アメニモマケズ 並び続ける
今の俺なりの解釈の結論を信じ自惚れず
ハイスケールに続くラーメン二郎家系図の先へは胃袋につめこんだ経験が不可欠
いつからか季節は秋からはじまり、ひっそり匿い冬 初春 冷たい雨に降られるカルマ
トラウマ襲いかかり沸騰したマグマ
ふっとしたスキ吐き出すニンニク臭いエクトプラズマ
サイレンサーとりはずし 連鎖するゆるぎない法則をくる日も食券かかえこみ
山手通りの金のなる木の下、茎を太く、葉をひろげる
雪、暑さ、花粉にも負けず
サードアイ見ひらき鉄壁の知識のすきまの小窓からカウンターに着席する
これは箸と平ザルのエキスパートがつくる全くニュータイプのアート
ヒットチャートはただ慌てふためきそしてただ溜息
免疫のないお前を恨むしかない
いつだってヘビー級タイトルを買いとるような B級など捨てて一級品を食うんだ
挫折恐れずに育て上げる色褪せずに20分入店を待ちつづけた
あかずの座席 必ず俺達がこじ開ける合言葉は 雨にも負けず
予期せぬBIG BANの衝撃 わずか並び8
興奮さめやらぬ幾晩を経てやがて二郎を欲する欲は核心は内に
凍えて全て肉体は死に、逆に精神は不老不死に
共に深い闇の淵に 駆け抜ける僅かなるつかの間にこそ
忠実な子孫を残すその名をライム
摩訶不思議な 不死身なる クリミナル
君子すらも食いたいと願う危うき魂の分身
力強く繰り返すコールを忘れず お前の空腹だって知らぬ間にすべて忘れさせる
考えることに砕け取り憑かれ 減りきった腹のために箸立ち上る
何度もランク保ち上げる果たす完結 常に 雨にも負けず
こ、
こ、これは!?!?!?
雨降りしきる山手通り 根性見せて並ぶのはむしろ若者の塊
豪雨がカルマ流す 青年よ 10年後を夢見て大志を抱けと若林尊師曰く・
ヤサイにお醤油ぶっかけてコラコラと併せて食えば最高のブツ完成。
ブタ…ブタよ。やっぱりこのボロッボロの細切れブタじゃないと目黒じゃないと思うほどのブツ目の前に現る。
底から麺引っ張り出しズルっとやれば嗚呼…液アブラで食わせるバカウマ目黒麺コンボ大炸裂ストライクスアゲイン!
最高のブツをそれはまぁゆっくりと、なくならないように堪能するには経験が不可欠。
俺は…堪能した。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
長靴防水服でRaining Bloodのバカ雷鳴聴きながら代官山で打ち合わせ。
あんまりにも雨音うるさくて会話もできん始末だった。
雨嫌い。止んだと思ったら花粉降ってくるんだもんな。
負けたわ。