フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

たんたん亭 『ワンタンメン大盛り』

 

 

 

 

 

 

 

最近ふと思いつくづく考えてることがあるんだよ。

 

 

 

 

 

おっ、キリヲ語録かよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラヲタは歳とともにラーメンの優先順位が変化していくとさ。


つまりは「量」「エクストリームさ」「味」「雰囲気」だ。

 


最初のうちは「エクストリームさ」に惹かれるもんさ。男の子だからね。高い山に憧れるのは当然だろう。


男はいつだって山に登りたいんだ。ヤサイの山にほぐしブタの茶色いのが乗ってみろよ。どう考えたってそこに女性を見るものだ。

 


でもな佐川。考えてみろ。あれはどう考えたってもやしの山だぞ。どう考えたってもやしなんだ。もやしを美味しく食べる、というのも、美味しく食べさせるというのも確かに技術がいることだし、それが幽霊かといえばそんなことはない。確かに俺達は満腹になることが出来るわけだが。

 


どうせなら男なら麺を食いたいと思うようになるだろう。それが「量」だ。


急にハマっていくと、麺を食べるための技術がどうとか、箸の持ち方を直したほうが懸命だとか、そんなことを言い始める。

いつの間にか

「ヤサイは麺の山を隠すためのもの」とか言ってイキりだすようになると、男は必ず痛いめに遭う。

 


「店主が小と言えば小」なんていう迷言とともに軽いいじめに悶えるようになるんだ。男ってバカだから。

 


でも30をすぎるといつのまにか食も細くなってくる。男たちはそこで新しい楽しみを見出すような気持ちを抱くようになるんだ。

 

 

 

それでもエクストリームなものを忘れられない。己の中にあるエクストリームって何なんだろう。そう自問自答するようになれば、自ずと目の前に大木が現れるんだ。下品と言えば赤坂!とか言ってる巨木にな。

 


そうして様々なものへの見聞が広まってくる。一枚岩でなくなってからが男だ。立ちが悪くなり、セックスの質も変わってきたと思えば男としての第二の人生を歩むための道がひらけてくるんだ。「味」に何かを求めるようになってくるんだよ。

 


いい女を抱きたいと思うように、良いラーメンを食いたいと思うようになる。豊満な身体や、若いエネルギーを感じたいという境地に至るのは当たり前のことだろう?


でもな、それにも飽き足らず生きていれば、歳とともにまた新たな扉を開けたくなる。それは先人が築いてきた大きな歴史とともに、熟女のような深みを感じたくなるんだ。ラーメンはひょっとしたら食ではなく、性のメタファーなんじゃないかと気づいてきたよ。

 


だからこそ「雰囲気」は大事なんだ。それは「歴史」とも置き換えられる旨味かもしれないな。

 

 

なんていう汐留あたりのおじさんたちの会話を聞いていて頭が痛くなった。
都会に住む男たちの苦悩って一体何なんだろう、と思ったのだけど。


これがもしかすると人生の縮図なのだろうか。

 


そんなことを思いながら俺は、人混みで大変なことになっている吉祥寺を脱出して井ノ頭通りを下った。

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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ワンタンっ食いに箔がつき始める予兆みたいなものが俺にはあったのかもしれない。

 

 

 

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そして古典をしっかりと学ぶこと。これが俺の近年の課題になってきたような気がするんだ。

 

 

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ズルっとやれば嗚呼…硬めに仕上がった麺が、煮干し香る麺を持ち上げてくれれば俺は何も言うことはない。


永福エリアの血か、これは。好きなブツだ。大盛りにすれば十分な麺量。

 

 

 

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肉厚のワンタンが馬鹿見たくゴロゴロと入っている。どれもジューシーで、しかもこの数。

 

 

 

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なんと広大なんだろうか。井の頭線沿線、俺の知らないことがまだまだあるじゃないか。

 

 

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サクッと完食#完飲制倶楽部 でゴクゴクブチカマしお会計軽く会釈して退店。

 

 

 

大宮八幡を散歩したりして秋の深まる雰囲気を味わう
これが加齢だとすれば俺は、順調に歳を重ねてきているのだろう。

 

日曜日は日曜日だからな。

 

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