「孤独ってやつは病ですね」
親友から送られてきた。
病。フィジカルの病。ならびに性格的な、精神的なシックを拗らせること。病気というレベルの診断はされずにあくまで「症状」だったけど、なってみたらもう恥ずかしくもなんともないことだなと思い始めたし、それが救いなんだなと思う。
絶対にならないでしょ、とか言われてたけど、皆理解が低い連中だったなと思う。俺が厚顔無恥で鬼のメンタルを持っていたら、もともとこんな性格にはならなかったはずだ。
朝は起きられないし、起きたら起きたで体調がひどく悪い。昼前には動き出すことができるようになるも、最近は遅刻癖がつき始めたからたまらない。5分前行動がモットーだったあの頃の俺は強迫観念にやられていたのではないかと思うほどに、遠い過去にいる気がする。体調が悪くてもチンチンは元気なのが救いだ。
朝早く起きることが苦痛だ。やることはやらねばならないと思うが、自分にとって適切なタイミングを見つけたい。自由じゃないほうが楽だと思っていたけど、意にそぐわない拘束が最も精神と身体に悪い。
とはいえ。この世の中に生きている以上、戦いからは解放されないのだな、ということについては察した。
この世はノイズに塗れている。俺はそういう雑音よりも心地よいノイズを好む。
早く寝ろとかうるさいからコメントしてくんなよ。寝る気がおきないんだよ。
使い古したユニクロの紙袋 ケンタッキーのテイクアウト両脇に抱えた女子。
彩る人生の違いを噛みしめろ、俺。
どこで踏み外したかも中途半端なアウトロー。
顧みず自らを肯定もせず否定もせずどこまでも一辺倒。
もうすでに迎えてんだこちとら人生のアウトロ。
俺、結婚して幸せになります。さとみと。里見浩太朗と。
「何をするにしても自分のすることを愛せ。子供の頃に映写室を愛したように。」
俺が愛したのは頭脳内にある物語だ。
なんて言いながら久々の髭とランデブー。合流地点は早稲田だったわけだが、
「こんなに並びたくねえ」と意見は一致。
髭ミニチャン号に乗って 海岸線へ 急げ海へオーシャンへ。そんな想いには駆られず我々ははじまりの地へ進路を取った。
並びなし空席ありの大勝利を掴んだ我々は、わずか1ロットの差で引き裂かれてしまうことになる。
わざわざ早稲田から車に乗せてくれた髭ダルマに対し、助手席の主、腐れインスタグラマーが提示した入店の条件とは…
No Mercy!であった。
こ、
こ、これは!?!?!?
およそ1年3ヶ月ぶりの成増になります。前回はフジロック会議ついでの…今はなき2代目ラーメン官僚とのランデブーだった。
惜しい人を亡くしたものだ。
しかしこのフォルムこそが元祖。神田川を知らぬ俺にとっては、今ここにあるだけありがたいというものよ。
素の麺とメンマの塩分で味わうズルっとやれば嗚呼…美味え。非常にクラシックな味わいだ。
tやA太の若々しいアグレッシブさはなくとも、ここにしかない魚介の旨味やエッジと出会えたことに喜びを感じるよ。
麺をドボンしてズルっとやれば嗚呼…あああああ!湧き上がるバイブス。
パッションよりもそこに刻まれた深い刻(とき)の清流ぞ。
来た甲斐があった。楽したけど。
生玉子ぶち割って滑っこさ抜群。
スープ割りすれば冷めきった精神まで温まったぜ。。。
サクッと完食当然#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
食後は原宿まで連行された。
おしゃれな香水?フレグランス?ショップで車の芳香剤を買うのに付き合わされたりしながら、
髭デブとうつ病デブの二人で表参道を歩いた。
そんな8月の青空の下。