ラーメン富士丸 神谷本店 『富士丸ラーメン生玉子 アブラ』
夏が終わった。
俺の中でも確実に、夏が終わった。終わったんだ。
短パンをしまわなきゃ。そんな準備と共に私は先日語ったとある重要な事象について再度、語る義務が与えられたような感覚。
セクシーの持つ意味についてだ。
人はなぜセクシーであるべきだとか、口語的表現だとか、英語ができるだけ素敵とか言ってしまうのだろう。
そう、そして彼がセクシーコマンドーの使い手ならわかる。天然だからね。
そして彼はセクスィー部長だ。無能だからね。
そんなことよりもテキトー過ぎんだよ。マジでこの20年の歴史と共に吹き飛べ。親父と共に。俺以上に中身のない人間よ。さらばだ。湘南の海に沈め。
そうではない。私に語るべきことといえば当然「なぜ夏場の二郎は足が遠のくのか」である。なぜって別にそういうバイブスじゃないから、などという回答でこれ全く事足りるわけで、どう考えてもこれは「冷やし油そばうま過ぎ」「宇ち多゛行き過ぎ」などと他人に言われても、その関連性については確証というものを得るような結論に至らない。至らない。
至らないと思っているのだ。
がんこを食ったらその日1日お腹いっぱい勢の僕らではあるもののそれは下品ラーメンをブチかました日に限定される。どう考えても下品より上品はすっきりと腸に落ちる。ただし塩分はアレなので喉は乾く。
人生の禁じ手と言われた悪手をブチかます日が来たようである。
がんこ→富士丸の調べだ。
そんなわけで。私は久々に2時間前待ちをキメようと思ったら10分ちょい遅れ。しかし…もう、そんなに並んでなかった。俺の前には3人しかいなかった。いかにも北区っぽい若者たちが接続した以外、1時間前になってもまあ10人程度の並び。
大したことなかった。。。狂騒は落ち着きを見せた。。。
とか思ってたら17時に店に入る店主。雨降ってないじゃん、と、カッパ着てアレしている声をかけてくれたおかげで僕は現実に戻れた。気がした。
18時10分開店。私はほぼ2時間の時を文章執筆とソシャゲのオート作業、ならびに積み重ねた文庫本の消費に費やしたのであった。
脳を使うと腹が減る。これは絶対的真理である。
こ、
こ、これは!?!?!?
なんと4ヶ月半ぶりのコイツ…前回はアレだ、「粉落とし」などというトリッキーなサービス(腹壊し2倍の破壊力)をブチカマされた時以来だ。
うーむ多めっていうとマジでとんでもない量の別皿ニンニクだ。
アブラでヤサイ食らって別皿ブタカスアブラを待てばベストタイミング!
クゥー!麺出てきてブチ上がれば俺にとっての秋到来だ!
とか言いながらアレしてたらなんだこれ…なんのトラップだ…
これがファーストバイトなわけにはいかないぜ…
天地返して富士丸ミスト顔面に浴びまくればその時点で5歳若返る。ズルっとやれば世界一うまい一口目のラーメン吸引完了!美味すぎる…美味すぎるだろ…4ヶ月も食ってないなんて罪深いことをしたもんだぜ。
アブラとニンニクぶっかけて食えば完璧な調べだ。F調言葉にご用心とはこのことを言う。アーン、なんで俺大盛りにしなかったんだろうか。こんなに後悔することはない。
生玉子ぶっかけて食えば栄養価バランスは大介的にもオールok!
別皿に載せた麺にラー油ぶっかけセルフ白ブチカマし堪能した!!
名残惜しく最強の極太麺を食ってみれば、中心部は思いっきり白かった。
サクッと完食フィニッシュムーブ省略深々と会釈して退店。
赤羽までの帰り道。脳内に流れるUWFのテーマを撫で回しながら最恐線ライドオン。
隣に座ったおじさんはなぜか身体を45度、俺と逆の方向に倒しており。
まあ当然だなと納得。
これすらも俺の秋の始まりだ。