思い返してみれば、昨年の本質はどこにあったのか。
ただ空虚なだけで終わったのか。
おそらくそうではない人もたくさんいたと思う。それはそれで当然だ。むしろ「儲かって仕方なかった」なんて人もいるかもしれない。そんな人でも家族やその他の大切なものを失った可能性もある。
人生に関するプラスマイマスの指標ほどバカバカしいものはないと思うが、本当の意味での消耗線はここからな気がしている。予断を許さない状況だということは分かっていて、君たちはなぜ「緊急事態宣言の内容って予め検討されていたんじゃないの?」くらいのことは頭の中にないのはあんまり関心できないというか。
ま、去年の今時期ってみんなガバガバもガバガバだったわな。今となってはあのクルーズ船の名前すら思い出せないでしょう。ダイヤモンドのプリンセスだぜ?うまく言えないけどあの頃の幾つかの場面が宝物のような経験になってる?なってないよね?
「間違ってるよ」なんて言うのは野暮だ。
どうでもいいんだけど。
一昨年の年末から去年の頭にかけて。非常に微細なモヤモヤと葛藤があった。空白の1月〜2月にかけて俺は何度もこれで良いのかと自問自答したし、自分の信じるものがどんどん崩壊していった。そして余計な脅迫によってとうとう全く行くことがなくなった。5ヶ月も離れた。匿名掲示板でも俺の名前が何度も出て、その度に知り合いからLINEでスクショが送られてくるのもめちゃくちゃ面倒だしまじどーでもいいし。
酒飲んだから、というのは免罪符にならんのだ。それは俺も反省するところがある。
大絶賛の日曜日を超えた火曜の不純。何事もなく平和に入店、と思っていたのも束の間。
遠目から俺のことをロックオンしている肉食社畜氏の使いっ走りまでさせられることになるとは思わなかった。
こ、
こ、これは!?!?!?
いつまでもこのラーメンのことを忘れないだろう。どんなラーメンを食っても、いかに衝撃的な店が出てきても、あの頃の輝きを忘れることは、ないだろう。
ズルッとやれば嗚呼…硬くてしょっぱくて美味え。貝の旨みかどうかはもうわからん。食い慣れてないと細かいこともわからなくなるのだろうか。
美味い、しかしうーむ…と言う感想は店を出て15分後くらいまで続く。
何故ここまで節系に寄った味に変わっちゃったんだろうか。
当然悪魔肉は生玉子に潜らせてオンザライス。やっぱこれがないと下品頼んでる意味ねえっつうか。ライス2杯分くらい食いたかったな。
堪能した。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
思い出も香りも 何もかも薄れろ
なんて思いながら社畜氏のお使い頼まれつつ新宿まで歩いてたが…マジで懐かしい混み上げが家に帰っても続いた。
久々に包まれた…これだよこれ。
年内もう一回行くつもりだったがスケジュール的に断念。