フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

味噌っ子 ふっく 『味玉辛味噌ラーメン大盛り 野菜大盛り』

男は女性の涙が苦手でね。

 

 

 


とか語り出しちゃう輩は大抵、女性のことを舐め腐っているわけで、苦手というのはもうこれ、「どうしたらいいかわからない」ではなく「めんどくせえ」であり、私のようなピュアな人間にとってはもう、どうしたらいいかわからないと言うのがまぁ普通なわけで。

電車に乗って、だ。

 

 

目の前に女性が立っている。

私は一生懸命にキャプションを書いている。

 

 

駄文を認め、嗚呼、なぜ俺がこんな文章を書いてしまっているのだろうか、と自問自答し始める。

 

 

そんなときにだ。

目の前に立った女性が上を向き始め

さめざめと涙を流し始めてしまったとき

私はもう完全に、無に帰ってしまった。

 

 

 

人生を支えているものが何もなくなってしまった。

私の人生に、多大なる影響を与えてしまった。

 

 

どうしたらいいか、本当にわからなかった。

 

 

私は手を差し伸べた。

お姉さん。何があったのかは知らないが

美味しいものを食べれば気が晴れるような気持ちになれる。

食は救いだ。

あなたを助けるのはキリストでも悟りでもアムなんとかでもない。

 

 

ジャパニーズソウル。

ミソスープ。

 

 

カタコトの英語でただただ語っているうちに私は荻窪にたどり着いた。

女性の手を握り、電車を降り、四面道に向けて、登りの青梅街道を下っていったのだ。

店前についてみれば、空席1。

 

 

迷いもなく店内に入店してみれば、店主がニヤッと微笑んだ。ただ、わたしは食券機と対面し「ライス」のボタンに、×を型どった赤い光が灯っている時点で、泣いていた女性が横から完全に消えていた。

 

 

 

 


まあいいや。

 

 

俺の目の前に現れた

 

こ、これは!?!?!?

 

 

なブツを見ればもう、俺の心の涙が流れ始めた。

 

 

 

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こ、

これは!?!?!?

 

 


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これが

これが食いたかったのだ。

 

 


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ヤサイを喰らい、天地返してみればウームなんとまぁ、太っとい麺がコンニチワー。

 

 

 

このチャーシュー…品川二郎もびっくりなこの肩なのかウデなのかわからんブタ…そう、敢えてブタと書こう。おっかさん、オラこれ大好きだ!!

 


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俺はこの世の全てに感謝してズルッと啜る。

 

 

その遺伝子にひたすら感謝しながら、やっぱ辛いやつの方が美味いな、と一言つぶやいた。

 

 

 


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壺入り一味をぶっかけてラストスパート。ライスが無いとあっという間に時は過ぎてしまう。本当に、あっという間だ…

 


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サクッと完食

 


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勢い余って当然KKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!

 

 

 

 

店内を木霊するヒップホップ…それも含めてやはり最高である。

しかしワンオペ大変そうだ。

 

 

坦々麺がリリースされたら師弟対決…これもまた、楽しみである。

 

 

 

新青梅vs青梅街道の仁義なき戦い

俺はただそれを見守っていきたい

 

 

 

 

当然後半からフィクションです

 

ラーメン二郎 荻窪店『大ラーメン 生玉子』

 

 

不倫

それは罪

 

 

私は禁断の果実、アダムの林檎に手をつける癖があり、その最たる悪行は「友人の女を二郎にハメる」という"The Ultimate Sin"の慣行である。

 

 

 

 

以前、1人の女を手篭めにした。

富士丸にまで連れて行ったのだから、もう洗脳から覚めることはない。

 

 

そうすることにより、数ヶ月に一度は「食べたいの…貴方の「アレ」を…」とか(LINEの向こう側で)顔を赤らめながら(見えてない)言いだすようになるのである。

 

 

先週からずっとドキドキしていたのは私、ただその、『貴方の「アレ」』とはナニ物でもなく、あくまで俺の好きなラーメン二郎のことである。

 

 

 

久々に乙女にお見舞いしてやるのはどんな二郎がいいだろうか。求めているのは量ではなく、その罪の味だ。食った後の罪悪感を楽しめる人間を、俺は蟻地獄に叩き落としたい。

 

 

