裏
裏。なんていい響きなんだ。裏。表と裏があるなら私は真っ先に裏を選ぶ。上っ面の表と覗き込むとドス黒さの渦巻く裏であれば、当然私は黒に吸い込まれる。もしかすると私は光なのかもしれない。
DFの裏…取りたい。
裏ビデオ…見たいがもうこの裏ビデオっていう言葉も死語だよね。
薄消し…これ裏じゃねえな。
裏拳…成瀬昌由は回転裏拳のことを「クレイジーサイクロン」と名付けていたな。
裏投げ…馳先生そして飯塚高史!目を覚ましてください!!アーだんだんゲシュ崩。
見事なまでの趣味に沿った発想だ。誰もわからないことをバカみたいに書き揃えることほど楽しいことはない。
何故エスカレーターの片側に寄るのか。何故女性はマロニーが好きなのか。
クリスティアーノ・ロナウドは絶対にシックスパッドなんか使っていないということ以上に確信のできないことなど世の中にはごまんとある。
私は全ての裏をかく人間であり、そういう意味で私はピッポ・インザーギを名乗りたいくらいのもので、当然表アブラを食ったならば「裏アブラ」なるものを食う必要がある。
こ、これは!?!?
麺と飯モノの提供にだいぶ時差があるな…油そばと味噌チャーハンのセット!
何故味噌チャーハンなのか…その答えは「焦げ」にあると思っていたがやはり大正解!!
味噌チャーハン一口食えばアー!!美味い。スタミナつくだろうなと思っていたものの、ニンニク感があまりないのはまあブレの範疇。油そば…は、珍々の圧勝。
皆語る通りである。
グッチャ混ぜしてお酢ラー油ぶっかけ堪能した!
しかしこれで千円は安いわ。
サクッと完食お会計して退店!!
このエリアの課題店多すぎることに気づいた5年目の春。
武蔵野の裏を掻くことをきめたのである。