ラーメン二郎 神田神保町店 『大ラーメン 生玉子 生姜』
年末年始まで3連休はないそうだ。
カレンダーからいつの間にか
「天皇誕生日」は消えていた。
マジかよ、となった俺は一瞬で遊びの予定を詰め込んだ。
まずフライデーチャイナタウン!阿佐ヶ谷にて某宅飲み大実施。家主渾身の低温調理肉やサクッと仕立てたお刺身などに舌鼓。罵詈雑言飛び交う飲み会で我々の血中アルコール濃度はガン上がりし、チン◯頭の若者を呼び出せばおイタをかましたりしてなんという祭りだっただろうか。私は最後1時間くらいの記憶がなく、気づけば帰宅してリビングで寝ており、使用人たちに「起きろ!」と叩き起こされて寝室へ向かった。
朝っぱらからベーシストのジマより連絡が入っており、「何時に行きますか」と。そうだった、、、二日酔いであんなとこ行っちゃいけないじゃん…14時集合にして、と伝えて私は当然15分も遅刻をかました。
並びが…少なかったのだ。
ビビるくらい少なかった。
早番の助手さん寄ってきて俺の腹をタプタプしながら「僕6キロ痩せてたんですよ〜」ってやかましいわ!ラーメン屋さんはハードなお仕事だから…いつもご苦労様です。とかなんだとか言ったらサクッと店前到着。
ヒゲ長えと散々弄られつつピンクの食券出して「優しくしてください」と伝えた。
「…お前、俺の優しさが伝わってないんだな…」
いや、、、そういうことじゃないっすいつもありがとうございます普通の大ラーメンくださいなどと伝えても聞く耳持たず、豚を切っていた手を止めてジマの顔を見つめ
「…認識してない。認識してないから安心しろ」などと真っ赤な嘘を、
罪のない、
否、罪深いお言葉を我々に投げかけたのであった。
こ、こ、
こ、これは!?!?!?
この量…この山…夏場は避けねばならないとてもとても恐ろしい山を我々はまた登らねばならなくなったのだ。
ブタ…
アブラ…オーダー過剰だった。多めとか言ったらダメだ。
ん、まあ高さはそんなに…などと思いつつもそのなだらかなカーブを我々は理解できていなかった。
持ち上げズルッ…も、持ち上がらねえ、、、しまった完全に地盤沈下型の盛り、デロで確定のバカ盛りAZMS!!などと言ってられないブツだが
一口ズルッとやれば嗚呼…やっぱ美味え。美味すぎるわ…お醤油しみしみの麺美味え!
当然減るわけもなく油断ができなかった。俺は猛スピードでブツを吸い上げていく。
ブタも…いや、豚減らしたところでこの厚み…
死を覚悟しつつ俺はアブラをサカナにブタを食ったらまあやっぱこれこそ至高のブタ。
箸休めに生姜などを食いつつも最後、生玉子使おうとしたらもうゲップで胃の容量を開ける隙間もないほどに…デロ麺マジック炸裂。食い終わる前に「足りた?」などと聞かれて大悶絶。
命からがら完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
大悶絶しながらも西荻で降りてワークマンで派手なジャケットでも買ってやろうかしらんと思って試着したら、腹よりも肩幅引っかかり3Lでもキツキツで泣いた。
痩せないと、などと言いながら翌日もまた二郎で涙をのんだのであった。