最高の目覚めを迎えることができる殺し文句
考えてみようか。
朝の目覚めは脳の覚醒の瞬間である。正確に言えば、身体は起きても頭と感情は起き上がってこないかもしれない。
そもそも殺し文句って殺されるんですか?あっしは?
一番いいシチュエーションはそれ、間違いなく男女の仲での話だろう。いや、恋仲での話、と敢えて訂正する。
悪いシチュエーションの代表例はまあ間違いなく遅刻。遅刻ギリギリ寝坊の瞬間に父親か母親に起こされるアレだろう。
一番最悪なシチュエーションは当然目の前に銃口を突きつけてくる殺人鬼か復讐者がいるときだ。その次は酔って寝てトイレと間違って玄関におしっこをする奴の不穏な動きと足音。確かに殺し文句、文句というか音頭かもしれない。
俺が今までに一番ショックを受けたのは間違いなく「プリンス死去」であった。これこそ本当の殺し文句である。
我々にとっての至高の殺し文句は「二郎に行こうよ」。
これ以上に嬉しい言葉は「宝くじ当たってる」くらいのものだ。
その次に嬉しいのが情事。男と女に限らず情事。ラーメン二郎という名の情事。当然ながら情事、情事の明くる朝のジョージ。情事ハリスン。
While my guitar gently weepsって「寝たふりしている間に」ってやつ太゛郎?
どうも「ねえ起きて。しよ?」じゃなくて
「ナゲット割って父ちゃん」なら、寝ている人間は起きず場にいる観衆の歓喜の渦が起きることは想像にたやすい。
想像ではなく事実であったんだが。
ナゲットを割ってとお願いした父ちゃんが目覚めた世界ではサイバー攻撃が横行し、
目指せラーメン二郎くらいにEE男EE女になれよ!が殺し文句どころか常套句になる。
そんな世界に生まれ落ちてしまった俺は幸運にも中野駅にて不整脈気味のデボネアにピックアップされてしまう。
我々寝不足気味どころか正真正銘の36時野郎どもに対し、山手通りのディズニーランドが言い放った殺し文句とは…
ニンニク入れますか。当然だ。
こ、
こ、これは!?!?!?
ついに、初めてぶち当たった助手さんのオペまでの営業。
もはや助手レベルとは言えない貫禄を纏ったこの方の運命は果たして。
コラコラでヤサイ食ってみれば最早敵なし。なんだよ助手さんだろうがなんだろうがこれ目黒二郎以外の何物でもねえ!
ヌラヌラする麺持ち上げズルっとやれば嗚呼…メグジってフツフツくる感じのアッパーかと思ってたら完全にガンギマ系のブチ上がりキメてしまった。ウマスギィ!!!!
お醤油濃いし液アブラたっぷりだし最早完璧な様相。
ブタも広げてみれば丁寧に切られたブツ。美しい…メグジはでもボロボロなくらいが嬉しい気もする。
誰かが言ってたが、世界一ホワイトペッパーが合うのは目黒二郎のブタだろうな。
想像以上に多かった助手さんオペだが隣に座ったレディに半馬身差つけてサクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
二郎食った後の車内ってとっても会話弾むよね。
内緒だよ。
目黒もファームになりつつある。素敵なことだよ。
二郎に行こうよ。