お礼参りの旅は続く。
まだまだ終わることのない、再確認の日々である。
こういうきっかけでもないと、自分の中の大事なものと向き合えないのは本当に悪い癖だ。ラーメンに関しては至極浮気性であり、これと決めたものに対してはしばらく熱くなるものの、まぁ続くのは長くて1年くらいのもので、あとは利便性と己の中の心持ち次第という感じである。
何度も言ってきているように、結局のところ「近すぎず遠すぎず」っていうのが自分の中で一番大事なことで、あんまり近くても「いつでも行ける」感が出てしまうし、遠かったら遠かったで時間の無駄、よりも運賃の問題が重くのしかかってくる。JRだけで移動できるならいいものの、都営地下鉄という名の面倒くさいやつが出てきてしまうと、俺は途端にやる気を無くしてしまうのだ。
例外は宇ち多゛だけ。わかるよなそれは。
話が変わるが、例の番組での泣き所のピークは大きく3つあった。
一つは「みんなおばちゃんの子ども」の件。
そして一昨日書いた越谷青木店主の涙。
最後は吉田国宝の件。ありゃあ本当に泣けるエピソードだったが、総帥の大きさを物語っているものだった。
まあ電話でどれだけ怒鳴られたかはわからないが、どうも俺にとってはあのシーンが本当に感動的だった。
クビだ!は褒め言葉だ、ってそういう柔らかい雰囲気を作れる人こそが人を育てるんだよなと感じる。
そんなことを考えると、俺は朝の三田に行かなきゃいけないし、ひばりヶ丘にも行かなきゃいけない。
どっちが便利かといったら当然ひばりヶ丘だ。
仕事終わりにチャリを漕いでしまえば片道30分。バスより早い。
手土産持って烏龍茶も頼んでいつもどおり「売れてる?」なんて言葉をかけられりゃ余計に美味く感じるのは当たり前のことだよな、って思いながら。
こ、
こ、これは!?!?!?
ヤサイコールなんかここ数年したことないのにクタの斜塔。
たくさん食べろよ食物繊維、というメッセージだと勝手に受け取っておく。
ヤサイ崩してスープに浸しながらパクつけばブタさんのお出ましだ。
麺引っ張り出してズルっとやれば嗚呼…最高のド乳化お汁麺。甘い。しょっぱい。アブラっぽい。こんなにもブチ上がるものはこの世の中に存在してねえ。
茶色に染まった麺は、底から掘り返せば掘り返すほどに塩分を孕んでいく。俺、喉乾いたとかいいながら茶を飲みつつ舌のビリビリに恍惚とせざるを得ない。
堪能した。
大満足完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
甘いビール嫌なんだよな~とかいうから酸っぱいやつ。
次行くときのリアクションが楽しみ。
とかいいながらまた3ヶ月経ってしまうのは目に見えてるがな。