一条流がんこラーメン総本家 『鮟鱇10kgSP仕様100大盛り ツケダマ 持ち込みライス』
満足のいく馬鹿文が一切書けなくなる病気に陥った。
スランプの始まりは飽きの始まりと勘違いする。
よく考えりゃ去年、ブログの更新をやめたのもこの時期よりちょっと前だし、なんか今年マジで俺「失恋」してるし、そうであれば「なおさらいい詩(ウタ)書けそうじゃん」
とか言ってくる人は頭がお花畑か逆に極度の現実主義者、もしくは天然ちゃんであり、正直なところ私は頭スッキリ余裕たっぷりのときのほうがいい文章を書けるつもりでいる。
心が元気な時がいいから、多分立ち直るきっかけになるくらいのやつがいちばんよかったりするんだ。
というわけで私はスランプである。
というよりは才能の枯渇
否、真実は
「正気に戻った」なのかもしれない。
純粋無垢な人間を騙す方法なんか人から教えてもらうものではなく、遺伝子に刻み込まれているものである。
そうして俺はまた、遺伝子に刻まれた週末堪能の方法を思い出しては、落ちた気分を取り戻すことになる。
蒔いた種が芽吹いて己を蝕むという意味では、俺は宿り木であり、ヤツは俺が得てきた情報を搾取するがめつい権力者であって、魔法の言葉であります「がんこ行きませんか」は俺を操るに十分な呪文であった。
あれ?調子出てきたなこれ?
馬鹿文のネタにしかならない185センチ115キロの大男、しかも半袖を目の前にして10月の俺は季節を忘れたし、それは何か懐かしい思いすら抱かせるものであった。
普段であれば「四ツ谷から歩くかまぁ」なんて言って運動をするものの、この日の私は予定だらけであり忙しいそうオクパードな男だからこそ不断の努力をここで断ち切って俺は最近乗り馴れた丸ノ内線にライドオンしたのであった。
店前についてみればどぎつい香りなし。まあアンコウだしな、なんて言いながら開店前の20人弱の列に接続。いやぁラッキーデーですなぁなんて話していたものの、9時40分頃、すでに店内に客が入っているなんて想定していなかったのである。
店に入るやいなや、新しく試食してみた麺といって空の袋を差し出してきたりといつも通りの家元。ひさびさに金も100銀も100!が聞けたりと、個人的には大満足のイントロダクションで、いつの間にか不安も消えていたのである。
こ、これは!?!?!?
これだけの油膜溢れ濁りきったスープが本炊きじゃないわけがない…
先週の恨み節をぶつけるのも忘れて俺はスープをズズッとやれば、
その分厚さとぶっとさにやられたものである。
ただし香りがない。ヒロポンに比べれば、弱い。
これがアンコウの弱点かなー、とか言いながら俺は硬めに仕上がった麺をズルッとやってうーん、美味い。
久々に持ち込んだライスには当然ふりかけぶっかけて堪能!
麺つけダマディップ完了即ちそのお椀にはスペシャルスープが流れ落ちているわけだ。
カエシぶっかけてご飯落としてみれば、卵かけご飯ではなく生玉子お椀天空ご飯落としをブチカマす始末!
当然ながらこれは許さんぞ家元!と叫びたくなるアレなのである。
ところどころで見つかるアンコウのかけらがまたいいんだこれ。
コラーゲン質だなぁ、もうちょい溶けねえかなぁなんて贅沢なこと言ってるうちに俺の眼前から麺が消え、後生大事にとってあったチャーシューを堪能したのである。
大満足当然KKブチカマしフィニッシュムーブ「アンコウは矢張り美味い」をいただいて退店。
それでも俺は言いたい。鮟肝の方が食いてえよな、、、
正直なことを言えば、インスタントスープを引き当てようとするのであれば上品アメリカンが一番なのではないか。
とか言って煽ってみる。
ちょっと心の傷が癒えて駄文が書けるようになった。