 

 

しかしながら疲れた俺は、欲しがり屋さんを食いなれた味に誘うことにしたのである。

 

 

 

致し方なかった。私の仕事が思いっきり遅くなり、到着した時には近年の荻窪とは思えないほどの行列。こうなって仕舞えば二郎を愛する者としては喜びを感じるものであり、閑散としている二郎に行くよりは混んでいることを喜ぶようになるのはそう、愛する者としては当たり前だ。

 

 

 

 

しかしながら…天沼陸橋から吹き下ろす風は、いつも冷たい。朝から寒い寒いと人々を凍えさせた日であればそれ、なおさらのことである。スーツを着て馳せ参じた私の横で、このうら若き女性は非常に暖かい格好をしていた。当然ながら暖めあうこともなく、ただただ心温まる会話でその場をしのいだ。

 

 

だが、20人以上の行列でもサクッと入れてしまうのはこのogkbの高速回転のなせる技であり、私は、空腹の極みを感じながらこの灰色の食券を買ったことを一切後悔することはなかった。

 

 

 

 

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こ、

これは!?!?!?

 


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大小同じ丼であってもここまで盛られれば、文句など何一つない。

 

 

今日も美しい盛り、射す光の美しさ、アブラの輝きは他の二郎には見られないものである。気持ちがビンビンになりつつも俺はまず、やはり温野菜をポン酢で食ういつもの流れは絶対にブレない行程として楽しむのだ。

 

 


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豚も変わらず美しく そして耽美さすらも覚えるものだ。

 

 


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アブラ。荻窪での脂身は当然、その攻撃力よりも美しさが勝る。

 


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豚とアブラを退かして天地返してズルッとやれば!!

 


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濃厚ogkb汁を含んだこのビロビロ麺は俺の仕事の疲れを吹っ飛ばす魔法をかけてくれる。

 

 

 

最近ogkb上ブレ確変説が飛び交っているが、私は声を大にして言いたい。


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進化はしていても本質は変わっていないのである。

 

 

 

 

アブラを戻しニンニクを添えてズルればもうズビズバるしか生きていく方法はない。うーん、どんどん麺なくなっていくなぁなんて感覚は当然なく、しっかりと、そしてじっくりと私の胃を満たしてくれるのだ。

 

 

 

 


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当然最後は生玉ディップからの坦々麺化で堪能した!!

 

ゲホゲホ言いながら食うこの最高のラー油パフォーメンスはもう、俺の心を離しはしない。

 

 


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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店!!

 

 

 

帰りはまいばすけっとでお金を崩したり、林檎を二個買ってその淑女に手渡し「アイツと食いな…」と言い残して私は西へ向かった。

 

 

偶然そのアイツは日付変わって誕生日とのこと。

こういうところが俺の褒められたところだ

と言っておく。あくまで偶然だがな。

一条流がんこラーメン総本家 『鮟鱇10kgSP仕様100大盛り ツケダマ 持ち込みライス』

満足のいく馬鹿文が一切書けなくなる病気に陥った。

スランプの始まりは飽きの始まりと勘違いする。

よく考えりゃ去年、ブログの更新をやめたのもこの時期よりちょっと前だし、なんか今年マジで俺「失恋」してるし、そうであれば「なおさらいい詩(ウタ)書けそうじゃん」

とか言ってくる人は頭がお花畑か逆に極度の現実主義者、もしくは天然ちゃんであり、正直なところ私は頭スッキリ余裕たっぷりのときのほうがいい文章を書けるつもりでいる。

 

 

心が元気な時がいいから、多分立ち直るきっかけになるくらいのやつがいちばんよかったりするんだ。

 


というわけで私はスランプである。

というよりは才能の枯渇

否、真実は

「正気に戻った」なのかもしれない。

 


純粋無垢な人間を騙す方法なんか人から教えてもらうものではなく、遺伝子に刻み込まれているものである。

そうして俺はまた、遺伝子に刻まれた週末堪能の方法を思い出しては、落ちた気分を取り戻すことになる。

 


蒔いた種が芽吹いて己を蝕むという意味では、俺は宿り木であり、ヤツは俺が得てきた情報を搾取するがめつい権力者であって、魔法の言葉であります「がんこ行きませんか」は俺を操るに十分な呪文であった。

あれ?調子出てきたなこれ?

