長文ブロガーあるある
書けない
書けないよね…マジで。急に書けなくなる瞬間が来る。
キャプションに毎回30分以上、1日の48分の1を趣味という怠惰な時間に使っていることを考えると非常に苦しくなる。暇なはずなのに、外に出ているはずなのに、どうも手が止まる。iPhoneを握ればナンプレを開く。どうしたって股間もムズムズしてくる。わずか10畳ちょいの部屋をエアコンで冷やし、自分の身体にも扇風機を当て、外から現れるかもしれない外敵にも備える。ハッカスプレーも1日に一回は振り撒いて、俺は、些細な清涼感を体内に吸わせ、死んだように生きている。
そもそもこのクソみたいに長いキャプションも、ラーメンを食べたその感動と、普段の生活にファズをかけ、アンプリファイしてお届けすることが目的にあった。満腹感によって圧迫される脳と、その脳内に起こる毛羽立つようなマインドを、世の中にぶちまけたいと思うからこそこんなにも長い文章を書くことを始めた。日記だって人生のドキュメンタリーだから。俺はそれを人に伝えず、稚拙な食レポだけに済ませたくないと考えた末のことだった。
このコロナ禍、精神のすり減りによって外に出る時間も減り、家にいては何も書くことがなくなった。
引退しようか。
そう思った時に、書きたいことがいくつかあると思い立った。小説を書こう、そう思うこともようやく増えてきた。
中島らもとオーケンのエッセーに育てられてきた俺であっても、町田康のような堕落系小説家のような人生に、いまだに憧れていることに気付いた。憧れている、というよりも、目の前にあるハードルと、足かせの重さをいまだに実感しているからこそ俺はいま、もがいている。もがき続けることを選んでいるのだ。
話を戻そう。
その日その場所で感じたことを俺は書くということをすっかり忘れた。満腹感に助けられるのももうやめよう。俺、その日に感じたことをメモリーとして生きよう。
あの日に時を戻すと…紫色の人が俺に行った。
「あの時代の大宮に戻りたい。」
俺もそう思った。そうして整理券を手に入れ、俺たちは大宮公園を歩いた。動物を眺めることをやめて、きゃつらと目を合わせることを始め、俺、野生の目覚めを求めたのであった。
こ、
こ、これは!?!?!?
初めて大宮でラーメン二郎を食ったのは5年半も前の話だ。アレは群馬からの帰りだったが、こうして余計な乗り換えを一本増やした上で出会えたことを感謝していた。
ラーメン二郎の姿をしている。生きていることを実感するぜ。
ブタさんが立派だ。俺はこういうブタに矢張りストロングスタイルを感じる。
ズルッとやれば嗚呼………目黒じゃん………まさかの目黒バイブスブチカマす麺の香りに俺、いつかの目黒を思い出した。理由はわかるな?
液アブラの感じすらも懐かしい…完全に目黒だったが…俺は卓上の醤油を半分くらいぶち込んで食った。
次回に期待。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
紫の人と俺、もう一杯食いたいというバイブスになりそうだったがぐっと我慢。
前回の続きを書くのをすっかり忘れてたが…たぶん書くのは2ヶ月後くらいになるだろう。
回復しろ俺のメンタル