私はデブです。
体型だけの問題ではありません。
デブは概念です。デブは、概念なのです。
何を言っているのかわからないと思いますが、一度デブを経験した人間は大体、心の中にデブを飼い続けます。
これは、デブである私だから言えることです。
デブは大抵、痩せるとデブを叩きます。デブ経験者に限ってはデブを叩き、痩せたことを成功体験として抱え始めます。デブがデブであったことを恥とし、デブを叩くのです。
そしてデブは開き直るのです。痩せなくていい、と。そうしてさらに元デブはデブを叩き、「痩せていることが正義」として再定義するのです。我々デブは彼らが承認欲求を満たすための餌として消費されていくのです。
これは差別的な話ではありません。
私はいつだってデブの味方だし、そもそも私はデブです。
私はこの負のスパイラルを如何ともし難いと感じています。
なぜならデブとはなんらかの要因を抱えたせいで陥った状況を指します。怠惰な態度というものが原因で体型が変化したわけではあるものの、我々は「なりたくしてなった」わけではなく、何かしらの要因によって「意識がデブとなった」ことをきっかけとしています。
よって、元々体型が太めであった人間が「何かによって私は変身を遂げました!見てください!」という精神を抱えているうちは一切の「デブ性」を解消することなく、元々の自分が持つ怠惰性に近い性質を解消することなく、「デブいじめ」に近いベクトルの精神を抱き続けているのです。
私もこのことに気づけたのは、小学生以来の大デブ期間を経てのことでした。
デブだから他人に寛容になれない。自分のことばかり考えてしまう。自分が被った被害を許すことができず、
「20分も遅刻するなら集合時間までに連絡せえや!奢れ!!」
なんて自分より8歳も上の先輩に小声で(ちょっと声デカかったらしい)宣ってしまうのです。
ここまでで24回ものDワード(deb)を発してまで私が何を伝えたかったのかというと、それだけ私はこの覆めん花木にハマっているということでございます。
こ、
こ、これは!?!?!?
久々の背脂遊戯。ライス準備完了。
隣に座ったシュッとした映像クリエイターに軽く会釈し
「プロの横で写真撮るのなんて緊張しますね」とか言いながら写真パシャパシャやってた。厚顔無恥で。
早速生玉子の黄身をご飯に移植して最高のTKG準備万端。白身部分は自分のお口で丼縁からバキュームした。
ズルッとやれば嗚呼…硬めの麺が芳醇で甘い背脂と乾物系のガッツリ効いたアロマを口腔内で満たしてすぐに胃に落ちていく。
俺は最高の気分を味わった。
TKGに海苔巻いて食えば…俺、海苔トッピングすりゃよかったなと大後悔するほどのブツ。
みるみるうちに不機嫌さが昇華されていった。
そして背脂には矢張り一味が合う。これが食いたかったんだよおっかさん!
サクッと完食当然 #完飲性倶楽部 ゴクゴクブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
その後はミスドに行って「果物を食わねばならん」とか言いながらストロベリーフレンチクルーラーを手に取ってコーヒーと共にいただいた。
何から何までご馳走様でした。
先輩たち大好きです!精神までデブですみませんでした!!(101回目のDワード)