村上春樹が苦手です。
絶対に嘘だろ、と思った貴方。貴方は間違っていないと思います。
そう思うのも仕方ありません。私もくどい人なのですから。
マジで小説は5分続けて読めない。飽きる。くどい。脂っこいと言うよりはもう、しつこい。俺がこんなこと言われまくったらマジで凹むと思うけど、本当に受け付けない。海辺のカフカ、買って20分読んで限界がきてそれ以来1ミリも読めないまま大学のサークル棟に置いてきた気がする。
「この小説おすすめですよ」みたいなのは一切不要なのでそこんとこよろしくお願いします。
一言付け加えると、村上春樹においては小説が苦手なだけで。エッセー的なものになると全く問題なく読めるのだ。
それもそのはず昔懇意にしていた女の子から「走ることについて語るとき僕の語ること」を押し付けられて読んでみれば、たちまち私の語り口は村上的なものが追加された。
ロックンロールとは模倣とパクリの消化の歴史であり、それに倣えば私のやり方は極めてロックンロールだと言える。カート・コバーンの前にピクシーズがいなければ、あのカート・コバーンの叫びは搾り出されなかったのだ。偉大な先人がありてこその世の中であり、歴史とは俯瞰するための学問であってはならない場合が多々ある。
アイディアの出所というのは大抵、大釜で煮られたスープのようなもので、我々は火を絶やしてはいけない。時に強火で、走るように脳を燃やしていく必要がある。
そう思うと私はやはり歩く必要性を感じたのだ。心に燃料を投下してなお、静かに、極めて静かに燃えるのが我々なんだと思う。
そういうことを語りに行ったのだ。
こ、こ、
こ、これは!?!?!?
「エクストリーム辛味噌ラーメンです」ってノリノリにラー油のご説明…さらに奥行きのあるラー油の仕上がりになった模様。
初っ端お味噌オンリーのゾーンから麺引っ張り出してみれば嗚呼…何で美しいのだろう。ズルっとやれば甘美なお汁が口の中にアッ、、、
辛いとこからも引っ張り出してズルッとやればマジうめえ…辛さマジジャストサイズ。
辛味の奥底に確かな風味香る何かがいる…美味すぎるわけだ。
おネギ鎮めてちゃーしゅー飯に乗っけて食おうとすれば嗚呼…完璧じゃないか!
写真ないけどまあみなさんの想像力にお任せします。ネギマジうまいよネギ。
最後は辛いのパラっとやって堪能した。
サクッと完食当然完飲制倶楽部ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈等をして退店。
駅と逆方向に向かおうとする僕に「マジすか」と言った店主のリアクションを無駄にしないためにも、吉祥寺までしっかり歩いて帰った。
「歩くことについて語る時だいたい俺はラーメンを食ったあとである」
誰かこのブログの傑作選、まとめて出版してくれないですか。