フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

ラーメン二郎 目黒店『小ラーメン豚入り』

この国の人間は皆、顔を隠して生きている。

 


目だけ辛うじて、人々の視界にさらして生きている。奇妙だ。非常に奇妙である。

 

 


そう思っていた時期が私にもありました。


ゼッテーマスクなんかしねえ。生まれ持った顔のデカさのせいでマスクはだいたいどれを買っても小さいし、何より耳が痛い。あずましくない。下手に大きいのを買おうとすると高いし、もしかすると某シーシャ屋の店長に勧められたガスマスクもあれ、サイズ的に入らんかもしらん。それだけは避けたい。ガスマスクの横から顔がはみ出てるとか、すっごく恥ずかしい。

 


しかしながらそうも言っていられないのが昨日からの花粉症の現実である。


私は大量の鼻水に加えて手荒れ、目のかゆみ。全てにおいてやられているのである。マスクなんかしたところで抑えられるのはただ一点のみ。いや、マスクしたところでは鼻なんかよくならねえよ。バカ。死ねと申すのか貴様は。嗚呼、これある意味バイオテロだよね。花粉って生物兵器だもんね。

 


そんなわけで今日も朝からまたアイマスクおじさんに会った。アイマスクおじさん、昔からいたのか?もしかして車両変えただけだったのか?そんなことも気にならなくなるくらいの美人が目の前にいたので私は今日も気をアレしていたが、そんな美人に嫌われぬように鼻すらかめなかった。美女はずっとスマートフォンを相手にニヤニヤしていたが、そういう娘さん、いいよね。

 

この地獄…結局のところこれ、昨日の目黒二郎免疫療法を上回るバカ花粉が飛んでいるということである。


そう昨日はこのオールドスクールな免疫療法薬が即効性を見せてくれた。適度な運動と適度なラーメン二郎は、人生にその先を見せてくれる。到着時20人弱でも動じない。ここは目黒。30分もあれば確実に進んでしまうのよ。

 

そんなこんなで今日も鉄の意志で小豚。もはや目黒は大も小も変わらないイメージがあるよね。そしてやはり私は醤油で食いたい派の人間だ。アブラもコラコラももはや禁じ手である。ヤサイニンニクとコールしようと思っていたのに、私の免疫が勝手にニンニクを多めにしていたようだ。ヤサイも体にいいから当然増すよ。


初めて座った(と思う)カウンター端コールを助手さんが復唱するポジションだ。ニンニクオオメヤサイ、と。彼は確かに言った。

 

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これだよね。本当にこれ。

 

 

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もう、俺はこの青い丼を愛したい。美しい一杯をゆっくり食ってやろう。そう誓った。

 

 

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ヤサイにカエシをかけて美味しい温サラダを食ったかと思えば、もはや枚数ではなく量の概念が正しいこのブタ祭り。うーん、パサでしょっぱくて最高に目黒だ。

 

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麺を持ち上げれば最高のポルノグラフィティ。俺はこれを死ぬほど愛したい。

 

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液アブラは少なめだがしっかり汁を絡めた最高のポルノを堪能。

 

 

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サクッと完食汁飲みすぎKK寸止めフィニッシュムーブ軽くウインクして退店!!

 


花粉症なんか完全に忘れたまま目黒を縦断して駒場東大前からLOVE井の頭線で帰宅。

 


朝起きたらいつもより顔がパンパンだったが
鼻水出してデトックスしたと思う

ラーメン二郎 荻窪店『小豚 生玉子』

沖縄旅行にかまけてすっかり北見ブームに乗り遅れた私ではありますが、実のところ私は北海道は某町に生まれ5歳から北見市で育ち、小中高と北見市で過ごしました。

 

ええ、当然ながら遠藤ミチロウ様を尊敬しているコルホーズのタマネギ畑育ちです。


ここのところ全くいいニュースがなく、一年に一回の厳寒焼肉大会が時折ニュースになる程度だった北見。

 

嗚呼!常呂を吸収して本当に良かったねと!!

