真面目に食レポをしてみたい。
本当だよ。
嘘だと思った人、鋭いね。でも本当だ。
何故俺が真面目な食レポをしなくなったかというと、理由としては簡単だ。
つまらんからである。やっているこっちの側が。
事細かに詳細を書いている人などこの世の中には腐るほどいるし、行き先案内的なブログを運営している人も数多くいる。まあそういう人が読者を増やしているんだろうけども。悔しいです!まあひがみなわけだが。
皆非常に親切だし、内容に関しては二次元的なものではなく三次元的な広がりがあるのだなぁと感じていた。
そんな中で個性を放つにはどうしたらよいか。短い食レポ書くならもっと面白いものを作りたいと思ったところに出会ったのが、◯カタツさんのブログだった。
嘘である。まず、ラーメンブログの入りがニ◯タツブログだったのである。
やっぱりどうしてこういう性格になったのか、俺は真面目にたらたらとふざけ散らしていないものが大嫌いで、真顔で村上春樹を読んでいる人を見ると「正気か!?」と思ったり、ガチでヘヴィメタルを聴いて服もそれっぽくしている人を見ると「人生をギャグで昇華しようとするなんてすごい度胸だなぁ」と感心したりするし、ただでさえ凄い髭を蓄えていたのにその上でアフロにして年中サングラスをかけている28歳のあいつはやっぱりキ◯ガイだなと感じる。
そういうわけで、遊び心しかなかった当時のニカ◯ツブログが大好きだった。あれが原点である。
3次元的広がりを俺の私生活でカバーしているのかと思うと、やっぱりただの露出狂なのだなと自戒せねばならない。
それに加えてもう一つ。語彙の問題だ。語彙。語彙重要だよね。す語彙重要。どうでもいいけど凄くと凄いの使い分けはちゃんとしよう。
美味いかまずいか平均点か、的なことだけ言っておけばいいじゃんと思わせてくれるのが
「こってり」「あっさり」「やみつき」、
大げさに言ってしまうと「シズル感」もだ。
マジでポンポンとこれを出されるとお前ら本当に何を食っているのかと思う。
ぶっちゃけた話二郎系でもボディーが弱くあっさりしているものはあるにも関わらず、油脂の成分だけでこってりと感じる人は多い印象を受けるし、あっさりとか言いながらお前めっちゃ良いお出汁出てるじゃんそれなんて思わされることも多い。
食感が語彙に直結しすぎると表現が鈍るというか、そうじゃねえと思わされる。
そして「やみつき」だ。お前…週5で食いたくなって実際に週3で食うのかその飯は…?セブンイレブンのスナック鮭とばを買って週7で食えばそりゃあやみつきって言うレベルになると思う。だからそれはやみつきじゃない。美味いだけ、好きなだけだ。
最後に「シズル感」な。ラーメン二郎クラスタにとって「しずる」()という言葉は禁句だ。
また荒れてしまった。
文筆業を志すと肩こりはひどくなり枕が合わなくなって急に左肩肩甲骨周りが死んでしまうし、
な~にが鬼滅の刃だ俺は静かなるドンを読むぞとひねくれてみたり。
友人はチン型コロナウイルスにかかるし、別の友人はしょっちゅう脱獄するし、また別の友人はテレワークサボってラーメン食いまくるし、俺は無職だからマジで仕事探しを始めているし。
まぁ何が言いたいかっていうと、男ってのは妄想の中に生きているって噂は本当かもしれないな。
こ、
こ、これは!?!?!?
役所帰りに相変わらず平日昼でもびっちり満席。加えてしっかり並んでいるっつうから流石ですわと。
これはノスラーという名の類に含まれるのだろうか。煮干しと化調感のあるスープは、油脂の存在感が弱めでドリンカブル()に感じられるもの。実際のところテイクアウトするとこれがなかなかの油脂量なんだけども。
ズルっとやれば嗚呼…このボソッとした蕎麦っぽさのある麺って唯一無二な気がする。中華麺っぽくないところが今や個性的な感じすらする。
チャーシューは小さめでも俺はワンタン食いてえ勢だから。ワンタンは皮を楽しむもんだと偉い人が言ってた。俺も確かにそう思う。
ダブルにすればよかったな…堪能した。
サクッと完食お会計軽く会釈して退店。
役所嫌い役所嫌いなどと言っておきながら、対応してくださった職員は皆いい人だった。
夕方の武蔵野市役所狙い目だな。
食レポし始めたら恥ずかしくなったからいつもどおりだ。