俺のフジロックが終わった。
奇跡の1日参加であった。
そう、終わってからもう1週間以上も経とうとしているのにもかかわらず俺は、性懲りも無く思い出話をしようとしている。
それくらい、引きずられた感情を抱いているのだ。彼の地で積み重ねられた奇跡に俺は感謝するしかないのだ。
まず、前日の豪雨。2日目は降る、というジンクスがここ3年で確立されようとしている。会場にいらっしゃった皆様はかなり絶望していたと思うが、こっちもこっちで絶望していた。地下のライブハウスで狂気を観ながらもどこかその心配を忘れずにはいられなかった。
着いてみればなんとカラッと晴れたことか。
過去の失敗から越後湯沢駅到着時刻を8時に設定したことにより、なんと9時前には会場入りしてグリーンでビールを飲んでいた。
完全に貴族の風格である。
その後は渋さ知らズオーケストラを堪能したのち、居酒屋オレンジで馬鹿みたいに飲酒をし、ろくにアーティストを見ずに過ごすことに成功した。まぁー、飲んだ。飲んだ。
飲んで飲んで飲みまくってから苗プリ突入軽く昼寝ブチカマしThe Cureという名の青春を俺、謳歌してやったのである。隣にいた韓国人の女の子集団とブチ上がりハグされまくったのはマジで夏のせいだった。
俺のサマージャム、完了。
翌日はわりとゆっくりと。
苗プリで勝者の朝食(別にそんなにうまくはない)を堪能し、ゆっくりと会場を後にした。
究極のデブ飯をキメてやった。
越後湯沢駅の券売機でまあひたすら長い指定席列をならんでいる間に、ラヲタが、あのラヲタが騒ぎ出した。
「ラーショやってるじゃねえか!!」
嘘つきやがって、夜しかやってねえはずじゃん…なんて言ってアレしつつも俺、期待せずにいられず様子見に行ってみれば客が多めに入っている印象だ。
俺、2017にその存在を意識し始めてからどうしても行けないことを悔やんでいたその店の門を俺、とうとう潜ることに成功した。
「ネギダブルにネギ丼…ねえのかよ…」などと肩を落とすラヲタに
「ラーメンにバター入れねえんじゃねえのかよ」などと言われたが、
「ご飯にのせるに決まってんだろ!」と返答したらドン引きされたのも今や良い思い出だ。
ギョウザまで頼むラヲタに「そりゃ悪手だろ 蟻んコ」とは言えなかった俺はある意味、優しいのかもしれない。
こ、
こ、これは!?!?!?
まごうことなきラーショの風格だ。どっからどう見てもラーショなブツ
我、ブチ上がらずにはいられなかった。
当然ながらバターは即回収からのオンザライスブチカマしてスープとお醤油ぶっかけて温める。
麺ずるっとやれば嗚呼…ラーショだ。ラーショの極みだわ。
ミディアムな茹で加減に濃いめコールしたスープとアブラが最高にマッチして疲れた身体に…いや、貴族の朝食のおかげでわりと減っていない腹にガツンとくるブツであった。
バターの上からさらにチャーシューで蓋をしてライスかきこめばもはや実家のダイニングにいるような感覚だった。嗚呼、たまんねえ。最高だ。
そして向かい側から差し入れていただいた餃子は思いっきりアレだった。
いや、好きなんだけどさ。
ネギにニンニクぶっ込んで堪能した。
サクッと完食向かい側は#完飲制倶楽部 ブチカマしお会計軽く会釈して退店。
越後湯沢駅でソフトクリーム食ったりなんだりしてから新幹線に乗り込んだらほどなく全員爆睡。
起きて電車乗り換えてそこから地獄の髭タイムであった。
2019年度のフジロック、完。