ラーメン二郎 荻窪店 『大豚 生玉子』
ラーメン二郎はアテンド文化の側面も強い。
初めて一人で入店して一人で食って退店する。
私はその勇気に敬意を表する。
というのも、アレだけ緊張感のある店内に入店する。その勇気だけで、初めての人の度胸には感服する。
三田に初めて行った時のことを思い出す。寒い冬、正月明けのことだったと思う。今でもあの緊張感と、冷めたヤサイから感じられた熱のことを思い出す。あの頃は本当の意味で孤高のなんとか二郎道とか言ってたことを、昨日のことのように思い出すのである。
この店に来た時のこと…あの頃はよりいろんな人と関わっていたな。もう2度と交わることもないだろうと思う。思い出は交差点で生まれ、別の道を歩むこともしばしばある。
私は記憶を抱きしめて生きている。
野郎二人で入店して女の子外に置いとくとかサイテーだ。
とか言いながら俺も何にも声をかけることはできなかった。
なんでかって?
だって俺
人見知りだからね!!
入店して久々のオレンジ食券パチーン!!とはいえ昔ほど恐怖も感じない。あのクソデカかった丼も最早ない。
あの頃、感じていた恐怖も今やなんともない。それに関しては寂しさも感じる。
大量に7食分なんかを作っているところを見れば、馬鹿みたいな量に当たることもないなというのもわかる。
でもいいんだ。
身体の為でもある。
歩き慣れた道も今となってはカロリー消費量を抑えて歩けている感じすらある。
それでも俺はオレンジの食券を…選ばざるを得ないのである。
こ、これは!?!?!?
見慣れたビジュアルだからこそ魔法もかかる…店内照明二郎一は伊達じゃない。
このブタは誰が並べたところでogkbのビジュアルになるのである。
事前エスケープしたヤサイはしっかりと昆布ポン酢に浸かっていい塩梅で楽しめた。
ブタエスケープからの天地返してズルッとやれば!!
嗚呼!!最近は皆が絶賛するogkbだが俺は何も変わっているとは思えない。
あの頃から確かに美味かった。細かなブレはありつつもこの味は俺にとってははのあじそのものだ!オムニマッ!
ブタも矢張り全てご立派なもの。巻いたビジュアルは確かにそそるものがあるがしかし、あのとんでもなくごつかったブタも今となっては懐かしいものだ。横のクチャラーおじさんのことなど気にせずに食うことができたぞ!!←めっちゃ気にした
ニンニク散りばめ堪能して後半は生玉子遊戯からのラー油つけ麺堪能した!!
サクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!
歩き慣れた道を
込み上げ慣れた余韻を楽しみながら帰宅していた。
首筋に寒気を感じ、何奴につけ狙われていたのだと西荻あたりで思ったところでネックウォーマーを店内に置き去りにしたことを思い出した。
ジーザス…
年内もう一回訪問ありだな。
うまいogkbうまい