フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

滝野川大勝軒 『チャーシューメン 中盛 生玉子』

 

 

腐れブロガーを始めておそらく4年目くらいに差し掛かっている。

 

 

東京に来てからもうまる4年だ。

思えば遠くまで来たもんだ、なんて思っても前いたのは沖縄だし、それ以前に私はnowhere manだし、松本隆風に言えば"Now Here Man"なわけで、私が今ここにいるからこそ私は私の存在を疑いえないのであり、人生とは刹那的に流れていくものである。

 

 

だいたいにおいて食事というのはその時々、何か目的があった上で達成されるものだ。井之頭五郎を見てみたまえ。彼は行く先々でその土地にあるものに気の向くまま暖簾をくぐる。

 

私と言えばどうだろうか。あれ食べようかなどうしようかなと常に考えては、食がある意味の趣味と化している。私はその、「徒然なるままに」感の無さに、たまに「何してんだよ」という気持ちになる。

 

 

私はそんな気持ちを今晩は抑えた。

 

 

というよりも御誂え向きなまでに東京の北端で仕事が入った。私は思わずその瞬間にガッツポーズをキメ、迷わず私は直帰を申請し、背脂ラーメン!背脂ラーメン!!とテンションを上げていたのが一昨日の昼間だったのだが、昨日の朝にはもうすでにその心は折られていた。永太の背脂ラーメン、基本的に1日で売り切れてるっぽいな…

 

 

 

 

どうでもいいや。帰ろ。

否。そんな気持ちに水を差すのが足立区からの魔の怪電波であり、私は魔窟として最も苦手な土地である池袋で降りた。

 

 

 

 

 

もう一つの魔窟と言えば、私にとってどうも苦手な意識があるのは「大勝軒」という文字だ。これが永福系ならよいものの、どうも東池袋を発端としたその血…沖縄のアレがダメすぎたからかもしれないのだが、どうも御茶ノ水のアレも苦手であり、本当に美味いものはどこにあるのだろう、というのがこの流浪の民の一つの疑問ではあった。

 

 

 

大事なのは、土地で飛び込む勇気だ。

 

 

 

 

俺はそのガラガラの店内に入り、店員か店主かわからない気前のいいおじさんに生玉子についてのレクチャーを受けた。

 

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これが大勝軒クオリティか。なんだか心が温かくなったのである。

 


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こ、

こ、れは!?!?!?

 

 

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なんか見た目べんてんっぽいど濃厚な汁ではないか…しかも中盛りとか言っといてかなりでけえぞこれ!

 

 

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まずは麺を…うめえ!!アー、濃厚だ。これはいいな。若干のエグさもあるのがなんかもうたまらん。

 

 

お客さん少ないからってチャーシューの切れ端も入れてくれたらしい。ヒジョーによく喋る店員の視線にドキドキしながら写真を撮る気も失せていったもんだがまあブレの範疇。

 

 

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こんだけ美味けりゃ…上澄みの油層とスープをしっかりと混ぜて食えば十分に美味い。夜にこれ系欲したらここで決まりだ。

 

 

 

次はメンマだな…とか想像しながらニンニク入れようとしたらなかなか出て来ずまた店員さんにやたら絡まれたのもいい思い出だわ。

 

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次はメンマだな…とか考えながらサクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!

 

 

大都市池袋まで来たのにレイドが全く無いことに愕然として高円寺に降り立ちレイドブチカマして散髪した。

 

 

 

今日の放課後…長かった。

次はメンマだな…