とんかつ檍 浅草橋店 『カツカレー』
閉じた歴史のことを想う
歴史というのは本質的に、繰り返される。
これはどういうことかというと、歴史的事象はそれ自体が繰り返されるわけではないが、本質的に、人の営み、社会というのは反復であり、始まりもあれば終わりも起こりうる。
そこに悲しみも生まれる。ひとは、唐突に歴史が途絶える瞬間を迎えがちである。
私の投稿からがんこラーメンが消えた理由は察していただきたい。
断じて出禁ではない。断じてだ。
いつの間にやら体調不良により休業し、すでに数週間が経とうとしているのだ。家元はいつ体力が尽きて辞めるかわからない、などと以前から話していたが、先に倒れてしまったのは女将の方であった。
俺は女将から無償の愛を受け過ぎた。この想いがどうにか伝われば、店に立てなくてもいいから、寝たきりにだけはどうかならないでくれとばかり考えている。
まさか唐突に歴史が途絶える可能性が出てくるとは思わなんだ。
思えばこのトンカツ屋の元のオーナーの頃もそうだった。本当に唐突に、交通事故でリタイアを余儀なくされた。しかしながらこの7月に神田で復活することになったという。俺はまた「背筋が伸び」「自らのテリトリーを自覚する」という、一見窮屈なことがとても気持ち良く感じられる時が来るのだろう。
そんなわけだ。
私は脂たっぷりのカレーが食べたかったのだ。
前川教授などというバカがツイッターでベリーリブの写真を上げた。ロシアンルーレット引き金の最後。こもっていた玉は赤身たっぷりのとんかつであった。
こ、
こ、これは!?!?!?
うーむ矢張り厚い。厚すぎる。なんなんだろう今日のカツ…厚い…
などと言いながらお箸で真ん中からつまめば…お刺身であった。
美味しいレアとんかつは、タタキというよりもお刺身の味わいなんである。
まずは入浴させたトンカツを食う…
俺はトンカツが食えるくらいの大人にはなれたんだ、しかも美味え…
などと想いを反芻した。誰かもこの道を通ったのか。
当然端っこ脂部位はお醤油で食う。俺の流儀だ。
キャベツにかけたソースは、カレーの部分にもかける。俺なりの隠し味さ。しかし今回のカレーはヘルシーだ、脂身が非常に少なめだった。
「カレーアブラおおいとこ」コールができるかどうかも気になるところである。
半ライスおかわりをもらったらカレーまで「余ってるから」といってサービス頂いてしまった、、、AZMS!!
耳かっぽじってよく聞け…お味噌汁は締めのデザートである。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽くお会計して退店!!
帰宅して実家帰省準備したら一瞬で終わってしまったので俺は夜を堪能した。
明日ハードスケジュールだなー、なんて思いながら睡眠時間削ってやれやれ参ったな、と。