ヘルウィークエンド
神経すり減るweak endナンツッテ布団の中で死んだ魚になってみても、ある程度の時間になって仕舞えば水を得た魚。
スープの海を泳ぐ回遊魚の如き止まらず、沈まず、食事を終えれば死んだようにプカプカと浮かんでは、届かぬヒレで自らの腹を撫で回して候。満腹感という沼にハマったまま私は人生とは、という至上命題に保留ボタンを押すしかないのである。
しかしながら
そんなに辛いことはなかった。
一体何によって週末の苦しさを味わっていたのか。
その原因は…早起きにあっただろうと思う。最速で8時半に着いて2時間半近くを店の前で過ごしたこともあった。11時半に退店すりゃ丸々3時間。なんという…美味いラーメンによって起こる感覚の麻痺とはこんなに罪深いものであったのか。
Butしかし、この予約制度。
私は神に感謝したい。
涙ちょちょぎれたサンデーモーニングの話だった。
神の与えし1枚の紙切れによって、私は9時55分に店前に着いても椅子に座ることができた。開店しても嗚呼、こんなに早く入店できるのね、と泣いて喜ぶつもりだったが。。。回転は遅かった。
そりゃそうだよな。ゆっくり仕事するために、待ちの客を減らすために予約制にしたんだもんな。
ということで、いつもより初動は5分くらい遅かったろうか。初っ端で食い終えたお客が出たのは10時20分ちょい前頃であった。
そんなわけでささっと入店した。わずか30分程度しか待たなかったという事実が俺の心に余裕を与え、上品をコールすることができたのである。
こ、これは…
ううむ美しき褐色のスープ…だが透明度という点では下品とは比べ物にならないぞ!!
これぞ中華そば、という色合いか。
しかしながらそこはやはり家元自慢のスープ。これでもかというくらいに節の濃さを感じ、突き刺す塩分が主張してくるのだ。
麺をズルっとやればもう完璧な朝飯だ。
…もしかして上品めちゃくちゃ美味いのでは…
安定感は抜群だ。うーん。予約制になってよかったと少しホッとした気がする。
サクッと当然KKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!
エネルギー補給完了
その後は家二郎でよく働いた。仕事の疲労とは一味違うものだった。
しかし悪魔肉食いたかったなー、それだけが上品にとってのネック。