 

 

なんか複雑な思いになるのが市内育ちの本音ですね。どうせなら常呂町にスポットが当たり、盛り上がっていただくのが筋なのかなとも思っています。オホーツク、めちゃくちゃ広うござんすからね。


まあでも僕の母校に通っていた方もいたようですし。田舎特有の「隣町の進学校ですから、こんな僕でも誇りに思っていいのだと思います。

すっかり花園のニュースも聞かなくなったラグビー校の我が母校にいいニュースができたのは喜ばしいことです。俺も早く有名になりたいなぁ。でも新聞に運転免許の写真が乗るようなことはしたくないなぁ。とほほ。


てかいきなり菊地亜美がどうとか騒ぎやがって!炎上商法か!!そんな人いたの知らなかったわ。

急に沢田亜矢子さんのことなんか思い出させやがって!

そんなんどうでもいいからホワイトベリーさんのことは忘れんなよ!!

こちとら何気に高校生の時に解散ライブの前座やってんだぞコラ!!!

とか、バレたら恥ずかしい情報なんかをこんなところに書いてしまうわけですが。


某有名インスタグラマー様の北海道弁についての論考ポストに非常に感銘を受けつつ、私はやっぱり残業という概念に対して恨みつらみを抱いて怒りに任せて荻窪で途中下車したのです。


癒しについてはこれしか思いつかなかった…北見焼肉もありかなと思ったがまあ完全に脳みそバグってるから仕方ない。某シーシャ屋オーナーいないと心細いし、とか思いながら食券ぽちぽち並び直してサクッと入店してみれば

 

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こ、これは、、、!?

 

 

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ブタ…ブタ…赤いサイロ?

このブタなんまら綺麗だわ!!

 

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ブタが真珠とはこういうことなんでない?こんなの見たら怖いわー。。。

心に鍵かったつもりなのになんかもうまた恋しちゃうね。え?荻窪に!


…北海道訛りイメージ疲れるわ。

 

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まずはヤサイを今は亡き世界のムサコススタイルで温野菜サラダ化。

 

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それに加えて最上部の麺をぶち込めば、ポン酢で味わえるド非乳化麺が味わえるのである。

うーん今日もゆずポン酢うめえなぁ。

 

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して麺を天地返してすすればアアッ!なんまら美味えッ!!ど乳化の極みが傷ついた心に染みたっ!!

 

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豚も並べてみればやはり最高な具合でしたね。


最後までッ!!何も仕事のことなど思い出さずに食えたッ!!!

 

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最後は当然ラー油玉子遊戯を堪能しサクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店!!


FBを見返してみればシーシャ屋店主がのっけで肉食ってたのを見て行きゃあ良かったと後悔しつつ


まあいいよな、今日くらいは。北見は逃げていかないし。


むしろラーメン二郎が北見に出来て欲しいなと思うくらいだわ。

 


最後まで絶対にそだねーと言わないスタイルを貫いた俺らしさ!

全国民が呆れ顔でそだねーと嘆いているのが見えるよ。

 


もしくはあき竹城スマイルで。

 

 

 

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冬はやっぱり サビ〜ナ〜

キングタコス 長田店『タコライスチーズ野菜』

 

おはこんばんにちわ。ごきげんいかがですか?

 

お元気ですかぁ?(陽水スマイル)

 

おはようから暮らしを見守るキリヲ、ではありません。


お元気でしたでしょうか。2017年5月ぶりのポチ前川です。えー黙れ!誰がポチかやー!?というわけで以下一人称は朕といたしますが、異論はございませんでしょうか。

はい!残念ですが今日のも世界級、しかもWWE王座級の駄文です。

 


近年のこの男は調子をこきすぎています。何かインスタ映えするようなご飯はないかと探し回ったり、落ち着きなく色々な店に通うような二郎ブロガーにありがちな感じではないからまだマシではあるものの、セクシー系のアカウントにもしっかりいいねつけてさらには保存しニヤついてるところを朕は頭をひっぱたいたことがあるくらいで。

浮かれてるなぁ、浮かれてるなぁとここ1年…いや、出会って6年近く、ずっと思い続けています。

 


そんなわけで朕は…私はこの男の最後、遺骨を沖縄の海に流して黒潮さんに運んでもらうために殺しにかかりました。

 


2月25日(日)朝9時。漫湖よ甦れ』を大熱唱しながら安里G-shelter前に車をつけた私は、5分遅れでやって来たこの男をピックアップしました。

案の定この男は死にそうな顔をしており、というかもうすでに死んでいました。ガンジスのほとりであればそういったカーストの方に焼いていただける顔をしておりました。

 

