フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

麺屋永太 『つけメンマチャーシュー 大盛り600 生玉子 辛味(別皿)ビール』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30代中盤にもなると、様々なことが起こる。

でも普通の人生の半分くらいのイベントは捨てている気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、それを悔やんでいるというわけでもない。そういうわけではない。

 


30過ぎたおっさんが集まると、話題はやはり家庭の話が多くなる。
これがあと10年もすると体調の話、ということになろうものだが、俺の周りではもう体調の話でもちきりとなる。
家族の話、子供の話、結婚の話。ともすればもう「夫婦関係が冷めきっている」であったり、「〇〇が離婚した」といった話にもなってくる。
結婚も女の話も聞かない男との会話になると、大抵が他人の話題から「やだねえ」なんて愚痴り合ったりすることになるのは間違いない。
ぶっちゃけ寂しい連中だな我々は、と少しどころかだいぶ悲しくなる。

 


人生において何を最優先にするか。俺の人生はまだなにか起こりうる、と思っていたのが20代前半。普通の人生を送りたい、と思っていたのが20代後半。
今となっては諦めの境地。業にまかせて生きていくことを否定しないと決意したのが30代中盤の今だ。

 

この日の話題は、精神的な病についての話であった。


30年も生きていれば、身内は誰かしらそういった事故をやらかしている。多くが抑うつと言われる状況に陥ることだ。
その原因は基本的には金にまつわるところが大きい。俺もある意味ではそうだ。何かしら金にまつわるダメージを受ける。
俺に至っては金欠がカルマみたいなもんなので、この鬱屈した思いが10代の頃からずっと続いているのは、そういうことなのかもしれない。

 

 

 

旧友とのドライブは必ずと行っていいほど馬鹿みたいな盛りの店を選ぶことになる。
痩せの大食いの代名詞。悠楽に行けば必ず唐揚げ大盛り。頭のおかしい飯屋がだいたい集合場所。


「食が細くなった」とか言ってくる同世代にはショットガンドロップキック。そんな合言葉を、我々はいつまで言い続けることができるだろうか。人はいつまでもつるの剛士に幻想を抱いてはならない。自分の意見に理解を示せず、ダメだと思った友人を突き放す時は、人生において必ず来るのだ。


実家に帰省するから猫の世話をしてくれ。そんなお願いは、無類の猫好きで猫アレルギーの俺にビニール手袋を買わせるに至った。恐ろしいことにそのビニ手は、製麺のために買っておいたものかも知れない。

 

 

 

 

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愛くるしい毛玉野郎の世話をする日のお給料として食うこのブツ…給料日のラーメンと、人の金で食うラーメンは美味い。食う前からバイブスぶち上がりだったわけである。

 

 

 

 

 

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?!?!?

 

 

 

 

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しばらくぶりの蕨行脚。駅前を通るだけで心が踊り、店の前に行列ができていないと一気に安心する。安心してブチ上がることを選べるわけだ。

 


当然ながら助手席に乗って、しかもラーメン代が浮いたとなれば赤星をやるに決まってんだろ!!

 

 

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やっぱりこの量のブツが目の前に来ると心躍る。俺にとってもこれがジャストサイズだ。

 

 

 

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素の麺をズルっとやればやっぱりこれ最高にオイチイ!!メンマとチャーシューでやれば完全に白米代わり。

 

 

 

 

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辛味ぶっかけてアレすれば、口の中に広がる芳醇な香りにイキかけることは必至。

 

 

 

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つけ汁ドボンすれば嗚呼…もはやこれに代わるものも見つけられんと言うものだ。


フレーミング・リップスの新作と同じくらい壮大で哀愁漂う世界観を見せつけられている気がする。

 

 

 

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スープ割するのが惜しくなるほどの濃厚汁ではあるものの、スープ割すればまたそれはそれで最高のお汁を堪能できるわけさ…

 

 

 

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大満足完食フィニッシュムーブ直近2回のWeb記事掲載許可の感謝を伝えて退店。

 

 

 

 

 

帰りは「新しい猫のトイレを買う」とか言ってホームセンターを探していたのにも関わらず

 

 

 

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沖縄育ちの我々の前に現れた「東京書店」の文字。


お前ら…存在しとったんかい。埼玉に。