馬鹿文のネタにしかならない185センチ115キロの大男、しかも半袖を目の前にして10月の俺は季節を忘れたし、それは何か懐かしい思いすら抱かせるものであった。

普段であれば「四ツ谷から歩くかまぁ」なんて言って運動をするものの、この日の私は予定だらけであり忙しいそうオクパードな男だからこそ不断の努力をここで断ち切って俺は最近乗り馴れた丸ノ内線にライドオンしたのであった。

 


店前についてみればどぎつい香りなし。まあアンコウだしな、なんて言いながら開店前の20人弱の列に接続。いやぁラッキーデーですなぁなんて話していたものの、9時40分頃、すでに店内に客が入っているなんて想定していなかったのである。

店に入るやいなや、新しく試食してみた麺といって空の袋を差し出してきたりといつも通りの家元。ひさびさに金も100銀も100!が聞けたりと、個人的には大満足のイントロダクションで、いつの間にか不安も消えていたのである。

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 


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これだけの油膜溢れ濁りきったスープが本炊きじゃないわけがない…

 


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先週の恨み節をぶつけるのも忘れて俺はスープをズズッとやれば、


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その分厚さとぶっとさにやられたものである。

 

ただし香りがない。ヒロポンに比べれば、弱い。

 


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これがアンコウの弱点かなー、とか言いながら俺は硬めに仕上がった麺をズルッとやってうーん、美味い。

 

 


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久々に持ち込んだライスには当然ふりかけぶっかけて堪能!

 

 

麺つけダマディップ完了即ちそのお椀にはスペシャルスープが流れ落ちているわけだ。

 

カエシぶっかけてご飯落としてみれば、卵かけご飯ではなく生玉子お椀天空ご飯落としをブチカマす始末!

 

 

当然ながらこれは許さんぞ家元!と叫びたくなるアレなのである。


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ところどころで見つかるアンコウのかけらがまたいいんだこれ。

 

 


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コラーゲン質だなぁ、もうちょい溶けねえかなぁなんて贅沢なこと言ってるうちに俺の眼前から麺が消え、後生大事にとってあったチャーシューを堪能したのである。

 

 

 


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大満足当然KKブチカマしフィニッシュムーブ「アンコウは矢張り美味い」をいただいて退店。

 

 


それでも俺は言いたい。鮟肝の方が食いてえよな、、、

 

 

 

正直なことを言えば、インスタントスープを引き当てようとするのであれば上品アメリカンが一番なのではないか。

 

 

とか言って煽ってみる。

 

 

 

ちょっと心の傷が癒えて駄文が書けるようになった。

 

ラーメン二郎 神田神保町店 『大ラーメン 生玉子』

 

 

週末を迎えてバカ駄文に舌鼓を打ち(自ら)街ゆく人を押しのけては「早く帰りたい」と呟く日々ももういい加減にして欲しいと思うばかりで、挙げ句の果てには「もう死にたい」とか言い始めるくらいのメンがヘラってる状態だからこそもはや正常な思考はできず、志向としては曖昧だし嗜好が面倒すぎる俺はもう「死ぬしかない」とか思って自虐の道を辿っているのである。

 

 

 

 

救いの手を差し伸べるのはいつだって友人であり、親兄弟親戚こそ、と人は言うが「神保町」という呪文を唱え始める人間が2人も集まればそりゃ行くしかない。

 

土曜昼がどんだけ混もうと我々の意思は固かったんである。

 

 

 

到着してみればキッチンジロー側に5人程度の列。元100キロの男は5分も遅れてきやがり我々先発隊3名は早めに接続。近所の予備校生軍団が後ろに入り込みそのさらに後方に元100キロの男は接続。

 

 

 

そうなったとしてもロットマジックが起こるのは矢張り神保町である。ホモ連席は必須です!!

 

キッチンジロー側から花月裏に移るタイミングでロットマジック成功!元100キロの男は助手さんに「…普通の大で」とか言ってイキっていたのである。

 

 

 

入店すれば非常に元気な店主のおもてなしを全身全霊で受け止め、帰りたい、帰りたいと聞こえてきた空耳を僕らは楽しんでいたのであった。

 

 

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こ、

 

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これは!?!?!?!?!?!?