なぜかと聞くとそりゃあ二日酔い、と言うに決まっておりましたが、


もっとも、死んでいる理由は

 

「酔っ払いすぎてて東大で入店拒否食らった」でありました。

 


はは、バーカ、笑えるわぁ、とか思いながら私は可哀想にとだけ一言つぶやいて58号線を前川サンダーキャット2号(ダイハツミラジーノ)で爆走したのです。

 


いざ長田交差点についてから駐車場どこだっけ?なんていいながら10時前には店に着いたものの、店内は人で溢れておりました。

 

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持ち帰り専門店になって久しいですが、どうやら皿での提供は相変わらずないものの「持ち帰りのパックを店内で開けて食っても良い」という謎営業スタイル(長居させないためと推測)なんですね。こやつは死にそうな顔をして「ソース多…いや、普通でいいです」とか抜かして注文を済ませ、

 

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ブツを受け取り、思い出の地琉球大学で食おうとしたところ守衛に「入試だから入れんよ」と拒否られ、仕方なく、中城湾を一望できる丘の上まで連れて行きました。

 

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アッ…

 

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こ、これは…!!

 

半年ぶりの蜜の味…俺はこれをッッ!食うためにッ!!この島に来たんだと泣いて喜びたいッ!!!

 

完全に死んでいた食欲がまるっきり綺麗に復活した。

別皿辛いソースをぶっかけひと舐めすれば胃の中から残留物が消えた。

レタスとチーズ、タコスミートの断層を切り取って口の中に放り込めば脳内に滞留していたアセドアルデヒドが蒸散し肥大した脳が通常のサイズに戻り皺が増えた。

 

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外の強風に舞うレタスなど気にせずにソースをぶっかけ落ちるレタスに重さを与えて堪能した!!サイクゥ〜!!

サクッと完食フィニッシュムーブは某量販店のゴミ箱にぶち込んでしっかりとお土産を買って店に貢献し脱出!!


その後は屋宜原のエンダーでオレンジジュース2Lを購入し空港へ。
帰宅後はその手土産を持って3日ぶりの煙を楽しんだ。

 


あれ?途中から俺に戻ってんな?

 

まあいいや

琉球激辛麺 坂元激『GOD 生玉子』

朝、目が覚めて、というかもうずっと夢現な状況で朝5時から10時過ぎまで過ごしていた。

体調も精神も良くない。ひどい。よくやってるなぁ俺、とか思いながらも寝れない原因であるこのやかましさと低い天井、そして内臓の不快感。

これは2月24日(土)、カプセルホテルにて早朝の男どもの足音に悶えた男のドキュメントである。

 

飯の予定があるのに腹が減らない。

そんな想いをしたのはいつが最後か。おそらく2年ほど前に深夜に富士丸→翌朝野猿のアレが最後だろうな。


11時にえー!起きれ!!と、珍しく俺を叩き起こす立場になったのはこの前川ポチ教授(有名ライター)という男であり、人に不快感を与えることに関しては俺の上をいくことで有名な仙台という男が俺を待ち構えていた。俺は仙台という男を無視し続けて前川サンダーキャット2号(ダイハツミラジーノ)に乗り、10分間の眠りについた。

 

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そこで我々を待ち受けていたのは「本日11時45分開店です」という看板の張り紙。

我々はこの30分間を如何ともしがたいなぁとか言いながらジャンクタコスさんの前を素通りしたり、お土産買わなきゃなぁなんてホラを吹きながら

 

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塩屋に入ったりしていた。違いがわからない男が塩なんて買うの、難しすぎねえかな。買ったけどよ。


そんなわけでシャッターが開く前から陣取り見事PPゲットに成功!!やったぜ!!とガッツポーズし食券機前で迷わずGODと生玉子をポチポチ。

 

仙台という男に「激じらぁか味噌じらぁ食えよ」と言うとウン!とか言ってたのに、何も考えずにラーメン中を頼んでいたこのバカは本当に救えないなぁとか思いながらも「人間の権利とはなんぞや」とか思うわけもなく何も考えずに、何にも意図せずに「ヤサイマシマシ」とか言ってるバカだったからやっぱアレだわな、と、自分に安心するように伝えた。

 

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こ、これは!?

