秋の風が爽やかに
妙齢の淑女が艶やかに
10月の訪れを伝えてくれた。
木枯らしというにはまだ少し生暖かいし、日差しもまだ夏に近い光線のような気がしている。
だいぶ空が澄んできたような気がする。雲がかなり低くなってきた気がする。このまま冬に近づくにつれて俺たち東京民は富士の頂をお目にかかる機会も増えてくるだろう。俺はその時を楽しみにしている。
そういえば。
北海道の夏空は雲が高くて。雲の背が高いのではなくて、底辺そのものがとても高い位置にある。科学的なことはよくわからないのだけど、その空の高さに少しばかり心の余裕をもらえることがある。だから俺は澄んだ秋空が好きなのかもしれない。
夕日を背に受けて坂道を登っていくサンフランシスコみたいな風景を、東京で妄想するのは流石に大袈裟かもしれないが。
朝よりも夕方が圧倒的に好きなのは、どうやら仕事や学業からの開放感ではないらしい。ミネルバの梟は夜に飛び立つわけだし、暗闇が手を差し伸べたり夜が窓から入ってくる危険に晒されることもあるが、最近の俺は腹を括ったのか、あまりその恐怖に屈することもなくなってきた。
やはり朝が怖い。朝が怖いとか言いながら行き先が立石であれば何も怖いことはない。怖いのは奴の遅刻と専務の睨みであり
「守谷二郎行くから立石に向かいに行く」などとイキっていた脱獄犯は
いつのまにか
「早稲田に行くから着いてくんなよ」とか言っちゃうテンションに切り替えていた。
こ、
こ、これは!?!?!?
メチが無ければビールを頼めばいいじゃない。
辛いつけ麺食べたければ辛味を全部ぶち込めばいいじゃない。
まずは素の麺とAZMSしたラー油麺ズルっとやれば嗚呼…やっぱ最高な麺だ。写真ブレブレで引いた。
メンマ移してズルっとやれば嗚呼…マジ…マジ完璧だわ。写真ブレブレでドン引きした。
そしてつけ汁ドボンすれば涙からアルコールが検出されるほど泣いてしまった。
生玉子とAZMSAJTMもブチ割って大満足。
タイミング見計らってスープ割ブチかませば…美味すぎたな。
大満足完食#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
たいぎゃくんと早稲田散歩してシーシャ吸って帰った。
朝出発したのにすっかり暗くなって、金木犀の香りが目の前の世界を映画化していく。
横にうるさいガルフィー奴がいなければ。