」と言ってきた。


「お前らの思う通りにはさせない。俺が最後の鍵だ。車は俺がいないと動かないぜ。
ローライダーを派手にホッピングさせろ。食後は全員ゲロ吐いて終わりだ。」
私にはヤツの顔がクリス・タッカーにしか見えなくなった。

 

 

 

吉祥寺を発つ車を走らせる。私の横には120キロの体重を誇るBが座る。Cの恋愛事情を根掘り葉掘りしながら語り、高円寺でAをピックアップした。


年長者で私以外とは初対面のAは持ち前のADHDトーク力にステ振りして語る。
「こんなに大勢バカが乗ってるんだ。帰りは車がニンニクそのものに変貌する。」


全員の結束を堅める宣言であった。

 

 

期待を膨らませるためには時間が必要だ。適度な待ち時間は最高のスパイスになる。まだ夜も暑い。俺は決して並びたくねえ、と思っていた我々を待ち受けていたのは、予想を超えてけたたましいモーター音が鳴るその遥か遠くであった。

 


じりじりとしか進まない行列。空腹で苛立つC、泣きそうな顔をするB。

 


1時間半が経過。入店して即刻着席する我々。

 

 

 

 

 

 

ただ、そこからまた30分も待たされるとは誰も予想していなかったのである。

 

 

 

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こ、
こ、
こ、これは…!?!?!?

 

 

 

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空腹は最高のスパイスと言ったな。向こうも待たせた意識があったのか…?

 

 

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マジでどこに麺を掴む隙間があるというのだ。

 

 

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俺は豚を数える。5枚。iPhoneSEサイズが5枚。そして筋っぽいブツは…10個以上あるじゃん…

 

 

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生玉子皿にブタ乗っけて麺をズルっとやれば嗚呼…待った甲斐というものだ。最高の富士丸ミストを顔に浴び、俺は10歳若返った気分になった。


アブラ皿を手に取った俺、有線の隙間から空耳が聞こえる。

 

 

 

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「イメチェンした?」

 

 

お、おう…いや、コロナ禍なんで…なんてお茶を濁したところで俺の満腹感はすでに8割。なんつうアプローチや…確かに俺は半年来とらんかったのだ。

 


細かいスジ部食い尽くし豚を並べればもう満腹だ。俺大盛りにしてたらマジで死んでた。豚を食ってみたらまあショッペーのなんの南野陽子!久々にこんなブツ喰らって仕舞えばもう…なんて日だ!ぴえん!

 

 

 

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アブラ玉子堪能して美味えと思うのも束の間、完全にバッド突入。

やばいぞこれは…とか言っていたら横にいたAは顔が完全に死んでいた。ヤツはブタを1枚沈めてフィニッシュムーブを決めようとして店主に制止される。

 


フィニッシュムーブがいらないことも忘れるほどの苦しみ、路上!

 

 

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最後の一口だと弄った丼の中からチンアナゴさんコンニチワー。

マジかよ…やっぱココ魔窟すぎるぜ…

 

 

 

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ギリギリ完食深々と会釈して退店。

 

 

 

イキリまくっていた連中が全員死んだ顔をして俺を待っていた。

 

帰りの車中、AとCを下ろした井の頭通りで俺残された我々は嘆息した。


「誰も美味かったって言わないのが凄い」


Bが呟く。


「3口目までは美味かった。そこから先は…苦しみの歴史だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


それでも俺たちは懲りないだろう。


だってここ、そういう場所だからな!

自家製麺No.11『豚増しラーメン 生玉子 生姜 アブラ』

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに並んでるよ〜美味しいのかな??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちが一番ドキドキしとるんじゃ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なめんな!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

などと言いたくなるのは

安定した味わいよりも何かギャンブル性を秘めた行列に並んでいる時の気持ちがあるからで。

 


我々ラーメン好きは、基本的に行く店が決まっている。絶対にここに行く、というのが何か決まった人は多い。それは好みの味だったり、店主と親交が深まったり、単純に家から近かったり、と。様々な理由がある。

 


ラーメン二郎というカテゴリにこだわる人もいる。それもまたよしだ。ただしホームを愛する気持ちは持っておくべきだが。


だがしかし。同じ味ばかり食うというのも確かに品がないし、それしか食わなくなるとまた井の蛙となるわけだ。そういうことを危惧して「別の店にも行って美味しいものを食べてごらんなさい」って言ってる気はするけど、それでも「食いに来ないとその価値がわからない」とか言っちゃう様を見て、俺はその言葉の真意が何か知りたいと思うようになった。俺はやっぱ今の下品なら上品が食べたい。