 

 

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嗚呼、やっぱりなんかこの只者ではない具材感よ…多すぎじゃね!?とかなんだとか言いながらニンマリしている俺。

 

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俺は迷わず真ん中に卵黄のみを落とした。

隣を見れば「マシマシ」をナメた、そう実は慣れているはずなのに久々に来て勝手がわからなくなってるバカ。

それを見て楽しむ我々。

一度の飯でエンターテイメントすらも楽しめるなんて最高だ。

 

但し良い子は真似すんじゃねえぞ!!

 

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そんなこんなで目の前に置かれた丼から麺を引っ張り出して見ればもう具材で麺が出てこねえっつうのな!なんなんだこれ…

 

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バラ肉と玉ねぎを麺と一緒に食らえばまさしく神ってる!!辛味と絶妙な甘み、そしてこの麺のツルシコな感じ…

 

まあ簡単に素人さん向けに説明すると

 


ちょべりぐ

 


ってやつだ。

 

 

何かが体内に飛来して出て行ったようだったがブレの範疇!!うめえ…しかしながらどんスペのダメージは異常なほど大きく最後は減らない腹に麺を詰め込みまくり!
命からがらなんとか完食フィニッシュムーブ省略で軽く会釈して退店!!


マシマシとか言った奴は意地で俺と同着で食い終わっていたのが何か悔しかった。え?滞在時間?
いや…そんなギルティは…

 

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その後は波上宮→波の上ビーチ→漫湖識名園の謎コースからホテル帰投で爆睡しギリギリ結婚式場着。

 

浮かれてんなあ。

 


今年1の酒量を浴びた。

どん亭 安里店『どん亭スペシャル』

沖縄の文化、とりわけパーティーピープルの文化は罪深い。


彼らは朝方まで酒を飲む。それがまず当たり前である。

 

故にスタートの時間も遅めである。初日である2/23(金)も21時集合となった。

 

まあ当然「誰も時間通りに来ない」のだが。

 

そう言う私もすばじらぁを脱出して21時にホテルにチェックインをし、荷物を降ろして約束の地・安里りうぼうに到着したのは21時15分であった。ウチナータイムはサイコーさね。


そこからおでん東大にできたクソ行列を尻目に、一応女将さんに軽く会釈だけして栄町の小料理屋・末広さんでエゾシカの生ハムやトーストなどをサワー、モヒートなどで流し込んだ。しっぽりとやっていた。

初日からこんな空気感で飲めるなんて、今回の旅は平和だなぁと思っていた。

 


嵐が起こったのはここからだった。

 


20歳の頃からいっしょにバンドをやっていたギタリストT中、そして沖縄のイベンターをやっているT中というダブルT中が口を揃えて言い始めた。


「俺らの飲み会にはThe Smithsが必要だ」

 


何を言っているのかさっぱりわからなかった。

理解はできなくとも俺は「そりゃあそうだよな。聴ける店ねえのか」と、The Smiths基準で話が進み始めた。

正直な話、冬の沖縄というのはイングランドの空気に近いものがある。私は、大いに賛成だった。

…行ったこと無いけどね。

 


2軒目に選んだのは330号線沿いにある「R」という小料理屋だ。そこでは心地よいレゲエが流れており、俺たちはそれを楽しみながらサワーなどを飲んでいた。飲んでいたところに女将から「T中さん、好きな音楽をかけていいですよ」ときたのだ。
我々は馬鹿になった。


聴き慣れたベスト盤をスピンし、流れてくる曲ほぼ全てを口ずさみながら、思い出話など一切せずに"The boy has thron in his side〜"とか、虚ろな目つきで歌う我々。まさしく自分のことだと言わんばかりに歌いまくり。先に店内にいらっしゃったマダム2名にごめんなさいしながらもなんか場も白けてきたのでレゲエに戻し、私たちはまた酒を楽しんだ。


その後、狂った我々は「まだスミス聴きてえな」とかいいながらmoonflowersというバーに突入した。半分のメンツはもうスミスはいいや、という顔つきで隣のファンファーレさんに入っていったのだが


そのmoonflowerさんで奇跡が起こった。


マスターである女性がなんと、The SmithsのTシャツを着ていたのだ。

 


我々が入店するなりやんややんやと騒いだせいでマスターが何も言わずにスミスのシングルスをスピンし、我々にドヤ顔を送った。

もはやちまちまビールなど飲むわけがなく3人でスパークリングワインのボトルを注文し、アルバム一枚を聴き終える頃にちょうど飲み終えた。退店する瞬間にこれまたプライマルスクリームの"Come together"が流れ、我々はそこにある消えない光を反芻していた。
そして我々は

 

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そこにある消えない光(24時間営業)に吸い込まれていったのだ。

 

 

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こ、こ、これは、、、

モリッシーの歌声に酔いしれていた連中とは思えないほどの肉欲(食欲)を持て余していた我々は当然ながらどん亭スペシャル一択!