 

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ガバッと立ち上がり気味に厨房内を覗き込んで見れば!!大の丼二つは異常にスープ少なめ…気持ち込められてるぜこれは。

 

アブラおっきいのくださいしてみればレア部位マジAZMS!!!!!!

 

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とか言いながら見ていれば、まあ見た目は優しめな感じで一安心。

 

 

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…このえげつない量のニンニクを除けば、だ。

 

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ヤサイ食って天地返してが一番スムーズにできないのがこの店だ。予想通り俺らの丼の麺はもはや一切持ち上がらないお揃いのブツ。…私の箸テクは褒められたものではないが、それ以上に絡みあうこの麺。正気の沙汰ではない。

 

ズルッとやれば世界一美味いラーメンの一口目が矢張りここにはある。我が地元北見市でで食う美味い醤油ラーメンのそれと似過ぎているのだ。俺はこのラーメンを食えることの出会いと感謝を忘れない。

 

 

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豚も最高に立派なブツ

 

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レア部位AZMSもしっかり堪能しつつ、この馬鹿みたいな量のニンニクをスープにぶっ込んでみればもはや翌朝どころか未来永劫に語り継がれる臭いになりそうだ。

 

俺は喜んでそれを受け入れよう。

 

とか格好つけながら食っていたが、横でほぼ同量の大ラーメンを食っていた元100キロの男は俺に一馬身差をつけてフィニッシュ。

足りた?攻撃を喰らって必死に目を伏せながら「…満足です」と言うところにドM性を垣間見ざるを得ない。

 

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そう言う俺は悶絶一歩手前で唐辛子ブチ混み最後に取っといた豚を堪能した!


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完食フィニッシュムーブ深々と会釈し色々とアレして退店!!

 

 

 

店内を響き渡る音が木霊した。

 

 

 

夏が終わり、少し元気になれる気がしている。

 

 

 

Autumn Sweater

いい季節だな。

 

 

一条流がんこラーメン総本家 『ワタリガニ10kgSP業務スープ仕様100大盛り ツケダマ』

疎覚えの前夜のことなどそのまま忘れてしまっても、とは思うものの、実際に思い出してみればそれは可なり重要なことであり、忘れて仕舞ってはならないことも多々ある。

 

重要性に関わらず、記憶というものは忘却せしめられるために存在している概念なのだな、と、私は自己肯定のためにそれをそう、非常にレトリックな視点で見つめている。

 

 

しかしながら神のお告げに関しては絶対であり、忘れてはならないものである。例えそれが盲信であっても、信じたいものを信じ、乞うた教えを俺は信じる。それが整合性の取れるものならなおさらだ。

 

 

 

俺はがんこを食いに行くことを選んだ。

 

 

 

だがしかし「アレを試してくれ」という、同胞の頼みには敢えて乗らなかった。何故ならそれは恐ろしい試みであり、その同胞がやって然るべきことであり、何より「カニの日じゃねえよな…」というものだったんである。

 

 

俺はジンクス発動を喜んだような気持ちで待ち10の列に接続した。

 

 

それはジンクスだったのだろうか。その時はもう、ただ客が少ないことを喜んでいたのである。明らかにカニの香る店内で俺は相変わらず、上品を頼みたい気持ちを抑えて100大盛りサイパンコールをした。

 

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こ、

これは!?!?!?

 

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家元、悪魔肉を俺の丼から取り出しては他の丼に…やめてくれ…とか思っていた俺が愚かだった。明らかに普段の1.5倍です!!やったー、空いてる日は最高だなぁ。

 

 

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一口すすってはウム!!カニそのものだ!!こんなにカニな日はねえ…やったー!!!!

 

 

ん?これインスタントスープだったらどうする?とかいう思いもチラッと浮かんだしご丁寧にスープの写真まで撮ってたが、まあどうでもいいやと思っていたのがこの時だった。

 

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サイパンスルーされても十分に硬めな面は俺の心をゴリゴリに砕いていった。うーん、悪魔肉減らないしつけダマにカエシを…って今回のカエシめっちゃ美味い。

 

 

思わず女将に何か聞かれてカエシが美味いと言ってしまったくらいだったが…女将も気になってたんだろうな。人々のリアクション。

 

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当然KKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食後、髭、小岩の兄貴、吉祥寺のサイコガンダムに「カニそのものすぎて最高だった」とか送りつけまくっていたら

 

 

ブログにて、この日のスープがまさかのインスタントスープのアレンジ版と発表。

 

 

 

眠れぬ夜を過ごしたことは言うまでもない。

 

 

 

アレだけのカニをぶち込んで味を出して、その裏側でインスタントスープだとは………

 

 

計りやがったなジジイ…!!

