一条流がんこラーメン総本家 『あん肝鮟鱇SP100麺だけ大盛りサイパン ツケダマ』
淋しがり屋の週末を彩る方法はただ1つ。
酒である。
地味な人生だ。私の場合、人々の群がりでこそ心が満たされるものである。キーワードはコミュニケーションだ、上手く使いな。人混みに流されて変わっていく私を、とか言いながら会話もしないような人々に用はないわけで。
しかしながら。貴女の鍵穴に合うようなブツを持っていますよ、とかいうおふざけもそんな初対面みたいな人にできるわけないし、俺ぐらいになると「文章が長いから鍵垢をフォローさせてもらえない」とか早売りコミック雑誌獲得の達人・漫画ゴラク友の会会長にディスられるレベルである。
こんな!時間に!投稿したところで!時空が歪んで泥酔しながらキャプションの続きを書き始めるとどうしたってテンションに違いが出るのはもうこれ圧倒的なほど明らかなことで、思い返せばなぜ俺はこんなに投稿をためていたのだろうと嘆かずにはいられない!!
23日平成最後の天皇誕生日に!!
俺は!!
アンコウだけならまだしもあん肝の文字を見逃すことはできなかったのである!!
学校もないし家庭もないし暇じゃないしカーテンもない私は10時45分に起きて準備をし、家を出てすぐのタイミングに同行者から「今日無理です」「寝坊カマしてバイト遅刻も確定しました」とか連絡が来て「大学生めぇ〜」とか嘆きながら店前に着いたら40程度の行列。結局その後行列は折り返して1周+αという強烈な混み具合を呈していたのである。
入店し!上着をかけて気合を入れ!その後に控えた家がんこ会の準備も備え当然下品の風味を覚えるべく大盛り!とか言いながら塩分量に恐ろしくなり麺だけ大盛りブチカマした!女将が俺の顔を見て喜んでくれているように思えるのは嬉しいこと。家元に「肉少ないじゃない」とか言ってくれてるのめっちゃ嬉しい。
来てよかった。
そう思える一杯があった。
こ、これは!?!?!?
アンコウの芳醇な香りが俺をビンビンにしたズッとやれば完璧なまでの濃厚さだ。勝ったな!
ズルズルやれば最早何も敵うものはない。
とんでもない旨味が俺を襲う…この後に俺自作がんこ仕込むのか?アホすぎないか??
完璧なまでのバランスだった…つけダマぶっ混んでもそれに負けず、カエシつけ麺してもまったく負けないのがすごい。
何しろカエシが…カエシが美味かった。俺は完全に陶酔への道を選んでいたように思える。
堪能した。
ごつい豚AZMS!!
サクッと完食当然KKブチカマしフィニッシュムーブ翌日のスペシャルについて聞き深々と会釈して退店!
完全に遅刻確定しつつも夢から覚めたくない思いでいっぱいだった…ヨツサンから四ツ谷丸ノ内線乗り換えで中央線に乗ったタイミングで上着を忘れたことに気づく。
暖かかったからな。
とか思いながら帰宅して戦いに備えた。