フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

一条流がんこラーメン総本家 『アルゼンチン赤海老12kgSP大盛り つけダマ』

 

 

 

 

 

 

流行りの病気

 

 

 

 

 

 

 

 


と言えば風邪やウィルス性の何たら炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 


もしくは性病などか。

 

 

思いつくものは様々ある。人間は脆く儚い。強くはない。人が人を生み出し文化を育ててみたものの、人体や森羅万象魑魅魍魎の神秘の底深さははかりしれないものがあるのです。

 

 

皆さん。それをご存知なのでしょうか。私はまた、自分の頭というものがまともではないということ、そしてこの店に並んでいる人たちもまた、なんというか、奇をてらって自らを変人と称するような浅ましさとは全く別の次元にある変人であると言わざるを得ないと思うのです。

 

 

 

 

私は立ちっぱなしで乗る電車旅40分に痺れを切らしました。非常に腹が立ったのです。

ところで雨戸って何?って日本人なのに聞いちゃうのである。あんなもん北海道にはなかった。

 

 

 

 

そういうわけでありますから。私は。前日夜はまあ酒も飲まずに早寝をキメ、朝も早くから起きてオンザコーナーにてバスルームで髪を切る100の方法を鼻歌交じりで口ずさみ、ピストルならいつでもポケットの中にあるからと宣言してアレに飛び乗った。丸ノ内線

 

 

 

 

目の前に拡がる行列…に接続すればまあ見た顔ばっかりだ。あんたら先週もいたじゃん…などと言いながら友人を盗撮するなどして過ごした。

 

 

 

 

私は待ってる間にどんどん上品が食いたくなっていった。これが私の病気の正体である。

 

 

 

 

流行りの病気、がんこ中毒。私の病気、上品渇望症。上品食いてえ、上品食いてえなと思って家元に聞いたら「並び直したら出してやる」だもんな。

 

 

 

 

 

 

などと言いながらも目の前に現れるアルゼンチン赤海老のブツには目がなかったのである。

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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先週よりは圧倒的に少ない待ち時間で目の前に現れたブツ…

 

 

スープの色味でもはやなんとなく味の風態を理解した気になる。

 

 

 

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だいたいわかってたさ。

 

 

 

 

 

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ズルっとやれば嗚呼!!もうこれは完全なるがんこラーメン!アルゼンチン赤海老特有のあの甘ったるいスープ!!わかるぞ、わかる!チヂリウムのシャワーのごとく俺の人生に必要なブツ!!

 

 

 

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しかし先週のあの久々なバラ肉ではないし途中で若干の飽きが来た。甘いし重い。ぶっちゃけ便利スープmeets赤海老なんじゃないかと勘違いするほどだ。

 

 

 

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女将さん端肉AZMS!!

 

 

カエシ入れて魔改造してもどうしようもなかったな。

 

 

 

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生玉子ディップお醤油強めで食えば嗚呼…これこそ正しい食い方だった気が。

 

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店。

 


まぁ、忙しいし病み上がりだし仕方ないな、と思いながら口の中のびりびりを茶で潤したり。

 

 

さいたまスーパーアリーナで大泥酔して記憶なくしたり。帰宅してひと暴れしたり。

 

 

 

翌朝二日酔いなのに「家系食うぞおおおお」などと連絡してみたり。

 

 

 

 

なんだか大変な連休中日であった。体調は無理やり直した。

まあ今絶賛疲労困憊中なんだけどね。

 

 

丸山吉平 『丸山ベリーリブ 大盛りライス わさび』

 

 

 

 

 

 

 

季節の変わり目は風邪を引きやすい

 

 

 

 

 

 

 

 


なんてまあ皆当たり前のように言い続けてきたし、当たり前のようにそれが風邪だと思い込んでいた。

 

 

 

 


毎年毎シーズンこんなことばかり書いていて。私は飽きてきたのですが、皆様はいかがでしょうか。

 

 

 

そんなことを言いながら私はまた体調を崩した。おそらくは過労によるものだが、これは労働によるものよりも人生を取り巻く問題であり、私程度で労働が苦しい、などと言っていてはどうしようもないと思う。

 