 

 

 

やっぱドキドキしたいじゃんね。恋に焦がれて生きたいもんね。

 

 

一時期は富士丸かがんこラーメンの人、と言われた私もすっかりとそのナリを潜めてしまった。このコロナ禍がなければ、という悔しい気持ちがあるかといえばそうじゃないのが悲しい。富士丸は明らかに並びすぎだし、怖い。がんこは俺の好みが変わったのか、それともある日を境にしたマイナーチェンジが俺を遠ざけたのか。あとは腐れデブのせいか。

 

 

1年越しの恋。邪魔する人間はいない。俺はカーシェアを駆って野方でハムスターさんを拾い、マンゴーを餌にしてピックアップ。

 

 


これはデートではない。断じてデートではない。教育的指導である。
馬鹿になれっ!!

 

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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開店当日。あの馬鹿みたいな並びで2時間半も待った俺は一体何だったんだろう。

 

 

 

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俺は真実を知ることになる。それはニンニクが物語っているのだ。

 

 

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麺引っ張り出してズルッとやれば鳴呼…バカ美味え。

 

 

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この回転スピードでこれ食えるならこれマジでファーストチョイスじゃね?

 

 

 

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アブラにぶち込んだ生玉子を撫で回しズルッとやれば…バカァ!

 

 

 

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何でこんなに交通の便の悪いところに作るんだよ!!

 

 

 

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生姜ダレぶち込んで締めの一口。こんなに悪い一杯(言うまでもないが最高の褒め言葉)、ねえよなほんと。。。
ブタさんも全部いい塩梅だった。

 

 

 

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大満足完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

帰り。バカみたく臭くなった車内をマルイ裏に放置して煙を吐いた。
俺の吐いた煙はリンゴの香りでも上塗りできなかったのである。

味噌っ子ふっく 『辛味噌ラーメン ちゃーしゅー飯』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに並んでるよ〜本当に美味しいのかな〜??

 

 

 

うるさいんじゃボケ。

 

 

 

 

聞こえないように言え。

 

 

 

 

 

 


本当に我々の世代の前はそういった気遣いができない人間が目立つ。ともすれば、我々もそうなる可能性があることは否定できない。

 


よく、自戒するように。

 

 

 

よく自戒するように、と言ってみれば、こんなところでグチグチと文句を垂れている俺のほうが怪しい可能性もある。

 


どうも怪しい人です、今晩わ。僕珍獣です。

 

 


そんな言い訳を免罪符にして逃れるのも非常にシャクなものがある。
だからといって無礼さ極めるような言い草をしている人間を放っては置けず、むしろ突き放してえ気持ちでいっぱいだし、将来皆さまがそういう人間にならないことを祈願してのことだ。

 


クソ腹減ってるときに阿呆な輩が言葉を置いていくと、クソ腹が立つ。大抵40代の、夫婦ではなくカップルのような頭が沸いた連中だ。人間ならば最後まで「知る」ことを忘れるな。

 


冥土の土産にひとつだけ言っておく。
4連休の吉祥寺で軒先に並びまくってる君達。君達が並んでいる店の大半は…平日ならガラガラだ。

 

 

 

 

シャイニング使いは惹かれ合う。


世界を革命する力は黒い薔薇を生む。

 

史上最強の親子喧嘩がとうとうNetflixで制作開始する。

 

汁男と呼ばれた男は顔面中が毛だらけになる。

 

もしかして絶対運命黙示録ですかーッ!?

