帰省から帰ってきたタイミングで振り返りを試みる。
こんな生き地獄あるだろうか。
帰りてえ。
今すぐ北海道に帰りてえ。よりによってこんなに思い入れのあるブツの投稿をしなければいけないなんて、本当に地獄すぎるというものである。
帰りたい。
(ライジングの会場に帰りたい)
本題に入ろう。私は実家帰省の際、交通の便を非常に重要視する傾向になった。いや、これは今、東京にいてもそうかもしれない。
出来る限り歩きたくねえ。完全にデブの思考だ。この夏は本当に熱中症に苛まれている。クソみたいな肥り方をしたせいで私、この度は完全にダイエット、というかこの「ゴン肥り」の直前のコンデションまで戻そうという気になったわけだ。
だからまあラーメンも1日1杯まで。そう誓ったわけである。
体調が何より重要だ。ラーメン食いすぎで怒られる、なんて日常すぎるせいで完全に麻痺しているが、地元への帰省は非日常であり、日常での批判、制約には耳を貸さないと誓ったとしてもまぁ一杯で済ませよう。そういう気持ちになった。
だがしかし。皆様はご存じないかと思います…
我々には「味噌ラーメンにはライスをつける義務」があることを。
そう、我々消費者側に課されるのだ。これは日本国憲法でも制定されている。
『日本国憲法条文『健康で文化的な最低限度の生活』には、「味噌ラーメンにはライスをつける義務」を国民に課す意味が含まれているのである。』
(民明書房刊『さっぽろ味噌ラーメンの掟』所収「味噌ラーメンの起源」より)
お分りいただけただろうか。
そしてライスをつけたらチャーシューも増さなければいけないのである。
こ、
こ、こ、これは!?!?!?!?!?
俺のノスタルジーを100点満点なほどにくすぐるこのフォルムとニンニクの香り…隣に座った西洋人の兄ちゃんすらもご満悦にさせるほどのオーラを纏っていた。
(まるで形状が違う)
一口啜ってみれば嗚呼…アッツウィ!!アッッッツウィ!!
これだよこれ…これがねえと始まらねえし、俺の目からは塩分過多な涙が流れたことは言うまでもない。
なぜ俺は4年もここから離れていたのだろうか。
たくさんのチャーシューはライスに載せて熱を加え、そのチャーシューでお米を包んで食う…それは家系ラーメンにおける海苔の如し。
チャーシュー、しっかりとろけるのにその形を崩さないところを見ると、相当な纏で守られているのだ。バチクソ美味えよ…美味すぎる…
一味ぶっかけスパイシーにしてみれば最早完璧だ!うめえ…向井秀徳言うところの
「(ギターの弦が)ゴリゴリこすれるような、アタック感の強いギターサウンド」
と評されるスープと麺の力強さ。参った、、、参ってしまった…
当然アチアチ()のスープは飲めるわけがなく完食フィニッ…と思ったが無理であった。
#完飲制倶楽部 ブチカマしお会計して退店。
俺がこの大通西8丁目まで歩くのにはもう一つ、理由がある。
当然ながらさっぽろ大通ビアガーデン、THE サッポロビアガーデン。
北海道の短い夏を堪能する序章としては完璧であった。