どうして夜中に酔っ払ってブッフォンの画像を集めてしまうのだろう
よくわからない。
しかも朝起きてYouTubeの履歴を見てみたら、なんかめっちゃ「イタリア国歌」に関する動画がズラーっっっっっと。
大抵が歌の初っ端なのに遠くからブッフォンの声が聴こえてくるような動画ばっかりだったのに、今回ばかりは日本人が歌唱方法を指導するようなYouTuberの動画まで入ってやがった。
国歌と言えば俺にとってはフランス国歌も非常に大事なものだった。とはいえ某曲で使われたイントロだけなのだが。
ガキの頃から自分の国の国歌が辛気臭くてダセえと思ってたのに、どうしてあんなにも勇ましく「他の国をぶっ倒せ!お前らは勇気あるローマニスタだ!!」みたいなことを歌う下品な歌を好んでしまうのか。
このトートロジーは一生拭えないだろう。俺のフットボール賛歌はYou’ll Never Walk Aloneだけのはずだった。
俺は全てブッフォンがいけないのだ。今年行われるEURO2020(2021)にてとうとうブッフォンの声が聴けなくなると思うと、少しさみしいものはあるな。
そんな朝は当然起きられるわけもなく、俺は布団に突っ伏しながら顔を横にし、器用にラップトップを開いて音楽を聴く。
マイブラのサブスクが再解禁され、俺は今まで溜め込んできた思いを昇華する勢いでアルバムを聴き返していた。
痛い頭を緩めるために飲むのは白湯。脳の血管をかっ開き、ハイチオールCの薬効を加速させるべく、俺はポットのお湯を再度加熱する。
腹が減る。適当にInstagramを開き、ストーリーズを見ながら人々の休日開始の号令を横目に、前夜に溜め込んだ頭皮の臭いに辟易する。
下手にiPhoneを開けばまたナンプレを繰り返す。避けたい。枕元に一冊の文庫本や新書が転がっていればまだ救われたものの、こうも二日酔いがひどくては活字も入ってこない。
InstagramというSNSは非常に簡潔な情報入手を行える。文字情報だけではなく、画像を通じて脳内に情報を流し込むことができる。
こんなにも楽になっては俺の人生の重さも軽くなってしまう。
そう思っていた時期が 俺にもありました。
同士(この言い回し死ぬほど嫌い)の上げたストーリーにはある種のヒントが散りばめられ、誰かへの私信とも思える内容。
勝手に自分のことだと思い込み、質問攻めをする俺。
全ての答え合わせを済ませる前に俺はお風呂に入って外に出る準備を万端にした。
昼下がりの東中野。前々日もここで降りた気がする。
毎日食べていて飽きませんか!?いいえ、ケフィアです。
俺は解読した暗号をもとにスムーズに白い紙を手に取り、千円札をバーンとカウンター上に叩きつけ、失笑を買い、なんかニヤッとしながら店内を粉塵爆発するスメルを肺いっぱいに吸い込んでいたのであった。
こ、
こ、これは!?!?!?
悪い体調には悪い奴をぶち込みたくなる。これが人のサガってもんよ。
見ろ…このうねった豚バラ肉を…俺はこの後これを食って悶絶することになる。
速やかに生玉子の卵黄をライス上に移植。丼の縁にキッスして卵白部だけズズッと吸い込むつもりが、俺の口の中に入ってきたのはたまらない塩分を纏った最高のエキス。
麺引っ張り出してズルっとやれば嗚呼…美味え。ヨツサンのそれレベルではないが、十分に旨味を内包したお汁よ。
さすがの味わいに俺は舌鼓をブラストビートするしかなかった。
ご飯の上に悪い肉乗せてニンマリ。俺、これが食いたかったんだ…嬉しい…楽しい…大好きを歌ったこの日の決戦は土曜日。
ワンタンもいつも通りたまらないブツ。
残すことなくお汁ゴクゴクして堪能した!
サクッと完食 #完飲制倶楽部 ゴクゴクブチカマしフィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
クチん中に充満したアロマを反芻しながら西武線まで歩いて上井草下車。
散歩しながら関町まで歩いてたら復活してしまったのはブレの範疇。
その後はむちゃくちゃになってやった。
後悔はしていない。