らーめん太陽 『Cセット(ラーメン+ジャンボ餃子×3+半味玉)』
「あんたは俺の人生をぶち壊した」
人生において何度言われただろうか。
こんなに幸せなことはないな、といつも思う。
ただこれが「あんたはアタシの人生をめちゃくちゃにした」になると、一度も言われたことがない。私、優男んですかね。それともみんなノーダメージなんすかね。それとも「そんなにモテたことはない」んですかね。
よくわかんないけど後ろ指さされても後ろから刺されたことがないのは救いなわけか。
俺上手いこと言ったな?身体張って、上手いこと言ったな?
そういうわけだが、あんたは俺の人生をぶち壊したと捨て台詞を吐くのは某美容室の店主なわけだ。思えばこの人は自分のやったことが全て帰ってきた。足繁く私のインスタにコメントをしてきたこの人の店に髪を切りに行った。
ただのラーメン二郎好きの食の細い美容師は、ただのがんこ中毒者に成りさ…進化したのである。
しばらくすれば家でチャーシューを仕込み始め、料理にハマり、美容室で行う忘年会やDJイベントでチャーシューを振る舞うようになった。ハマり症なんだろうなこの人…とか思ってたがその認識は間違いなかった。
泥酔しては毎回「あんたは俺の人生を」とか言うもんだが、なんか知らんが昨日は店でラジオ番組の収録があるとかいうので見に行けば、人望厚い店主にたくさんのお客が集まり、皆チャーシューと味玉を堪能していた。
変な店だ。高円寺じゃないとこんなこと成り立たないよな。なぜかdowntowntokyoの同僚なんかも同じ空間にいて、俺は改めて「東京って狭い」と思わされたのである。
ひとしきりガヤを入れてタダ酒堪能してさあ帰ろうと思ったが、高円寺の呪縛は俺に選択肢を与えた。
南に下るか東へ歩くか北にちょっと進むか。俺は北から昇る太陽を見に行ったのである。
こ、これは!?!?!?
相変わらずのさっぱりラーメンのビジュアルが俺のハートを掴んで離さない。記憶に新しい新台北のアレとかぶるものがあったが、、、
ここは矢張り煮干しジュースの店なのだ。
ズズっとやれば懐かしさにやられて死にかけた…なんて記憶の奥底にある味を思い起こさせる風味なのだろうか。
デカい餃子も食べ応えグンバツ。俺は餃子と麺、交互に食っているつもりだったが…
このデカイ餃子はなかなか減らんのである。
餃子アレしながらいつのまにかKKブチカマしお会計して退店!!
あの美容師がたまに食っているこれと天王…あの人も十分に罪深い人間である。
俺の短い高円寺生活を思い起こさせるブツ…堪能した!