朝
じゃなくて夜。
そう、夜中。
夜中にいきなり電話をかけてくる友人。いるじゃないですか、迷惑だとか迷惑じゃないとか、もうそういうこと考えずに「お前起きてんだろ」的な勢いで電話かけてくるやつ。だいたいいつも1時半過ぎ。そういう時に限って俺は、起きている。
そういう友達は大人になればいなくなると思っていた。うちの両親は落ち着いた人たちで、母親の長電話は俺が小学生になる前になくなったし、親父は用事がなければ人に電話をすることも無くなっていた。
社会における模範的なモデルとなるのはいつだって親であり、そこを目指して生きていれば基本的な人格というものが継承、形成されると思っていたのだ。
俺は全く別の道を歩いている。今思えば喜ばしいことなのだろう。
深夜に電話をかけてくるのはきまって泥酔している者か傾奇者、もしくはヲタクである。泥酔者の電話はもう出ないことにした。
夜中に「俺もうダメかもしれない」、と、「何がとは言わないが」みたいな趣旨の電話をかけてくる髭アフロはドレッドに進化した。髪の毛がまとまれば精神も少し落ち着くだろう。
ヲタクの場合はどうか。こいつだこいつが一番危険なストーカー気質だ。なんかあるってえと大抵は起きてる深夜帯、俺がiPhoneを握っている時間帯に電話をかけてきやがる。
俺もようやく気づいたのだ。深夜のツイートはやめたほうがいいし、インスタを見てステータスをアクティブにするのはやはりよくない。
そんなわけで環七から世田谷方面に南下してみれば当然、奴に捕まることも当然だったのだ。
こ、
こ、これは!?!?!?
瞬間沸騰的にハマった夏からすでに半年経った。流石に遠い。電車でもあればもっときていただろうが、わざわざ渋谷から折り返してまでくる気にはならん。
千歳船橋と用賀の間だなんてマジ不便すぎる。ここはそういう意味で限界集落だ。
だがこの洗面器を目の前にしてテンションが上がらない者はいない。
ズルっとやれば嗚呼…もはやラーメンの汁量ではない。汁なしラーメンのそれは想像以上の濃厚さと塩分よ。マジか…これ甲殻類アレルギーのやつ、死ぬな。
相変わらずホロホロと崩れる豚。どんだけ入ってんだ…
AJTMブチ割れば固茹で気味。さっと味付けだなこれ。
堪能した。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
自由が丘に導かれて煙吸いながら仕事して帰宅。
チャリで吉祥寺・自由が丘往復は流石にきついわ。
脚太くなって体重増えるしな。