 

 

 

気づけなかったことが悔しいわけだが

食は学びだ。次の次くらいからはわかる自信がある。

 

簡単に特徴をまとめておこう。

・ボディーは確かに弱い

・硬めの麺の方がわかりやすい?もしかしてサイパンスルーまでもが意図的か?と勘ぐってしまう

・何かを突出してごまかすことが可能になり得る

・逆に言うと、その素材の旨さ以外は弱い

・上記より、スペシャルの日はやりません!と言っていたのにも関わらず、途中でスペシャルの日もやると言い出したのにはこういった理由があると推測できる。

・よって次もスペシャルの時な可能性がある

・何より…美味い。

 

以上。

 

 

 

たぶん次も騙されるだろう。

ん?もしかしてあの美味かったカエシも、化調が入ってたのか…?

 

可能性あるから怖い。

 

この「テスト」…怖すぎるよ、、、今年200杯目の記念ラーメン、美味かったのに後味悪いとはこのことだ、、、

 

 

絶対に学んでやるからな

 

自家製中華そば としおか ラーメン中 チャーシュー小 メンマ小 辛味(別皿)

 

 

 

なんというか浅ましさの極まるところにあるのは私のこの羞恥心の無さと、端的に言って自己顕示欲と、美味いものを食いたい飲みたい聴きたい。

それの全てを包括して叶えていくことこそが俺の人生の最終目的であり、通夜においては「欲深い人でありました」なんて言葉と唾をかけられることこそが最大の賞賛である。

 

 

「悪魔のようなデブ」

我が墓標に刻まれるはずの言葉である。

 

 

 

そんな私はつまるところ人生を謳歌し続けること、極まるところを知らぬ欲深さからか、この期に及んでバンドなどを組み始めてしまった。

 

気軽にスタジオに入ろう、という感じではあったのに、いつのまにか俺の昔の曲など引っ張り出しつつビートルズのIt's All Too Muchのようなサイケさが必要だ」とか言って目指すものはヨラテンゴになっており、もうすでにベーシストからは「本気すぎて怖い」と言われて警戒されているところである。一回もライブをやらずに終わるかもしらん。

 

 

そんな我々トリオの合言葉は「としおかでメンマ食いてえ」であった。

 

 

当然ながら10時台に到着。15くらいだろ…と思っていたら思いっきり20超えてた。アーメン。トータル2時間待ちを経て入店して無作法ものの俺はチャレンジを試みた。

 

しかしながら…「まあ普通はない」と。勉強になったのは夜の時間を経てのことであり、神から教えを受けた後に全てを理解したわけである。俺はそっと、50円玉を引き下げてラーメンの到着を待った。

 

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こ、これは!?!?!?

 

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うーむ、本当にラーメンを頼むのは久々…というか調べてみれば初めて来た2016年10月以来というから恐ろしいものだ。その間ずっと塩ラーメンとつけ麺、というかほとんどつけ麺しか食っていなかったのだろう。

 

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頼んでなかったのに…海苔AZMS!あれ?これデフォ?

 

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まずはメンマを喰らえば当然昇天。溢れ出る甘み、歯を必要としないほどの柔らかさ…もはや芸術品である。

 

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膜の貼ったスープは決してくどさを感じさせるわけではなく。

むしろさっぱりとした後味に確かなこの、コラーゲン質を感じさせるのが粋なのである。

コラーゲン質の味などわかったものではないが。

 

 

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麺をズルッとやれば当然昇天、ビンビンになった俺の欲深き精神は間違いなく満たされていった。

 

 

ラーメンと塩の違い、カエシをつけたチャーシューが味わえるという点もまた良い。

これで塩分ブースト。構造が上手くできている。

 

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辛味に麺をダイブ

 

 

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挙げ句の果てにはノリの方舟まで形成して堪能した!

 

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当然KKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!

