旅の恥は掻き捨てだから
どんな手を使ってでも充実感を味わいたい
という気持ちもわからんでもない。
旅行客が多い土地に住んでいたから尚更わかる。
旅行者は基本的に外貨を落としていくものだ。これは日本人の国内旅行においても同じ意味合いで語れるもので、外国からの渡航者に限らない。
観光産業はいかに旅行者から落としてもらえるかにかかっているし、落とすだけの人間がどれだけいるかも重要である。
しかしながらその反面…という側面は必ず存在している。悲しいことではあるが、よく言われるマナーの悪さというのはほぼほぼ「交通面」に集約される。
ゴミのポイ捨てやら食事のマナーなんてものは地元の人間でも往々にして間違いうるわけであり、「気に食わない」という視点によってブーストされた感情がほとんどである、と私は感じている。
しかしながら交通面な。これは如何ともし難い。
別に公共交通機関がいけないと言っているわけではない。私が話題としたいのはレンタカーの話だ。
基本的に沖縄では「わ」ナンバーを見たら警戒しろと言われるほどのものである。慣れた運転手なら良いが、完全にペーパードライバーの大学生やジジババの運転となるとびびらざるを得ない。
危ないシーンを何度も見た。沖縄は特にアスファルトが特殊なため、雨が降ればスケートリンク並みに滑る。素人の運転ほど危険なものはないので、ご注意いただきたいとだけお伝えしておく。
恥は掻き捨て 世は情け
最初でこの言葉をどこで見たのかというと、たぶん桃鉄か。ずっと一人でコンピューター相手に桃鉄をやっていた、あの頃の孤独感。孤独など感じていなかったはずなのに、今思い返すととても惨めな気持ちになる。
今回はひとりじゃない。駅前で待っていてくれた相棒にひとしきりピンコの感想を語る。
旅先でレンタカーに乗り込むおっさん二人。進め、わナンバー。俺たちを乗せて。
栃木街道は平日の昼下がりだと言うのに大混雑だ。
俺は全く減ってない腹を擦りながら、食券を買い…いやAZMSしちゃったのである。
こ
こ、これは!?!?!?
北関東トライアングルの1辺をようやく捉えることが出来た。出不精の俺、よく頑張ったと自分で自分を有森裕子してあげたい。
天地掘り返してズルっとやれば嗚呼…完全に乳化の店だと思ってた。非常にオーソドックスなストロングスタイル匂わせるブツだったなんて。
もっと重いものだと思ってた。少なめで全然行けたな。
あんなにブレた写真を見せられるのが嫌いだったのに、すっかり俺も手抜きおじさんになってしまった。
ブタさん並べてみればこれまたいい感じのブツばかり。
なんと素敵な店がこんなところにあるとは。地方がどうとか言ってたが、地方には地方の良い店がかならずある。
実感した。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
新幹線待ちの小山駅。スターバックスでデュエマかなにかのカードを整理する彼などを眺めながら、抹茶クリームフラペチーノを飲んでしまった。
その後、帰京して宇ち入り。暗くも光る立石の夜空が、眩しかった。
獄中の彼へ。元気してますか。しているでしょうね。
イキリちらせ。その名を轟かせろ。