最終到達点に至っては「臨休です」なんて目に遭い
これら全ては壮大なコントでした、となって仕舞えばよかったと
そう思ってた人は2、3人いるはずだ。
ぶっちゃけ当日まで俺も心配していた。
なんというか札幌で俺、一回二郎にフラれた経験がある。張り紙のみの臨休、しかもあれは真冬だった気がする。
あまりにも悔しかったせいで俺、帰りの飛行機が成田だったためそのまま京成大久保まで行った覚えがある。
俺のように年2回は札幌に行く人間ならまだしも、二郎のためだけに渡航した人間に突きつけられる臨休の文字は「実刑」よりも厳しいものがあるわな。
そんなことを思いながら、眠くて眠くて仕方ない頭を存分に寝かせて仙台行きのバスに乗った。
どうやら駅前まで行ってはいけなかったらしい。仙台市内に入り、バスの乗客の半分以上が降りんとしている停留所でマップを開けばああここですここ!アッシも降りるでやんす!!などと言いながらバタバタと最後尾で降りた。
どうやら仙台も暖かい。会津若松が一番寒かった。やっぱ盆地パワーは違うな、なんて言いながら俺はプリキュアになるべくキュア国分町に変身した。
館内からはすでに俺をサウナで絞ろうというオーラが漂う。
俺を待ち構えていたのは仙台の某バンドマンだった。初めて会う方だったが、周りの友達が友人だらけだったので、もう何の気兼ねもなく話をした。
「高野メルドーです」。
俺は自己紹介を終えて銀杏の葉が降りまくった広瀬通りを歩いた。
札幌と京都に近い雰囲気がある街という印象を受けたんだが、どうもそれが合っていたかどうかはもうちょっと明るい時間に歩かねばわからんと思ったり。
馬鹿みたいに並んでいる写真がよくSNSに上がる仙台店。
我々はほぼ待ちなしで入店し安堵するも、「店主不在」というアクシデントだけは予想もできなかったわけであった。
こ、
こ、これは!?!?!?
とはいえ。せやかてジョニー。この目の前にあるブツはこの旅一番のラーメン二郎っぷりを見せつけてないか!?
全くもってきったねえこのビジュアル!あれ…なんだかこれめっちゃ三田っぽいんじゃね!?
とか言いながらズルッとやれば嗚呼…
たしかに10カタとか5カタとか言ってる意味がよくわかるが、そこまで馬鹿みたいなデロ麺ではない。
ど乳化だが三田バイブス!美味えじゃねえか。俺は桜台っぽさを感じてしまった。
ブタさんも非常に食いごたえ抜群のバラ肉軍団!いやー、すげえのな。
二郎3連食とか言いながら全然飽きない俺の甲斐性よりもこの3店…全部美味かったな。
生玉子まで堪能した。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
その後は同行人に全店舗制覇を祝ってもらった。
一人でシーシャ2本キメてサウナもガッツリ3本セットやって寝る準備万端!
体重計の表示見て愕然とした。
103.0kgって。