贅沢ばかりをして申し訳ない、と懺悔をして許しを請うている私だ。

 

 

 

 

木曜から完全に喉風邪を拗らせた。オンザコーナーでのヘアカットとラジオ収録をキャンセルし、家で寝た。完全にアレだった。熱こそ微熱であったからこそ翌日はかかりつけ医に行ってから出社と考えていたが、朝起きてかかりつけ医の予約サイトを見れば「学会参加でおやすみ」ときたもんだ。

医者は5年前の知識が通用しない、なんてよくある話だから。俺は勉強熱心な医者を信じたい。

 

 

力尽きて寝て起きてみたら熱が上がってたので、会社に電話して寝た。

 

 

 

 

 

 

 


悪夢はそこからだった。

 

 

 

 


我が家に侵入してくるエルトン・ジョンに化けた悪魔。

 

 

なんだ貴様は…喧嘩売ってんのか!!うわっ!てめえっ、人が熱出して寝てるっつうのに勝手に上がり込みやがって!!警察呼ぶぞあああ

 

 

ああああああ!!

トンカツwww

トンカツくせえこいつwwww

 

 

 

 

 

 

てめえ畜生、なんてもん食ってきやがって!!

俺と行く予定だったのに一人で行きやがってえ?…ボトムズ

 

 

 

 

 

ボトムズ見るか?…

 

 

 

って。

 

 

 

 

 

 

 

 

開けられた扉。

流れ込むトンカツ臭。

欲望と秘密とアブラの暴力。

吉祥寺が燃える。

 

圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躪しつくす店。

 

ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、老いも若きも、男も女も、昨日も明日も呑み込んで、走る、炎、炎。

音をたててキリヲが沈む。

 

 

 

 

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次回「丸山吉平」

不死鳥は脂を注いだ炎を浴びて蘇る

(敵の返り血で染まる文章)

 

 

 

 

 


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こ、

こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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ででで、デカすぎ多すぎだろ…

 

 

若干の頭痛を引きずりつつ翌朝俺、神田まで行った。250という最良の選択肢がもろく崩れ去り、俺の目の前には「丸山ベリーリブ 3,900」の文字。

 

 

だが俺はくじけなかった。

 

 

 

 

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だって俺

トンカツパーフェクトソルジャーだからね!

 

 

 

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お塩で一口食えば嗚呼…アブラ甘ぇ…スイカに塩と同じ理論だ。

 

 

 

 

 

 

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わさび醤油仕立てて食えば…なんども言うがこれは豚のお刺身だ。タタキどころではない。極上のお刺身だ。

美味え…そして減らねえぞこのトンカツ…

 

 

 

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大胆にもソースをぶっかけて堪能する余裕もあった。

 

 

キャベツの上に乗っけて素早くソース遊戯。サクッと食えば嗚呼…俺なんて罪深いんだろう、

罰として辛子たっぷりの刑!

 

アァーン何度でも罪を被ってその罰を受けるワーンなどと申し上げておりました。

 

 

 

 

 

 

レッドショルダーの赤はもっと暗い。

 

 

 

 

しかしやはり何度食ってもこのトンカツには醤油だな。俺は確信している。

脂っこさも実はソースより強く感じられるのだ。ソースのあの甘さっぱり感って偉大だよね。

 

 

 

 

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サクッと食いきれず当然悶絶腹上死確実になりながらも完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

 

 

 

 


昨日、無粋なエルトン・ジョンをぶん殴るに至ったあのトンカツ臭が、自分の衣類から漂った。

 

 

俺はそれを嗅いで幸せになったが、流石にバンド練習前には着替えた。

エチケットさ。それがMORALさ。

 

味噌っ子ふっく 『辛味噌ラーメン ちゃーしゅー飯』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忙殺されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


それだけ話題も豊作。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


となればいいものの、そうなることもままならぬのが人生であり、ただただ忙しく、人にそれが「遊びだ」と罵られようがなんだろうが、俺は忙しくする。忙しくするのだ。

 

 

なんて言ったって私、いや、一つ言っておかねばならないのだ。

 

 

これだけ私が忙しく動くのは単に寂しいからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大義はない。私には寄り添うパートナーもいない。犬も猫もいなければ宗教もない。学校無いし、って書き始めたらいつもの流れになるなと思い知らされて今この自分の引き出しのなさに愕然としている。

