灯台、下暗し
ラヲタ、近場に興味なし
これは真理である。
自分の話ではないが、少なからず自分にも当てはまる言葉だ。
だいたいが「自分の住んでる街に本当のホームを持たない」印象を持つ。自分の住んでいる街でばかり食べるようになればそれ、恐ろしいことに「妥協しはじめた」と思われるし、なんなら私も人に対してそう思う。私は決してラヲタではなくエクストリームファンでしかないが、なんせ北千住の方角と小岩の方角からやんややんやと喧しい。
私はお人好しなので奴らのいうことを半分くらいは聞いているし、なんだかんだ言ってそれで勉強になるからありがたい。
良薬口に苦し、と言うが、本当に苦いのは一部である。だいたいが美味しい。
しかしながら。吉祥寺のラーメン屋はあまりそそられないのが正直なところだ。
洞くつ家という揺るぎない王者がいる上、荻窪には二郎と味噌っ子というエクストリーム2大巨頭。お隣三鷹は急にらーめん激戦区の様相を呈してきた。吉祥寺のラーメンはイマイチなんだかパッとしない。そうはっきり言ってしまっていい気もしている。成蹊大学?あそこ吉祥寺じゃないしな…次元の狭間だし。
と、いうわけだ。
なぜ俺があそこに行かないのか。どうやら吉祥寺キリヲ軍団の間では「美味しくないんじゃ」とまことしやかにささやかれていたのにもかかわらず、奴らはリピートしているというのだ。
俺、6年目にして初の「こうちゃん」であった。
こ、こ、これは!?!?!?
初めての味噌ラーメン屋で警戒すること…それは「デフォでのコーンの有無」ならびに「果たして本当に味噌食っていいのか」という疑問が湧き立つことである。
しかし俺は気づかなかった…ワカメ入りかよ…
ズルっとやれば嗚呼…美味しい。飲みの締めに食いたいやつじゃん。麺は嫌いじゃないが、Bの遺伝子があるなら自家製中華そばを名乗って欲しいなと思うところではある。
半ライスがなんでこんなに多いんだってくらいだったのにもかかわらず写真を撮り忘れた阿呆は私だ。
ニンニクはこの3倍くらいぶち込んだ。
腹パン完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
大盛り要らんかったしライス多すぎたしなんかすげえな…つけ食お次。
デフォのラーメンでワカメが入っているのとレンゲが木の店はだいたい特徴なし、そろっちまうとハズレである。
マーフィーの法則。