 

 

 

俺はそんな夢を見ながら、阿佐ヶ谷のボスと共に中央線に乗り、ヤツの乗り過ごしを成功させた。


中川のほとりで踊っていたヤツは、店の前でも踊っていた。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 


ハイパー味噌っ子ルーティンによれば辛味噌のお出ましだ。

 

 

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伊達にPPはとっちゃいないつもりさ。チャーシュー飯は俺へのご褒美だ。

 

 

 

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まずは味噌部をズルッとやれば鳴呼…美味え。生姜がダイレクトに来るのはマジでいい。

 

 

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そして辛い方もズルっとやれば鳴呼…たまんないね。汗かいちゃう。汚れっちまった悲しみと、黒薔薇の指輪が消えていくようだ。

 

 

 

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AJTMAZMSしたブツをブチ割れば…俺の技術、20点。

 

 

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最後は唐辛子ぶっかけてデトックス完了。
最高のブツ。

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店。

 

 

 

 

酔ってた時のムービーほど見たくないものはないよね、とか思いながらも。
なぜか撮っちゃうんだよなぁ。


とか言いながら俺は今日も不平不満をブチかまし続けていく。

輝道家 『チャーシューメン中盛 チャーシュー ごはん』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクを…ヤクをくれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は聞いた。どうしたんだ兄弟。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクを…ヤクを…

 

 

 

 

 

 

 


言い続けるヤツに俺は混乱する。瀕死に見えるかと言えば、そうではない。ただただ頭を抱えている。メゾンド四谷の階段で腰をかけているやつを見た時、俺は「ストレートエッジを履き違えている」と思った事もあった。

 


劇薬を飲んだ代償はあまりにも大きい。俺たちはその梅風味の飲み物を合法的に、5.5杯まで飲んだ果にはハイを迎えることを許される。極めてハイになり、俺達は電車の乗り方すらも忘れてしまう。電車でおばあちゃんと談笑したこともあったし、隣に乗っていた3歳位の女の子とも笑い合うことができる。それは幻想ではなく、現実におけるエンパワメントの一つと言えるだろう。

 

 

 

 


ヤクを…

 

 

 

 


どうした。ほしいのはクラックか。それともLか。こいつらとシャブだけはやめておけ。そういう物言いはまだ流行らない。
痛みが辛いか。お前の欲しいものは何だ。

 


「…アルピタンを…」
…アルピタン?新しいドラッグか?

 

 


俺は聞いた。シリンジが必要か?
やつは答えた。「俺はドル札を持ち合わせていないんだ。」

 


やれやれ。もう脳に回っちまっているようだ。この調子なら夕方に

「頭痛なし!勝った!!」なんてLINEが送られてくることは容易に想像できる。

 

 

 


いい考えがある。乗るか?そう言った俺はやつより少し遅れてキマってきていたようだ。
中野で電車を降りた。そこからサンプラザ前で馴染みのバスを待った。目の前にそびえ立つ建物はそのうちランドマークとしてのアイデンティティを失い、崩壊していく。俺には開発という言い訳が退化とセルアウトにしか映らない。

 


ろくなもんじゃねえ。俺はこの歌がとんぼだと勘違いしていた。
そんな話をしているうちにやつは言った。

 

 


「アルピタンを最高に吸収するためにはカタメ・コイメ・オオメと唱える」と。

 

 

 


俺は何食わぬ顔で営業している店を見て少し安心したと同時に、どんどん気が大きくなっていったのであった。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

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いつまでも来る機会に恵まれないと考えていたところにこの脳味噌爆発コンビで来れることになるとは思いもしなかった。


見ろよ…最高にアガる面構えだ。俺お目当てのお肉たちもだ。

 

 

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ズルっとやれば嗚呼…最高にしょっぱくて最高じゃないか…俺はこういうのが食いたかった…全然油オオメじゃなかったけど。
おお、五苓散が吸収される。おそらく思い込みだ。

 

 

 

 

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ただしこのお肉たちはマジで最高。

 

 

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ニンニクを乗せてもいいし、肉巻きご飯もマジで完璧。

 

 


嗚呼…次は油オオメだけでいいな。麺たくさん食べたい。
初めての店ではノーマルと答えるのがベストだな。

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

ヤクが効いた相棒の様子を見れば、おそらくこのお醤油汁がもっとも効くブツだった模様だ。


俺はサブカルロードを南下し、ヤツの想い出を引き出していた。
投獄まであと10日!あいつ輝道家のキャプション使い回し奴!

