2016年12月20日(火)
暮れだ。
完全に暮れの空気感。
おまけに今日はクリスマスの四日くらい前。その友達は綺麗な心を持ってる。寒空の下、鼻を赤くしながら誰も見てないインスタのキャプションを書いていた。ライラックてどんな花だろ?
それはそうと、僕にとっての暮れの音楽と言えば第九でもなくクリスマスソング(何故か僕はポールマッカートニーのアレが一番頭の中をまわる)でもなく、ユニコーンのベスト盤の最後の3曲。
『雪が降る町』で空気が作られ、
『与える男』で生き様について熱くなり、
最後の一曲で全てがチルアウトする。
「素晴らしい日々だ 力溢れ 全てを捨てて僕は生きてる」
そう思ってたから僕は富士丸に行った。
おそらく…おそらく…そう、おそらく…って言っておくけどたふん今年最後のやつだ。
「人がいないところに行こう 休みが取れたら」
…基本的に並びがすごい店ばっかりだけどな。
まあ一等賞は取れないだろうな。そう思いながら僕は17時に埼京線を降りて、赤羽から歩いた。
…2着だった。
なんでやねん!早過ぎでしょいちばんのひと!
「君は僕を 忘れるから その頃にはすぐに君に会いに行ける」
…吉田さんは僕の方を見てニヤッとしてた。
怖過ぎ!!
18時20分過ぎ開店。並び30。
食券を買ってスムーズに助手さんに食券を渡す。この時点でなんかもう「勝った」気分だ。
着席して軽く会釈。今日は体調が良さそうな吉田さん。国産ブタメンにヤサイアブラ、ニンニク別皿コール。
恐ろしい予感がしていたが、今日は大したことのない量。
だ、だと思うよ。。。
別皿ニンニク。別皿にしときながら結局全部使っちまうのが悩ましいところよね…
で、こ、これってファーストロットのサービスってやつですか…
は、初めてなんですけど、、、
感動!
アブラでヤサイを食い、紀信篠山の如く豚さんのグラビアを撮りため、麺を一気にすする。
もう、なんかスープが薄いと思っても別になんてことはない。
アブラをぶっこめ。
ヤサイにかけ残しておいたアブラをぶっかけてスティアー、麺をスロート。
うんいい感じ!でもアブラお代わりー!
なんて普通のことです。
当たり前にやりましょう。周りの目なんか気にしない。あなたはアブラを食いに行ってるんです。
富士丸のアブラは身体にいいから大丈夫。
ああ、これ本当に嬉しかった。
大事にとって食べました。
やっぱ若干薄めな汁にはアブラをぶっこむにかぎる。
大量に流氷の浮いたスープから麺を掘り出し喰らい、
麺を玉子につけて麺を勢いよくすすりはずかしげもなくニンニクのからさでむせてごらんなさい。
今年一年受けた世の中のわずらしさも忘れて悶えることができますよ。
残ったアブラは生玉子に入れて堪能しましょうね。
ゆっくりじっくり完食。
店主と助手さんに軽くクレゲンして退店。こんな挨拶しといて来週も行くかもな…
帰りは最狂線上りの電車が止まってる旨を受け、志茂駅から新宿まで地下鉄で移動。向かいに座ったJKの鼻の穴に指を突っ込みたくなる衝動を抑えつつも軽く会釈して(してない)新宿降車。
代々木にてエキストリームなビヤーを痛飲しにけり。
マジで年の瀬の空気だなぁ、この時間帯。
そんな匂いを肴に俺は『すばらしい日々』を何度も聴き続けている。
押忍ごっつぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!