プロレスに育てられた。
そんな同世代、それより上の方は多くいらっしゃることだろう。
プロレスに、育てられた。最初の出会いは…ってたぶんこれ書いたこともあるだろうが、『浦安鉄筋家族』が全ての始まりだった。国会議員の登場、パンセン(ハンセン)に興奮する桜、大鉄が橋友(橋本真也)からベルト奪取など…登場人物含めてこれこそプロレス、って思わされる感じがあったからこそ、私は新日本プロレスにハマっていった。
完全にnwo世代真っ只中となった小学生の私は、中学生の頃には桜庭和志とグレイシー一族の戦いに惚れていった。総合格闘技時代の到来である。
プロレス冬の時代は長かった。2000年代中盤から2010年代初頭まで続いていたように思う。その間、たぶんに漏れず私もプロレスを見ない日々が続いた。2014年頃、沖縄から出てきた私はなぜかプロレスを見る機会を増やしていった。新日本プロレスワールド配信開始直後から、月に私財999円(税込)を投げ打って試合生中継、アーカイブ、歴史ある一戦やインタビューを楽しんでいる。
時は2020年。プロレス界において最大の変化の一つは、確かに試合ができなくなったことだ。しかし、やはりエンタメとしてのプロレス産業も生き残る術を考えてきている。それに対応するように、一時代を築いた名レスラーたちがYouTuber化した。獣神サンダーライガーや長州力のチャンネルは、飛ぶ鳥を落とすように登録者を増やしている。
しかしながら、プロレス界でのYouTuberの走りはおそらく船木誠勝。
パンクラスの象徴、ハイブリッドレスラー、ドクターコトーシリーズの俳優である彼は2017年からひたすらプロレス、総合格闘技に対して「語り」をするチャンネルを運営している。最初の頃に比べると話もめちゃくちゃ上手くなった。最近の投稿は全て見ている。
同じように、UWF勢でも前田、田村、菊田早苗などが当時のことを語る。しかしながら、船木ほど確実に、わかりやすく時代を語っていくレスラーはいない。この点において絶大な信頼を寄せることができる。
ヒクソンに落とされた時はカッコ悪い、と子供心に思ったものだが、ちゃんと新日道場から総合にかけて語れている話ぶりよ。歴史の証人になれる者は総じて聡明である。
ちなみに、このコロナ禍で一番試合を見た選手は田村潔司であった。田村、本当に強かった。大人になって初めてローキックの怖さを知った気がする。
とまあ、前振りは長いのだが。
新日本プロレスといえば上野毛道場。上野毛といえばアントニオホドリゴノゲジ 。
マニーパッキャオをパッキャオしたろか!!と気合入れて突入した店内は何故か…照明がついていなかったのである。
こ
こ、これは!?!?!?
やっぱ丼でけえ…とか言いながらもすでに俺のよだれはヤワ麺の受け入れ態勢バッチシであった。
ズルッとやれば嗚呼…先日の桜台と真逆のブツ。ガッツリお醤油バイブスを液アブラで包んだらもう、俺まで包み込むようにスモールパッケージホールド。
生玉子ディップしてみればブチ上がり案件確定。生玉子合うなー。ブタさんも生玉子つけて完璧な具合だ。
堪能した
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
新日の道場前を通ったり、土手でチルアウトしたのち多摩川沿いをチャリで駆け抜けて帰宅。
電車よりチャリの方が圧倒的に楽な立地。
ノゲジ食いてえ