 

ジムには行くものの。私は一人黙々と腹筋並びにオッパイを鍛えることに集中している。どこの空間にも界隈というものは存在して、ちゃんとコミュニティが出来上がってるのは面白いし良いことだと思う。だがそのコミュニティに参加するかしないかはまた別の話になるわけで。東京にはコミュニティ、小社会がいくつも形成されていて、居心地のいいコミュニティが見つかる、もしくは形成されるからこそ人は生きていける。それらをいくつも見つけられた俺は幸せなんだと自覚している。

 

 

 

あらかじめ断っておくが、居心地のいいコミュニティは当然「一人」でも成立する。一人で生きることを選択する人を俺は尊重するし、大きな社会はそれを守るべきだとも思う。「家族という社会に属していると思っていたら実際は孤独だった」みたいなひともいるわけで。福祉の存在価値っていうものについても俺はこの週末、考える時間がとても長くあった。

 

 

 

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話は戻るが、人の縁が連なって得た繋がりには大変感謝したい。その大元にはなかなかご挨拶できていないが、よく考えりゃ野方の姉ちゃんが全ての始まりだったな。姉ちゃんと垣原さんには最大のリスペクトを。

 

 

 

 

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そして四面道の音楽好きがパンク魂を込めるラーメンに俺、右手を上げずにいられないんである。

 

 

 



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こ、

こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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俺の目の前に現れる見慣れたブツ…これが一番の安心、と言えるかもしれない。

 

 

 

 

 

香るニンニク、吹き抜ける味噌BREEZE、鉄の城ことちゃーしゅー飯。

 

 

 

 

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「誘えよ…」

 

 

 

 

 

その文字を見ればしめしめと思うもの。

 

 

 

 

 

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敵の血潮に濡れた肩…ではなく赤い油面の底からズルっとやれば嗚呼!!もはや!!これに叶う近場ラーメン一切なし!!

最強も最強!!こんなに美味くて良いものなのだろうか。

ベストバランス!麺も最高!

 

 

 

 

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おまけにちゃーしゅー飯から移植したしょっぱいブツがこれまた合うんだわ!美味いな〜どうする!?

 

 

 

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荻窪100年の歴史で禁じ手と言われた某コールブチカマせば「旨味の相乗効果は狙えない」とクールな返答。ふむ…何を取るかだな。店のやることにはちゃんと意図がある。

 

 

 

 

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サクッと完食当然#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ深々とチルアウトタイム堪能して退店!!

 

 

夏場の限定もう少しやりたいがタイミング次第、

 

 

 

それに加えて10/1は1周年、

火曜日ですが営業の予定とのことです。

 

 

 

業務連絡でした。もはや心の依り代だ。

 

自家製中華そば 『としおか 冷やし油そば中盛 チャーシュー小 メンマ小 生玉子 ビール』

 

 

 

 

 

 

 

 

約束の時間だ

 

 

 

 

 

 

 

 


針は変えたんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 


どんな場所、どんな瞬間であろうとも俺の脳裏にはまもなくさっぽろ、降り口は右側です、お降りの方はご支度願います

 

 

ガシャーン

 

 

 

 

という光景が見えるわけだし、今更、何度目のライブだろうか、何度目のオラつき、何度目のお説教だろうか。

 

何度その光景を、目に焼き付けたところで俺は「足らん」と思うし、一週間は効くTBHRという成分摂取のために俺は火曜日に暇をもらった。

 

 

 

 

言語学駆使した帝王学は健在で、というかその刃が磨かれていなければ俺らしぶといゾンビのようなヤツらはスパッと介錯されない。真綿のように柔らかい、イエローのスープカリーのように温かい時間を過ごしてこそ、その刃に俺は助けられたのだ。

 

 

 

 

ご挨拶、ヒップホップ、人生、社会、ヒップホップ、感謝。コンテンツたっぷりという言い方がとてもじゃないが安っぽすぎる。

地元の仲間によろしく、というのはBOSSのもつ本物のぶ厚さだ。俺は真っ先に親友二人へ連絡した。

いいねの数じゃ繋がれなかった友人二人だ。10年後、BOSSが還暦近くなっても俺たちはライブを楽しめると確信している。

 

