Twitterが修羅の世界となりつつある中
人々に適した世界として、Instagramが最適な地となりつつある。
時は21世紀初頭。
人々はSNSを手に入れ、mixiはID10万台までが玄人として見られ、100万を超えた頃にはすでに爆発的人気。
1000万を超えた頃には修羅の世界になっていた印象がある。
アカウントに入れなくなったからアカウント作り直しました、と何度もフレンド申請を受けていたあの時代。何でアカウントに入れなくなることがあるんだ…などと思っていたが、大抵そういう奴は向いていないか、どっかで女の子にふしだらなメッセージでも送ってんだろうな、と思わされる世界は完全にFacebookに引き継がれていった。
いつのまにかInstagramもFacebookと同じ運営になっていたが、矢張りFBの方はおじさんの投稿ばかりが目立つようになった。Instagramは言葉よりも視覚を強調した投稿がメインとなり、カメラを使わないおじさんたちは置いていかれると思っていた矢先…誰もが綺麗な画像を撮れる端末が増えてきたことにより、ふしだらなおじさんたちにも人権が与えられるようになった。
それが、一昨年くらいまでのInstagramであったように思う。
それがだ。
今となってはおすすめ画像欄には豊満なおっぱいとめんこいお顔ばかりがズラリと並ぶようになったし、ちょっと下の方にスクロールしてみれば「…が〜した話」といった10コマ漫画の投稿に占拠されるようになった。
マジで…マジでお前らそんなに鬱病や離婚の経験談が見たいと思うのか…え?表示されてんの俺だけ?俺のおすすめ投稿だけ!?マジで!?文章まで紐づけられてんの!?
なんて危惧しまくって俺、それからというものの、よく見る画像を猫ちゃんや赤ちゃん、イッヌの画像ばかりに絞ってきた結果。
私のおすすめ欄はおっぱいが5割、猫が2割、ラーメンとプロレスが1割ずつ、10コマ漫画が0.5割なんていう比率に変わってきた。
10コマ漫画…なぜ消えんのだ…
ともあれまあ、俺の投稿に関してもInstagram上でフォローして頂いてない方からのいいねがたくさん付く。おすすめ画像から言い値していただいていることも多いのだろう。フォローされてないのに確実に毎投稿全てにいいねしてくる人もいる。
特に女性だ…女性。ほんと毎回いいねがついているんだけど、フォローしてもいいんだよ?いいんですよフォローしても。大丈夫ですよ、私は健全ですよ?出会いなんか求めてないですからね?毎回いいねくれるあなた!絶対に文章なんか読んでないと思いますけどさあ!当ブログをご覧の皆様もインスタのフォローボタンを押して!押してくださいよ!!さあ!!ねぇ!?!?!?
なんて酔っ払いながらそう思っていた。最近は業者、というよりもラーメン屋さんや居酒屋さんからのフォローがやたら多い。あまり開拓に重きを置かない、ということを察した瞬間に離脱すんな!
おい!!ラーメン屋さん!!食べにいかないけど離れないで!!
居酒屋さん!!今お金ないから飲みにいけないけどどうかフォローし続けてください!!ねえ!?
なんて素面の頭で、どうも風邪気味な俺。
「キリヲさんは友達が1万人もいるからいいじゃないですか」なんて後輩に言われたけども。
結局、俺は檻の中の動物なんですよ。
動物は飯を食うことをやめません。動物だからです。
ピークタイムを超えたところに奇跡を期待するのもまた、人間だからなのです。
こ、
こ、これは!?!?!?
某ラーメン官僚から「もうチャーシューヤサイは絶望的だろ…」などとLINEでバカにされていたが…13時半過ぎ。到着した俺は完全なる勝者だった。
完璧な盛りのブツ。眼前にはこんもり盛られた小鉢。最高のひと時が約束されたわけである。
しっかり底からかき混ぜてみれば、丼の縁に散らばるダイヤモンドが湖に飲み込まれて行くのを俺は恍惚の表情で見ていた。一口食べればお肉と野菜の温野菜サラダ…最高のマリアージュだよ、これが。ピント合ってないとかそんなことどうでもいいんだよ!
隙間を作って麺ドボンしズルっとやれば鳴呼…俺ッチ感激!
やっぱり土よ宇のシメはこれが一番!酸っぱくて甘くてオイチイ!!
当然後半はお醤油お酢ラー油を麺にぶっかけてお麺も堪能。
スープ割後のつけ汁の白濁具合でその日の運勢もわかる。当然ながら大吉だ!
ラッキー!!
サクッと完食フィニッシュムーブお会計軽く会釈して退店。
同行したベーシストは恍惚の表情を浮かべながら電車に乗っていたが、
夕刻、メジマルまで来なかったドラマーとその彼氏からは
「ネカフェで6時間寝てた。梅割り恐ろしい」と連絡あり。
まずはチューハイからお楽しみください。