 

 

その後はバンド練習をして長い夜を迎えた

のだがまあ続きはおいおいだ。

 

自家製中華そば としおか 『ビール つけ中 チャーシュー 生玉子 辛味(別皿)』

というわけで先日は富士の麓、初めて静岡県の地に足をつけた。

 

 

フジロックって富士の麓でしょ、って勘違いをしている人も中にはいるが、ここ18、19回ほどは新潟は苗場でやっている。今回行ったのは、フジロックと同じ会社が主催する『朝霧JAM』である。

 

 

それはそれは大自然の中であった。

 

大自然に放り込まれた我々は開放感に浸りまくった。ここぞとばかりに酒を飲み、煙まで焚いちゃってまあそれは楽しくやったもんだった。

 

 

夏フェスアスリートの私としては、フェスに来てまったりとした時間を過ごして遊ぶなんてことは考えたことがなかった。というのは言い過ぎで、北海道の牧草の上で昼寝したりとか、会場外の風呂に入りに行ったりとか、そういうのは平気でしていた。でも今回ほど時間を有意義に使い、ゆっくり音楽を聴いたことなどなかったかもしれない。

 

 

 

そもそも見たい演者がそう多くなかった。

お目当は完全にBoredomsヨラテンゴなわけで、ユアソンなんかも初めて見たし、前野健太のバンドも最高だった。探せばある感じで、遠くから流れてきた音が良ければ走る。これだ!という目当が少なくても、その場所にかかる魔法、友人たち、酒があれば楽しめるのだ。

 

そう

豪華な具材はなくても工夫次第で美味しく食べれる。Bの遺伝子と被るような、そんな週末を送ったのである。

 

 

というわけで!締めの月曜日!!我々朝霧帰り+2で豪華な具材を堪能しに行こうと12時、ヨツサンに降り立てば50人の行列…サイキョーすぎるだろ…一見さんも多い感じがして怖かったので我々は!意を決して!!タクって早稲田!タクって早稲田!!

 

 

そう、がんこラーメンがダメだった時に一番有効な手立ては「タクって早稲田」である。

 

 

到着してみれば20の並び…だが、としおかで20の並びはがんこの50にも匹敵する、、、我々は当然待つことにした。待っている間に金髪のジャーナリストさんを見かけたりしてなんだかレアな気分になった。

 

 

 

入店して食券ポチポチうーんメンマ…まあ仕方ないよね14時だもんね。世界一美味いスーパードライで喉を潤せば疲れも吹き飛ぶ。

 

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最近この「世界一美味いスーパードライに突っかかってくるビアヲタがいなくて寂しいが、これは三位一体+αであるからこそ世界一なのである。

 

 

そして、

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

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いくら見慣れたフォルムであっても毎回ビンビンに反応してしまうこの麺とつけダレ…

 

がんこ家元は

味を変えるなら別のスープを用意しなければいけません!!

 

と口を酸っぱくして言うが、タレのマジック、一工夫がどうしてここまでつけダレを美味しくするのだろうか。食べる前から止められぬほど妄想が膨らんでいく。

 

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素の麺をズルッとやれば嗚呼、炊きたての美味しい白米にも勝るこのうまさ。小麦の芸術とはこのことを言う。チャーシューとメンマを丼に移してズルッとやれば、生きていて良かったと思うほど。

 

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減らない肉を思う存分使い丼の上を散らかしていく楽しみは、童心に帰れない者にはわからぬ境地。

 

 

 

生玉子をスティアーして啜ってみればまたこれが美味いのなんの。麺を海苔で巻いて、麺に辛味ぶっかけスープを垂らして、どんな食い方をしてももはやこれに勝るものはないと感じてしまう。

 

 

堪能した…

 

 

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チャーシューちょい残しでタイミングよくスープ割りからのレンゲでチマチマ啜って当然KKフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。

 

 

 

同行した全員がご満悦フィニッシュ。

 

 

その後は別の後輩と合流して何故か動物園で遊び、我が家でブドウを食ってからいせや、シーシャでフィニッシュ。

 

 

 

とはいえ疲れは癒えぬ状況ではあったが…長い三連休を俺は、ここ最近なかったと思えるほどの満足感で終えた。

 

 

You Can Have It All.

Take it baby.