フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

きら星 『2種盛りチャーシューどとんこつ大盛 炙り焼きチャーシューご飯』

 

 

 

 

 

 

 

小さい頃から想像力豊かな子どもで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて自称したくなることは誰にでもあるんだろうけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

多分に漏れず俺もそれで。

 


風呂の換気扇の音が怖くて仕方なかったし、風呂桶に入った大理石模様が顔に見えてたし。寝る前に横向きで耳を枕に押し付けていると「ザッ ザッ」と響いてくる音が「前世の記憶だ」「戦時中かな」とか思って20年くらい過ごした上で「あ…脈の音だわこれ」って気づくくらいで。

 

 

 


要はただの天然だっていうことに気づくまで30年かかったわけ。

22歳の頃に友達に初めて「アスペルガー」と揶揄され、30歳でビアバー時代の頭の良いお客さんに「天然だろ…気づいてないもん、天然だわ」と言われてようやくなんだか納得した。

 

 


俺って天然なんだな。

 

 

 

天然についての考察はさておきだ。日本における息苦しさを生んでいることの一要因はそれに近いものを感じさせることはあれど、単なる思考力の欠如としか断言したくない俺もいる。

 


例えば同性婚を禁止したところで異性婚の例が増えるわけもない。異性との結婚が強制されたところで自殺してまで拒否する同性愛者の方も確実に出てくる。
現在の日本、というよりは理の細部をより明確に捉えて可視化された世界において、意思以外のものに何かを強制される謂れがあるのかと思う。義務教育というものも結局は、このことを前提においてなされなければ意味がない。何か「前提」そのものが音を立てて崩れそうな瞬間を目の当たりにしている。どうも自分が受けてきた教育を考えると、足りないとしか思えないのだ。反日教育ガー、とか言ってる人は単に自分になかったものを教えられているだけで過剰反応しているようにしか見えない。


なんというか、どうもその「日本人とは古来からこうでした」みたいな言い分は単なる思考停止、感受性欠如、成長の拒否でしかない。海の向こうで何が起こっているのか、ということに関してウイグルという単語だけ出せば何を言ってもいいと考えている人の言い分は知らん。

こんな状態でオリンピックをやったところで中国に対し敵意をむき出しにする人が出てきても不思議ではないと思ってしまう。それは許されたことではない。

 

 

 

俺は思考の欠如に対してしか牙を向かない。どうせ手合わせするなら最大限の敬意を表したい。不味いものを食ったとしてもそれはその人間のアンテナが狂っていただけのことだ。

 


この店はまずい!クソだ!と言う前に、そんな店に入ってしまった己を恨むがいい。

 

 

俺のアンテナは…豚臭い香りをキャッチした。店の外が臭い店と木のレンゲの店だけは勘弁したいと思っていたのだが…惹かれちまったもんは仕方ないのだ。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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自転車を止めて一呼吸する。俺の鼻腔を満たすのは花粉と豚くささ。
相変わらずパネエ…とか言いながら今まで通り過ぎてたけどな。

 

 

 

 

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まさかの千円札が使えないのもブレの範疇。俺には武蔵野市地域振興券がある。1000円使えば500円返ってくる…だからご飯ものも気にせず頼んでしまう。最高の財テクだ!

 

 

 

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麺持ち上げてズルッ…とやる前にむせ返ることひと呼吸。

 


ズルッとやれば嗚呼…どこか懐かしい…どこかで食べた味だ…超弩級の骨感。太麺。もしや沖縄にあったあの店はここのインスパイアだったのか!

 

 

 

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最高に臭いど濃厚のブツ…そしてアブラギッシュな丼物。完璧な布陣だ。

 

チャーシューは全て母なるスープに帰っていった。

 

味噌も食ってみたいな。

 

 

 

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サクッと完食軽く会釈して退店。

 

 

 

口の中に残るざらつきと香りをマスクの中で南方熊楠ばりに反芻しながら諸々済ませて帰宅。

 


俺の血液型が少し変わりそうな瞬間だった。

 

 

 

 

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