それを真下で聴いて脳天震わせるお前
話にはオチが欲しいタイプではあるものの、ノリと勢い次第ではそのオチすらもなくなる突進型の人生を送っていることは皆さんなんとなくお気づきなんじゃないかと存じます。
オチのない話をしてつまんねー、と思われることを許容するのも大人なわけで。まあ酔っ払ってりゃオチをつけないで話すことも許せるし。どこまでもオチを追い求めるクソ野郎と付き合うことだけは避けておきたいなと思うんです。
面倒くさいから。
話を戻そう。
鐘ってのは教会の鐘なんだろうか。寺の鐘なんだろうか。そもそもの話、神社には鐘はないはずだ。除夜の鐘。
うーん、なんか東京に来てから聞かなくなった気がする。除夜の鐘。まあなんというかこんだけ人がいりゃあ迷惑だよね。だからこの都市は煩悩に塗れ、108どころか渋谷にはもう一つの煩悩があり、人々はそれを求めて「はっぴーにゅーいやああああああああああ」と叫びに行きたくなる。その気持ちもめちゃくちゃわかる。
108の煩悩が昇華されない限りは我々、涅槃の境地に至って解脱することは不可能であり、仏性が塗れているからこそこんなところで私はラーメンばっか食っているわけだ。おまけに酒。34にもなるとそりゃ無理できんわって思わされる日々を過ごしているせいで俺はここ2日ほどお布団の上でのたうちまわりながらラップトップで仕事をしていた。
テレワーク万歳。COVID19万歳、などと言えば俺はたちまち炎上するわけだが、本心でそんなことを書くわけがない。
どうも最近は人々の読解力に期待するよりもわかりやすい文章を書く必要があると感じる。余計なことを書けば「読まれないようにする」技も大事だと思う。貧しい暮らしを受け入れよう、なんて東大の名誉教授クラスが言ったところで人に受け入れられるわけがない。哲学者が140文字で物事を語り、3年ROMれと言ってもそりゃああんたTwitterでそれ求めるのは無理があるよ。
なんて思いながら自転車を漕いだ。
俺たちはチンチンの使徒だから。
とか言いながらこいつを召喚した最たる理由は…チャーハンの折半であった。
こ、
こ、これは！？！？！？
チャーハンを頼む者、油そば大盛りにするべからず。そんな話も聞こえてきていたが、流石に2人いりゃあチャーハン半分なんて楽勝だと思っていた。
まずは油そばかき混ぜてズルッとやれば嗚呼…相変わらずのシンプルで雑味のないストイックなブツ。これだよこれ…油そばとは矢張りこうあるべきだ。
折半したチャーハンパクッとやれば嗚呼…これまたシンプルイズザベスト。
パラでもしっとりでもない。ジャストな加減とはこういうものを言うのではないかと思わされるブツ。
素敵な組み合わせじゃないか。
ラー油ぶっかけズビズバ啜る。
お酢ぶっかけてズビズバやれば当然むせる。
そしてやっぱり油そば大盛りは多かったと後悔する。
ダイエッターとしての身の振り方を考える必要性を感じた。
大満足お会計チャーハン代多めに出し軽く会釈して退店。
その後は自宅警備員ことイエデスルシゴトナイエリート会社員を呼び出し駅前でダベった。
おばあちゃん同士の小競り合いを眺めながら。
ちゃんと仕事しないとお巡りさんに言うわよ！！