 

 

 

 


そんなセレモニーに、俺は東京でできた友人3人と同行した。多分彼らも、いいねの数よりも繋がれた理由が別にあると思っている。俺は北の血を引いたことに感謝している。

 

 

 

 

 

 

 

気の合う友達ってたくさんいるのさ。

 

 

 

 

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そんな数時間前、俺は某シーシャ屋のスタッフと予定を合わせて早稲田駅へ。偶然お休みします!だった元100キロの男も合流した。多分僕ら、とてもよく似た夢を見ていたんだと思う。

 

 

 

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世界一うまいブツを目の前にすれば、悪い予感のかけらもないさ。

 

 



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こ、

こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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今夏おそらくラストになるだろう冷やし油そば

 

 

 

 

 

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メ・チ残りに感謝するぜ!

 

 

 

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俺の注文は寝るとうの前から決まってたんだよ。

 

 

 

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素の麺をズルッとやれば嗚呼…ほんのりニンニク香る。ほんのりだ。

 

 

美味いなぁ〜どうする!?

 

 

 

 

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メンマとチャーシュー拾い上げて食えばもう何も勝るものはない。

 

 

やばい…俺A太派宣言したはずなのにもはやここの間に何の差もなく、そんなどうでもいいことをブーブー言っちゃうことこそダサいなと思い知らされた。美味え。

 

 

 

 

 

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胡椒ぶっかけてもうまいし底からよーく混ぜてお味噌色に染まったブツはマジで最高だ。

 

 

 

 

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美味えのなんのってさ、、、

 

 

 

 

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ニンニクぶっこんでブーストきめりゃ今夜の大勝利も確信ってもんよ。

 

 

 

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大満足完食当然スープ割り堪能した!濃厚豚汁最高だぜ…

 

 

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KKブチカマしフィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

 


同行した二人のバカもご満悦だった。

全メニューを制覇し、一番好きなものを見つけて欲しいものである。

 

 

 

 

今は気づかないだけ 街ですれ違っただけでわかるようになるのさ。

香りだけで、がんこ中毒者にね。

 

一条流がんこラーメン総本家 『悪魔麺だけ大盛り つけダマ 持ち込みライス』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年はよくフェスに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


まだ2つ残している。

 

 

 

 

 


フジロックに始まり不完全燃焼失意のライジングがもうすでに1ヶ月も前の話だ。あれから何度俺はナンバーガールを聴いたことだろうか。とは言えその前には1度見たし、セットリストを見るだけで心が震えるフェーズから一つ落ち着きを得ることになった。待ち遠しかったものを2つも体験できるチャンスを与えられていたことに俺は感謝すべきかもしれない。

 

今週末は渋さ知らズの渋大祭。なんとサン・ラのバンドまで出るというから驚きだ。渋大祭に行く方は現地で狂ったように踊っている私と、泥酔したデビルマンにはしっかりと声をかけるように。

 

 

来月には朝霧が控えている。もはや私の音楽人生にとって朝霧は手放したくない魔法のような場所であることは間違いないのだ。

高まってきた。

 


そんなことを言いながらも私。この週末に実はフェスに行ってきた。

それはなんと朝6時に着いても目の前に45人も並んでいる、恐ろしいパッション&セレブレイトな現場であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


じゃねえよ流石にやりすぎだわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんな気が気じゃなかった。先に到着してウロウロしているよく見た顔、子ども、不良美容師、緊張感を漂わせる、若干疲れすら感じさせた家元の顔。我々中毒者は確実にがんこホリックにあり、その病状極まりつつあったことは否定できない。

 

 

ここまで…皆ここまで待っていたのか…

 

 

 

そんなことを呟きながら我々中毒者軍団吉祥寺支部四ツ谷駅前ジョナサンに逃げ込み2時半以上のチルアウト。おまけに某タクシーマニアまで得意のタクシー配車テクをぶちかまして到着。静かに暮らしたいと思いながらも到着した瞬間にこの素行の悪い男は「生」などと宣ったため、我々もビールを飲まざるを得なかった。2杯目の注文は当然俺が人数分ブチカマしたことは言うまでもないだろう。

