私の前世は大悪人でした。
そう思わなければこんな悪魔のようなデブになってしまったことを正当化できません。
カルマを背負って生きていると思えば楽になります。
私は前世で村を焼いた悪魔だったとしか思えません。
多分その時に豚舎も焼き払ったのでしょう。
その呪いに…私は屈服しております。諦めの境地というのはこういう姿勢を言います。
そういう結論に至りつつも、抗わずには生きていけないのがこの世の中です。何かに突き動かされようが、大きなものに飼われている感覚にあろうがカルマに勝つんだ。その意思だけで私は自転車に乗りました。
行き先が決まれば負け試合確定です。
私は両手を上げて降参の意思表示をしました。ええ、とうぜん。電車に乗れば10分ちょっとでつく店に30分かけて漕いだその意義は、当然ながら大ラーメンという選択肢です。土日は並ぶイメージがあったが10人程度という助かるやつ。
サクッと入店し大盛申告50円玉が足りなく玉ねぎ断念。
玉ねぎを摂取しないということはカラダへの健康を配慮しない選択肢であった。100円玉出してづけニンニクというのもアリだったな。
こ、
これは!?!?!?
め、麺量多い、、、なんつー盛り上がりだ。
豚さんも立派で何より!!
ヤサイとアブラのミルフィーユを堪能しては麺のお出ましだ。
引っ張り出して天地返す前にズルッとやればマジで感動の一口目。めっちゃうまいだろ、、、美味すぎる、、、なにこれ、、、なんて香りのいい麺だ!
そして表面に浮いたアブラの風味とごりっと太めで縮れた麺ががっつり掴んで離さないのが堪らない…完全なる死亡方程式の確立だ。
しかしながら麺量多すぎだろ…とんでもねえな。
スープをズズッと飲んでからかつお節ぶっかけて踊らせれば心も躍るものよ!
腹パン臨死ギリギリで完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!
帰りは重たい身体を引きずりながらチャリで40分かけて帰宅。
ダメダメじゃん…これがカルマか。
夜は踊って暴れて記憶なくして堪能した。