俺は小物の首には興味が湧かない男
スマホが指す方向 照らすストロボ 騒ぎ出す鼓動
ハイプレッシャーな状況に身を置き
ひらめくという事への喜びを
ラーメンひとつで現す試みを続ける心奥底の弱点滅ぼし鋼の衣に
…とか言ってるつもりだった。
俺は彼のBOSSIZMを胸に、あくまで違う方法で、なんだか知らんがじわじわと「アート」とか言われてのぼせ上がる気持ちを抑えながらもただただ「食べたい」という気持ちだけで動いてきた。
たかが7,000人にも到達していないインスタグラムのフォロワー程度で何言ってやがる。(5/5時点で到達しましたありがとうございます)
俺の友人が1万人な訳がない、と言っていた難波章浩の言葉を思い出し、胸に秘めたまま生きている。
インスタ映えじゃねえ ヒップホップだ!
ただ、「いいね」は欲しい。そう、ただただいいねは欲しい。それは認める。そしてお願いだからフォロー下さい。文章褒めてくれたら大抵フォロバします。最後の最後にまた脱線しまくるアレですが許してくださいね。
川´З`)<シャレです。シャレ。
そして俺はただ歴史の生き証人として、出会えた後の3年間の喜びを突き詰める旅路に出たつもりだった。それは中央線に乗ってわずか20分、地を踏みしめて15分間のHeart Of Goldなのだ。
…目の前に8、90人近くの行列を確認するまでは、だった。
お前ら2,500円も払って何を食おうとしてるんだ。見たことねえ顔ばっかだぞ!!とか言いながらも常連の皆様はしっかり先頭方面に座ってるしもう頭が上がりません。
トータルタイム3時間を覚悟して着席。無駄な暇つぶしをブチカマしつつ1時間ごとに来る知り合いに軽く会釈しながら心を高めていった。俺にはとてつもない余裕があった。
だって俺
お腹いっぱいだったからね!!
180センチの刃渡り ラーメンアサシン
しっかりやらせて頂きます
入店して醤油コールすれば「塩が出ると思ってたんだが」と言われつつも俺はどう考えても醤油だった。がんこラーメンに何食いにきてるかっつったらそれ、醤油。ここまできたら俺は醤油でそのスープを飲むことを決めるしかなかったのである。
こ、
こ、、、これは!?!?!?!?!?
な、何の変哲も無い上品ラーメンだ…上品だ…
上に乗りしきゅうりの漬物のような見た目のブツが、海亀の肺。恐る恐る食ってみると…すっぽんどころじゃねえよこのコラーゲン質。すげえ…めっちゃうまい。
そしてそのスープ。完全に上ブレの上品を超えたブツだ。麺ズルッとやれば香ばしいブツが、ゴリっと…ってサイパン忘れにしたがまあほぼサイパンみたいなもんだ。めっちゃ美味い、ボディ強めな上品ラーメン。
ソテーの海亀肉…非常にジューシー…なのはスープの油膜がしみたせいかもしれんがこれもまた美味。
当然家元の手隙を見てカエシ要求からの5番化必至!!
嗚呼…俺これが食いたかったんだ…底の方を掘り返せばネギの芳醇な香りとカエシの塩分が相まって後半マジでブチ上がり案件大成立!!!!!!!
俺、がんこラーメンに醤油飲みに行ってんだなぁ。
平成最後に食うがんこラーメンがまさか上品になるとは思っていなかった。
いつも通り女将の愛情AZMS!!
サクッと当然KK完飲制倶楽部ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!
早稲田キャンパスに住む「尊師」がすっかり姿を変えてしまったのを見て茫然とする木村師範代に軽く会釈して帰宅。
がんこを食った後は眠くなる。2時間の睡眠を経て復活して俺は、七尾旅人のライブで「バンド」とは如何なるものかを再確認し、
目黒二郎に寄りたい気持ちを捻じ曲げ帰吉。
唐揚げの誘惑に負けた。
ここからが地獄の始まりだった。
平成は地獄の時代だったのだ。
君は生き延びることができるか