門出の日だった。
人生、何が起こるかわからない。
そもそも生まれた土地がどこか。それでも人生は左右されるというのに。
どこをどう曲がればセクシーマザーファッカーになれたのか。
どこで間違えればウィーアーザワールドを歌えたのか。
どうやったらトーキングブルースを習得し、良い滑舌と適度に低い声で歌えたのか。
反抗期にヒップホップを聴くような土壌ではなかった。今思えばそういう土壌だったのだが、いじめられるのが面倒で頭の悪い不良どもには近寄らなかったし、不良の半分はV系だった。
はっきり言って門出など迎えたくなかった。
どこにたどり着くかわからない自分がいる。
キレ散らかしている俺がいる夢を見る。期待した答えを待ち望んでいる愚かな人間がいる。
“Ceremony”が頭の中を流れれば、この世に別れを告げた人々のこともわかる。
ただの痴話ではなくなってしまった俺達は、
永遠に彼を見て、彼を聴き続けるんだろう。
どこに行っても逃げ場がない。挙句の果てにはドキュメンタリー映画まで作られ、こんな極東の島の人間たちにも見られているのだから。
ところで『24アワー・パーティー・ピープル』が見れるサブスクサービス、ありませんか。
こないだ誕生日だったので、Amazonのウィッシュリスト載せていいですか。
門出だ。
人生初の経験だ。
そうなってしまった、という捉え方になってしまうのであれば、それは悲しい終着点だったかもしれない。
俺はこのタイミングしか無いと思った。だから今こうしてまたいつものように、崩れないルーティンを守る戦いを挑んでいる。
こっちは二郎食ってお腹いっぱいなんだよ!!
とか叫びたい気持ちがこちらもいっぱいなんだけど、このまま家に帰っても横になるだけだし、
なんなら東条蒼ちゃんに会うべくブラウザ開いちゃったりするからあれなんですよ。
敵はInstagramの検索欄だけではなかった。かといってPornhubで課金するのも癪だしとりあえずFANZA定額ライトに加入した俺をどうか褒め称えよ。
カミーユばりに叫びたい。遊びでやってんじゃないんだよ。
こ、
こ、これは!?!?!?
もはや珍しくもなんともなくなったメジマル投稿だが…久々に小鉢コールをしなかった。
たっぷり食べたかったからだ。
見ろ…まるで火山の如きフォルムじゃないか。山肌を転がる溶岩の瓦礫に飲まれんとしたい。むしろだ。
最近は素の麺よりも即刻汁をつけてしまいたいモードだ。ズルっとやれば嗚呼…美味すぎじゃねえか。甘い。甘いよ。
下の方からしっかりと混ぜて食えば、しょっぺえお肉がたちまち甘く染まっていくから不思議だ。丸長…荻窪を経てここに戻ってきてこれを味わう。感慨深いものがあるな。
美味すぎだ。
当然麺に醤油と押忍とラー油をぶっかければどこかで味わったようなチューニングに早変わりだ。
俺、餃子が好きなのは多分この組み合わせがあるからなんだなと思う。
当然スープ割すれば今回は…割と白濁。吉ってところだな。
サクッと完食当然#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
翌日、わざわざ仕事を休んで彼女とここに来たというヤツに対し
俺は「明日休みって書いてあったの、教えればよかったなぁハッハッハ」なんて言ってしまったもんだから可なり恨まれた。
まあ人生ってそんなもんだよね。
門出とか言ってるけど、自分次第ですよ。
また使おうと思ってたパンチラインを使いそびれた。