完全なる気の緩み
慢心 調子こき
白痴のように繰り返し、俺はいつも通り苦しむことになる。
花粉に。
酔って帰ってきて薬を飲み忘れたことに朝まで気づかず。ハイチオールCと水、ヤクルトと…某ビアバーの店長からくすねたミラグレーンを飲んで寝て朝、口ん中ムズムズすんな…とか言いながら起きてまずはトイレってんで座らずに便器を抱えるというひどい人生をいまだに送っている。
壊れた便器は大家さんに買ってもらい、俺はまだ取り付けすらしていなかった。
慢心慢心、また慢心。コンビニで手に取ったクラフトビールもどきを飲み、あーこれそれなりにイけるなぁ、どこで作ってんだと思って販売会社名を見たらダメダメ・ヘイト・カンパニーでマジで萎えた。これも慢心。
酔って家に帰ってきたのにまた飲みに行く。これも慢心。
でも終電は逃さない。これは評価点。
家に帰ってきてなぜかその数時間前に手渡されたCHAOS学園のDVDを見ながら寝落ちして。あー、そろそろ布団に入るか、歯磨けよ、顔洗え、薬飲めよってんで引き出しの棚を開けてみたら花粉症の薬はどこにも見当たらず。
臨終の予感とともに「まあもうそろそろ薬いらねえべ」なんて言いながら仕事しに出かけたらもう完全に箱ティッシュが手放せなくなって。
ズルズルの鼻。鼻の頭は油脂を失ってザラッザラ。
頭クラクラのまま「帰って寝ます」とか言った俺の30分後は青梅街道北上。
おお、汗をかいている。春がきたことを実感するぜ。
とはいえ流石に寒さもあるので俺は本命のつけ麺を回避してしまったことをこの後、後悔することになるのである。
こ、
こ、これは!?!?!?
どうにも気になっていた味噌というワード。下手すれば俺、千葉まで行く必要がなくなるかもしれん。淡い期待は高まるばかり。
天地返し気味に麺引っ張り出してズルッとやれば嗚呼…味噌だ。味噌二郎や…肉出汁とアブラで食わせる味噌ラーメンやっぱ最高に美味い。
だからこそつけ麺にしておくべきだったという後悔は拭えず。いごっそう、前々から勘づいてたけど…オーションちゃうんけ…
やっぱり豚飯はこの日も味薄め。味噌スープおかずに食うのが正解。
最後は一味ぶっかけて堪能した!
サクッと完食フィニッシュムーブお会計軽く会釈して退店。
帰る頃には完全に嗅覚を取り戻していた。
味噌つけ終わる前にもう一回…食いてえ。
この後予想外の夜ラーメンブチカマしてしまった。