 

 

 

そこからが長い戦いだった。開店前、店前に着いた連中は本当に見た顔ばかりであり、宇キャップを被った某さんや「ぜんりつせんたろう」などと名乗っている腐れた若者までいたのである。

 

 

 

祭だ。完全に祭りであった。店前に漂うその香りはたしかにパーフェクトとは言えなかったが、我々早朝飲酒軍団は過敏になっており、明らかにその匂いだけでキマっていく運命から逃れられないのであった。

 

 

 

 

 

女将と対面した瞬間に俺は涙が出そうになった。

 

 

 

 

だって私、ラーメンの前では女の子だもん。

 

 


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こ、

こ、こ、

ここここれは!?!?!?!?!?

 

 

 

 

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およそ3ヶ月半ぶりの下品なラーメン…もとい魔性を秘めたスープ!

 

 

悪魔のようなラーメンではなく神にもなれるし悪魔にもなれるブツのお出ましだった。

 

 

 

 

俺は迷わず悪魔になることを選んだのである。

 

 

 

 

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一口すすれば嗚呼…嗚呼、横に座ったデカい奴と目が合い俺らは肩を組んだ。完全にがんこだった。得体の知れない魚介風味、麺の硬さ、熱さ、そしてしょっぱさ…不出来とか言いながらアイデンティティを失わないのはなぜだろう。

 

家元がどれだけ自信なさげに「不出来です!」とおっしゃったとしても、我々にはそれが「がんこではない」とは思えなかったのだ。

どれだけ誤魔化されたとしてもがんこラーメンになるのは仕方のないことだろう。これが業務用スープだとしても俺は疑わない。

 

 

 

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たっぷりすぎる悪魔肉は再仕込み直前のどぎついブツ。

 

 

 

 

 

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そしてきわめつけはチャーシュー…俺が食い始めた頃のバラチャーシューに戻ったかと思いきや、あの頃よりもさらに柔らかなブツであった。

 

 

 

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こんな角煮級のブツ…嬉しすぎて米が一瞬で減った。

 

 

 

既報ありだが、なんかもう肩ロースに戻った模様だ。

 

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ドギツい悪魔な下品スープは当然ツケダマによく合うブツだ。

 

 

 

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そして唐辛子もよく合う。堪能した。まだ実感が足りなかったが。

 

 

 

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当然完食#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。

 

 

 

 


なんだか実感のわかぬまま、頭の中が混乱した帰り道。

正気に戻ったのは、電車にて服、身体から漂うがんこ臭を感じ、

そして吉祥寺駅の改札を出たタイミングでゲップが放たれた瞬間だった。

 

 

ぶっちゃけ無理はしないでほしい。引き際を見極め、引退日を設定してほしいと切に願うばかりである。

 

 

心の整理がつかないブツを生み出した家元、あんたの責任だぜそれは。

 

滝野川大勝軒 『もりチャーシュー中盛 生玉子』

 

 

 

 

 

 

土曜の午前中は静かに過ごしたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そう思ったことなど一度もない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


しかしながら。

 

海の底で物を言わぬ貝になりたいと思うことも多々ある。暑い。室内に入った途端にムワッとし、冷房が効くまでの時間、狩りに挑む動物のように息を潜めて虎と化す。兎を狩るにも全力を尽くすのが北の男の流儀と言える。

 

 

 

のだ。3時間の休日出勤を終え、サコッシュ買ってこい」というミッションも当然こなすことができず、ブラジルおじさんから自慢げな写真を送られてきて俺は涙を流した。

 

 

 

 

神保町まで歩いて向かうも、そこに現れたのは長蛇の列であった。軽く会釈して泣く泣く離脱したのは言うまでもない。

 

 

 

 

なんと空虚な気持ちだろうか。翌日に全力を尽くすため、無駄な体力を使えないということを悟っていたのである。

 

 

 

 

そういうわけで御茶ノ水で難民と化した私は複数の選択肢がありながらも、体験したことのないものを味わうための勇気というものを持ち合わせた。

 

 

 