珍々亭 『油そば大盛り 生玉子 ネギ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍獣は檻の中から世界を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

檻の中は世界ではない。そう言いたげな目をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4畳半のスペースには、置かれたものもない。置いているものもない。ただ、漂う空気が虚しく、カビ臭さと埃っぽさを纏いながら鼻先を流れていく。


水を運ぶ人がいる。電気を流す人がいる。どうもそれだけで世界は完結しそうなものだが、俺はそれ以上のものを求めた結果、手にした空虚が襲ってくるような感覚に襲われる。


頭の斜め上を影がよぎる。得体の知れない影は煩悩と言われるもので、素早く生まれては空気中に離散していく。基本的にその正体は裸のおねえちゃんである。私は浮かんだ思いを一つ一つ、指で弾いていき、最終的に残ったものを一つ獲得することを目標とする。が、「何も得られない」とされるものが、本来ならば煩悩なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

珍獣は檻の中から世界を見ていた。

 

 

 


SNSという名の小窓から、世界を覗くことを考えていた。


一体何が見えるというのか。合戦場か、核戦争終了後の荒廃した土地か。それともある種の「お花畑」か。
恐ろしいことにそれは、スカートの中かもしれない。


俺は読みやすい文章を書いていくことにした。

檻の中にいては、その小窓の先に存在していると思われるバーチャルな人格たちこそが、唯一の仲間となりうるからである。
世紀末感に漂うツイッターに比べ、Instagramは「お花畑」、ではなく「花園」だ。人々は無益な口論をしない。できない。そもそもがビジュアル重視であるため、そんな余裕も与えられず、あなたは写真の裏に隠された俺のキャプションのメッセージを読むことができない。

 


ビジュアル重視のSNSは存外に「自慢げ」と映ることもあるらしい。なんとなく、それを嫌がる人間も多いことは理解できる。
ただ、そこで諦めては他者の人生を許容する難しさ、ということもなかなか学べない気がしているし、過剰な自慢というものが人の感性を余計に刺激することにも気づけない気がしている。


スカートの中よりも、手軽に水着のおねえさんが見えるようになった世界のほうが刺激的で広大ではないか。
そうは思いませんか、皆さん。

 

 

 

 

 

例えば。差別の問題についてだ。
俺は、「私は差別をしたことがない」と断言する人間と
「誰しもみんな差別をするのだから、許されるべき」と声高々に宣う人間はほぼ同類だと見ている。
差別をしたことがない、という思い込みは非常に危険だ。外的な影響は必ずある。マスメディアは非常に偏向的な報道をするし、自分の立ち位置を誘導するレベルの力を持っている。
「差別をしたことがない」「差別を意識したことがない」は、同じことであると考える。

そして「誰しもみんな差別をするのだから、許されるべき」。これは確かに間違いではない。
誰しもみんな差別をする。先に語ったように、我々は差別心を外的要因で植え付けられている可能性がある。
何かしら差別的な意識を持っている可能性は否定できない。よって、「誰しもみんな差別をする」は妥当。

 


ただ、そうならば何故、自らの差別が過ちであったということを認めることはできないのか。誰もがするのであれば、誰もが間違いうるということでもあるわけではないか。
差別したことを謝罪し、手を取り合って生きていくことができれば、
皆が生きやすい世界ができるんじゃないかな、と思うのだ。

 

 

 

 

この店は差別をしない店だ。なぜなら、常連でもない俺のタレ多めコールを聞いてくれるからである。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 


またもや俺は、通院ついでにこのブツを喰らった。武蔵野三鷹エリアにおける俺のマイベストラーメンは何になるのか。
俺には迷いがなかった。

 

 

 

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天下一のおばちゃん軍団に俺は今日も「タレ多め」と伝えたのである。

 

 


天地返してみれば嗚呼…圧倒的ッッ!!俺は敢えてこう言うが、これはジャンクではないのだ。
あくまでこれはクラシカルな面持ちであり、余計な粘度、雑念を持たない生き方を提唱している。そうとすら思えてしまうのだ。

 

 

 

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ズルっとやれば嗚呼…美味すぎる。目の前にある鉄格子が溶けていく。シルエットが消えていくのではなく、鉄がとけていくような熱さを俺は顔に受けている。

 

何故だ!これは極めてヴァーチャルインサニティな事象である。

 


後半は当然ラー油とお酢ぶっかけて堪能した。

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブお会計と軽く会釈して退店。

 

 

 

ちんたらしながら帰ろうと思ったが、武蔵境で銭湯を見つけてしまい、帰宅からのトンボ返りをキメた。

 


この武蔵野のエリアに17年住み続けた男が埼玉に引っ越した知らせも聞くことになり、俺は一度一緒にここに来れてよかったと思う。

 


嗚呼男塾 男意気 己の夢を魁よ