夏の風物詩
特に食い物的なものはあまり興味がない。
ただし、風物詩と旬は別だな。
季節の野菜やフルーツ、肉は身が締まらないなどという都市伝説。海産物についてはなんと言っても雲丹だ。異論は認めん。牡蠣は冬。エビは北海道では夏ですね。
もう少しするとサンマが入ってきますね、などと言いながらどうせ食べない。食べたいけど面倒くさい。それがサンマだ。外で炭起こして焼いて食うしかない。家ん中じゃさすがにやってられんわな、というもの。
秋が来ると夏の風物詩も終わる。秋を迎え、果物が熟する季節が到来する。俺は年中冷やし中華を食ってもいい人間だし、蕎麦は常に冷やして食いたい人だし、うどんはあったかいのが好きなわけだ。夏場は目のやり場に困るけど、好きなのは春秋な服だったりするし、なんならちょっと着膨れするくらいの冬がなんというか好きだったりする。これは全部嘘だ。
昨日なんか一歩も家から出なかった。飯は適当に蕎麦を食った。おかげで体が硬直し切っているイメージがある。クビがボキボキ言っている。無駄に家で一人思案を張り巡らして生きているわけだが、流石にこうも暇で、かつなんかお前らcovid-19のことなんかすっかり忘れたフリしている世の中を見ると、俺はより体を硬くする。
まだ1日100〜200人近くの感染者が出ている。油断してたら誰か死ぬか殺されるかの結末を迎える。大麻よりずっと怖いんだからな。シーシャは喫煙だから身分証くらい持ってお店に行くのは常識だよ。やりたきゃ路上か家でやれ、カブロン。
そんなに地方のラーメン食ってどうすんだよと思う地方出身者の俺。
ラーメンスタンプラリーなんかクソ食らえだ。
俺はラーメン二郎全店制覇になんか興味ねえからな!!(盛大な前フリ)
おすすめのラーメンとか、こちらから求めてない場合はマジで要らないのでそこんとこよろしくお願いします。
100回がんこ食ってから言え!
耳元で絶対運命黙示録歌うぞ!!!!!!
とか暴れたくなる気持ちも抑えられるのが早稲田通りでのひと時だ。
かしらかしらご存知かしら〜?t行ってつけ食いてえと漏らしてた妹を召喚してどうもどうも〜とか言いながら接続。久々にパンクスおじさんと遭遇し軽く会釈。
宣告人になるのはいつだって辛いものだ。
こ、
こ、これは!?!?!?
やはり君は最高だよ。シンプルイズザベスト。ザベスト。
チャーシューもメンマもいらない。いらないわけではないが必要はない。この日は二日酔いだったから無理しちゃいけない。
天地返してみれば…そう、冷やしではない。俺は敢えての温かい塩油そばを選んだ。
何故かって?俺は好きなものを食いたいからだ。
黒胡椒に和えられていく麺…素敵じゃないか、キミ!
ズルッとやれば嗚呼…世界一美味いアーリオオーリオだ!!アッー!!何故こんなにも美味いのか…
絶対運命黙示録
生玉子ブチ割ってよく混ぜをすれば…ここにチーズがあれば、というような邪な思いすら湧かせない。
俺は薔薇の花嫁となることを誓った。それが決闘の定めだから。
胸の薔薇を落としてしまった。もはやこれは魚介の味が出たペペロンチーノだ。
サクッと完食間近当然スープ割りキメフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
二日酔いの頭抱えながら家帰って寝たら、辛味が消化器官内で暴れ始めてミザリーなお気持ちを抱える結果となった。
俺は浅く広い海より深い沼を選ぶ。上澄みを掬って飲むのは、好かん。
だから風物詩に左右などされん。
絶対!運命!黙示録!!