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横の店が長蛇の列を作っているのを尻目に私は矢張り此処の店を愛していきたいなという気持ちにアレしたのである。

 

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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何も言わなくても生玉子ど真ん中一直線にしてくれる心意気に感謝。ただのアレな人だと察されたのかもしれないが。

 

 

 

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つけ汁のネギがまあ嬉しい量じゃないか。俺、ネギ大好きだからね。

麺ズルっとやれば嗚呼…まあ普通なんだよな。これは。

 

 

 

 

 

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つけ汁から肉取り出して巻いて食えば嗚呼!?美味すぎだ…俺此処のロース肉っぽいチャーシュー好きィ!甘酸っぱいお汁、ど濃厚で最高に美味いな…

 

 

 

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大量の麺はなかなか減ることもなく。具材で堪能しつつニンニクぶち込みまくりつけ汁ドボンしてズルッとな。美味い。最高だ!が、ラーメンが食いたくなったな。

 

 

 

 

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皆スープ割りを頼まない感じがアレだったが俺は勇気を出して聞けば最高に染みるスープの完成だ。温まる…暑い時には熱いスープに限りますなぁ。

 

 

結構なお点前で。

 

 

 

 

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大満足完食当然KKブチカマしフィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

 


すでに翌朝のことで頭がいっぱいになりつつも私、さっさと池袋脱出して吉祥寺帰還。

 

 

 

 

 

22時には寝ようと思っていたが夜行性の生き物は眠ることを許されず。0時半くらいまでずっと悶々としながら過ごしたのであった。

 

 

 

当然です◎!!とか言いながら4時半すぎに起床した。

 

 

 

 

 

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ラーメンこじろう526 渋谷本店 『ラーメン』

 

 

 

 

 

 

 

渋谷

 


好きな街の一つである。

 

 

 

 

 

 

 


とは言ってもそれは「昼間」に限定される上に、センター街、宇田川町が好きなだけであって、実はそんなに渋谷フリークでもなく、渋谷系でもなく、Bボーイであるわけでもないがなんだかその街並みは好きだ。

多分ビルがそんなにでかくないせいだろう。ビルがデカいから池袋は嫌いである。

 

 


そんな渋谷で1年半ほど働いていた。思っていたほど俺はその土地でラーメンも食わなかった。

ちょうど富士丸にドンハマりした時期だ。はやしは食ったことがあった。喜楽もあった。ぬかじは去年か。どうとんぼりは行ったことないし、なんというか思入れが本当にないのだ。

食に関するこだわりを渋谷で覚えたことがなく、あるとすれば初期ミッケラーくらいか。こないだ食った凛も美味かったが、結局は何かのついでになるくらいの思い入れになってしまうだろう。

 

 

俺はこの週末、渋谷に行くべく思考を巡らせてみた。

 

 

たどり着いた先は明らかにクアトロから遠い場所だったが、歩き慣れた道を歩いてみればわたしはすぐに、あの頃の軽やかな足取り、まだ東京にウキウキしていた頃の気持ちを取り戻したのである。

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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入店した瞬間に店内が臭すぎてちょっと滅入った。こんな感じだったか!?奥さんは!?などと思いながらもラーメンに対峙してみればなんだかやっぱり懐かしいブツ。

 

 

 

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一口食ってみれば…あ?…いや、なんか悪くねえな。こんな感じだったっけな…ふつうにおいしいラーメンじゃねえか。麺はかなり硬めだがまあブレの範疇だし俺、こういうのむしろ好き。

 

 

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ブタは完全に沖縄の三枚肉を思わせるようなブツ。

 

 

 

うーむ。バラのアブラっぽいスープだ。などと妄言を申しており。

 

 

 

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卓上調味料の豊富さは嬉しい奴だ。魚粉と辛いのぶっかけて堪能した!

 

 

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サクッと汗だくで完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 


とはいえ渋谷の選択肢が増えたな、という感じにはならなかった。第一優先事項は矢張りメグジ、次点で凛といったところか。

 

 

 

 

思い出も香りも 何もかも薄れろ

 

 

 

 

クアトロまで歩いてMO'SOME  TONEBENDERの1年ぶりのライブ鑑賞。非常に楽しかった。

地獄の週末の開始であった。