マイノリティがマイノリティである所以がなんとなくわかってきた。
というのもこの日はマジで一生ずっともう「テレビ見ねえ」という気分だった。マイノリティの迫害を垣間見た瞬間だった。クソ髭からYouTubeのURLが送られてきただけでも怒りの沸点が36.5度まで下がった。下がったんである。
怒りを通り越してSATORIの境地に至った。たぶん「メディア」という概念が如何に「空」として存在し、「あるようでない、ないようである」ということを私は実存として感じ取り、人間という存在は只のパペットであるという結論を導き出すに至った。
ゴミがゴミに操られるのを見ていることほど嫌なものはない。
マイノリティたる所以は他者との違いを認められぬ大半の存在が少数派を咎めることによって生まれ、ルサンチマン、ルサンチマンによる誘導を繰り返されることによって壁が出来上がる。私はその壁を取っ払いたいと思ってこのかた、人生を謳歌しているように見えながらも常に戦い、己の正義とまではいかぬものの、恵まれぬことを信じずに弱者としての強き気持ちを抱きしめていきたいと固く誓った。
と、思っていた。
私は少数派が強者になる瞬間を垣間見た。
私はその「抽選に当たった立場」を認められなかった。
私こそが真の弱者であり、妬み、嫉み、ルサンチマンを抱えたまま
「チケットをご用意することができませんでした」という文字に泣いたのである。
NUMBER GIRLのライブチケットの話である。
私は東京湾のバイキングとなることを誓った。
目指すは港湾地区。
東京海洋大の学生たちとサボリーマンに愛された品川の地を踏みしめてみたが…後ろに並んだ女性混じりのリーマンたちは初めての二郎にウキウキし、並びに慣れぬからと言って歩道を塞いだ。
私は「お食事時間を15分程度でお願いします」
と心の中で呟きまくっていたのである。
こ、
こ、
これは!?!?!?
相変わらずのブタに、増さなければ天高くはならないヤサイ…つうかヤサイねえじゃん!!と思ったら、
何回ブチこまれたかわからぬほどのアブラに私は心を踊らせた。
同時に「俺はアブラの海で溺れるバイキングだ」とか言いながらその油田に箸を突っ込んでいった。
ヤサイ食いつつ天地返すことなくズルッとやれば嗚呼っ、、、アブラ…アブラ効きすぎてブレてるはずなのになぜこんなに品川を感じるのか…美味すぎる…
しっかり浸かったブタも食感完璧だしまだいい感じのバランスだ。このブタをバカにするものはブタに泣くのである。
そしてネギ…この熱をしっかり加えたネギの香りがまたアブラのダメージを緩和する。
他の二郎でもこの底ネギやってみてくれねえかな。。。とか夢想しつつ俺は上手に、極めて上手にネギを絡めた麺を堪能した。
アブラっぽい麺にはコショウが合う。これはこの世の真理である。
サクッと完食ここぞとばかりにレンゲ取り出し
アブラの海からネギサルベージキメてフィニッシュムーブ軽く会釈して退店!!
その後は阿佐ヶ谷で某友人と某知り合いをいじり倒して帰宅。
最高の木曜日を堪能した。
あとSuchmosの新作マジで今年のベストアルバム確定!