 


アー、、、これが、これこそが沖縄のパリピ文化の極北!カレーにトンカツ、牛丼という朝4時には食ってはならないギルティー飯…なんと700円という破格ぶりである。
当然ながら「美味い」とか「まずい」とかそういう次元ではなく

「食わねばならない」ものである。

 

壮絶すぎる見た目であった。しかしながら悲しいことに1人はただの牛丼を食っていた。あなた牛丼マリポーサですか?と聞いてみたが反応はなかった。多分違う人だと思う。


うーん。重いなぁとか思いながらもサクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店!

 


ホテルに戻って横になった私の脳内ではMCウクダダ&MC iknowのどんスペ讃歌"D.T.$.P"がひたすら流れていた。

 


朝起きて猛烈な胃もたれと、いつまでも感じられない空腹感に想いを寄せた。


どん亭スペシャルナメたらダメ!

沖縄そば すばじらぁ 那覇店『小豚 生玉子』

本当にあっという間の旅だった。

 

毎回毎回友人の結婚式で行っているため、ゆっくりする暇は一切ない。

 

 

祝って感動して飲んだくれて、普通の人ならゆっくり寝ているものを私は飯に酒にうつつを抜かすため、旅というのはもう至極疲れるものとして認識している。しかしながら今回は飯を抑えたほうか。今回の旅の投稿は四部作となります。

 


まずは那覇空港に到着し!モノレールにて安里駅へと思っていたが!案の定私にはパトロンがたくさんいるためそのうちの一人であるヤマケンという男が現れた。

ヤツは着くなり「駐車場代払ってくださいよ」と言い放ち、いきなりの話題としてぶちかましてくるのが年収問題だから、相手としては非常にシビアである。そんでもって飯まで着いてくる気満々であった。私は複雑な気持ちになった。

可愛い女の子がなかなか私の相手してくれないのはなぜだ?

 

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あれこれしているうちに私はとうとう!思い出の地!!ファミリーマート長田沖大前店にたどり着いた。チンチン・チサプリオと名乗る男が待ち受け、おもむろに耳元でこうつぶやいた。


「ユア アーバンライフ イズ オーヴァー」

 


戦慄の一言。ここ沖縄は那覇市も十分アーバンだと思うのだが、彼は屋我地島という離島で育ち具志頭という僻地からやってきたのだから間違いない。しばらくの間「汚物」「人糞」のイントネーションについて私に語っていたようだが、多分それは夢見心地な私の沖縄脳が作り上げたフィクションであろう。

 

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そう、ここが想い出の地。

 


全員集合でぞろぞろと入店。
厨房を覗き込めば「誰かと思った…」なんて言われて店長さんにやたら警戒された。変わらぬ笑顔が嬉しかった。アメリカンフィーリングはアメリカンフィーリングではなくNIKEであった。

 

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嗚呼、なぜにこうも変わらないのか。

 

あの頃には気づくはずもなかった茹で釜の形状などを見て、嗚呼やはりここは富士丸インスパイアなんだなぁと実感するなど。3年2ヶ月の過酷なひとり旅がもたらした感動は、他人にはわかりえないかけがえのないものだったのだ。

 

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こ、こ、これは、、、!!

 

 

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丼の下にサッと敷かれた皿が懐かしすぎる…富士丸的非乳化感伝わる液漏れが俺のテンションをガン上げした。

 

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味付けではなくなったがアブラ、それもまたすばじらぁのそれであった。

 

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沖縄最大の難点であるもやしの細さなんかも気にすることなくザクザク食い進めた。

 

 

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豚の枚数がまた嬉しい。これを900円という低価格でこれをやってくれるというのだから、直系二郎もびっくりな仕上がりである。

 

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麺は変わらず細めのストレート。醤油感が強めで、とてもではないが他店インスパなどと比べることはできない。

 

ううむ、これぞまさしくすばじらぁの味わいだ。

 

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後半なぜか「余った」とカウンターの向こうから一枚豚パスもいただきAZMS!!!!!!!

