日が暮れたような気分になっている。
間延び、というやつかもしれない。その行列の長さにすっかり欠伸がでるやうになってしまったことは否めないのである。例えば15分の昼寝のつもりでアラームもセット。寝て起きてみれば3時間近く寝ており、正味最早無気力の境地を受け入れてしまう。結論を急ぐのにはまだ早急な気はするものの、人生の敗北を味わい、惰眠、すなわち自死を受け入れんとするのかもしれない。「必要な睡眠」は当然ながら必要であり、「不要な睡眠」は自死の境地である。
だが敢えて言おう。私は縁側を佇む猫になりたい。
朝っぱらから動き続けていると、脳も余計なことに使われる。休みの日だというのに、私はあまり休むことを知らない。多分そうだからこそ平日に急に体調を崩したりするのが私であり、暇人と罵られるくらいならラーメンでも食いに行くわ!と思う前にある種の選択肢を生み出すのである。
オクパードでカンサードな私は昼12時過ぎに杉大門通り着…こ、これは、、、絶対に空いてると思ったのに45超え道路へはみ出る中毒者の列。
家元外に出てきては「この辺くらいまでは大丈夫」などと今日の清湯スープの残り杯数を予想している。多分これでかなりの常連が不純に移ったことだろう。家元の狡猾な作戦は功を奏したといえる。私の10人前くらいまで!と宣言されていた清湯スープは残っていた。。。
だが私は一ヶ月も留守にしてしまった人間だ。欲するのはどう考えたってこの外まで漂うカニの香りだろう?
当然家元は塩か!と聞いてきたが不純と答えて女将さんに軽く会釈!スープの飲み過ぎはアレだから当然麺だけ大盛な。
こ、
こ、これは!?!?!?
いっやー、あっ、いやー、なんてことだろう。張り出すデビルウィングは片側に2枚の計3枚!
悪魔肉は塩味仕様。
一口すすればウッ、、、、恐ろしいまでの刺激臭。これが久々に味わう不純、二日目の味か!めっちゃうめえ…ボディ薄くてコクはないが。
麺ずるっとやれば余計にきつい刺激臭に俺、感涙であった。がっつり固め、最早標準でサイパンレベル…なんか麺違う気がしたけどきのせいか。たまんねえ。たまんねえぜ。
チャーシューもまた熱によってトロ&トロ。口に入れるだけで効く向精神薬である。
カエシぶっかけ食ってみれば底から玉子が来たりてヘヴィメタル。女将さんいつもAZMS!!
清湯に回した分、出汁の具材が少なめだったんだろうか。若干の疑問がありつつも美味かったな。
サクッと完食当然KKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!!!!
余韻が薄いなぁなんて思いながら四ツ谷駅まで歩くも、いざゲップ炸裂してみれば完全に杞憂であると思わされた。
身体にしみたぜ…日暮れとか言って飽きを示唆したところで夜が来るだけだからな。
今年50杯ペースは多分無理