 

たまんないわ…時が止まった、もう2度とこの麺をすすれないかと思っていたよ。

 

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超ゆっくり食っていたつもりが10分でサクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店!

 

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その後はファミリーマート長田沖大前店というアイスクリーム屋にて雪見だいふくとコーヒーを堪能して宿に直行。

 

 

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懐かしいメンツと懐かしい話に花を咲かせる

 


つもりだった。

 

 

咲いたのはただただ、モリッシーが振り回していたグラジオラスの花だったのである。

 

ラーメン二郎 立川店『小ラーメン豚増し』

2年半も沖縄に行かなかったのに、そっからは確実に半年刻みで沖縄に行くことになるとは思わなかった。

3回目である。ちなみに9月も行くことが決まっている。

 

 

もうお前ら結婚は勘弁してくれ。な?な?

 

 

 

 

 

 

俺をさし置いて結婚しないでくれ?

 

 

 

 

あ、先輩はいいですけど後輩とか1社目の同期(全員年下)はダメだ。お前らは舌を噛み切って自害せよ!

 


なん年ぶり、とかいうと非常に感慨深いものがあるのに、こうも半年に1回のペースで行って仕舞えばなんの感動もない、とか思いつつも夜眠れなかったのは何なんだろうか。緊張してるのか。織田裕二」と「お大事に」で韻踏めることに気づくくらい冴えてしまった私がなぜここまで覚醒したか。それは「久しぶり」ではなく「とうとう」な事案を抱えていたからかもしれない。

 


大田舎沖縄を出てラーメン二郎にどっぷりになってから3年。私がその存在を知った時にはすでに休店していた立川店。大都会・立川。大都会・立川。私にとってはIKEAとシネマシティ立川しか用がない街、立川。いや、むしろ用がある方か。

 

そんなことをワーワー思いつつ「月金は休みます!」と言った御大の顔が忘れられなかったが、無事に都心と逆側の電車に乗ることに成功すると三鷹あたりで盗撮被害にあった。

ジョジョっ!貴様見ているなっ!?とは言わず軽く会釈。

 

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大都会・立川に到着。

思ったより寒くないな、と思いつつもフードをかぶってやっぱ寒いと悶えたりしていた。

 


店内に入ってみれば小金井の店長さん?(店主ではない)が助手に入ってたし、中待ちスペースまで備えたその広い店内にへー良いねぇとか言いながら待っていたら、色々面白いものまで見つけてなんだかニンマリしてしまったなどもありつつも丼の到着が待てない、はやる気持ちを抑えつつもあとあとカラメしてしまったことを後悔するのであるが、それはまた別の話。

 

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こ、これは!?

 

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おお、クタッとしたヤサイがちょうど良い感じだ。ヒゲさんの盛り付けだったろうか。

なんだかもう定かではないが、とりあえず見た目からしてすこし赤羽店.っぽいなぁなんて思っていた。とりあえず記念撮影して、とか考えていたらもうしっかり食い進めてしまっていた。

 

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クタッたヤサイを汁につけて食えばウン、こういう感じか。

 

どれ麺を…ビロビロだ!…ビロビロ麺だ!!あっいっやー、なんだか嬉し恥ずかし大好き。ズルッとやれば嗚呼!!クンニリングスのごとき食感に乳化層が絡みついて美味い。非常に醤油が立った厚みのある味だなぁ。

 

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豚は総じて出涸らしを超えてボソ感が演出されたこれまたアリな感じだ。しっかり煮られてるなぁ。
しかしスープに感じる野菜の旨味、とくにニンニク感というものが素晴らしい。かなり煮込まれているのだろうな。

 

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次からニンニクアブラで固定することを誓ってサクッと完食フィニッシュムーブ厨房内に深々と会釈(エールを送)って退店!


外に出るとこれまた私の師匠の一人が外待ちに。軽く会釈してアレして中央特快に飛び乗った。


顔面から滲み出る立川スメルを、使い捨ておしぼりで拭った7時間ちょい後。
もう立川食いたくなってるのに沖縄着陸。
あばれる君