ちょっと
ちょっと何を言ってるか全くわからない。
俺を相手に皆、おもちゃのようにキリヲ構文を使いこなしてはLINEで送ってくるからもうなんかお前らそれインスタにそれを書けよな、って思ってる。#キリヲ構文 ってタグちゃんと使えよ。
連休明け。俺は朝から唸った。そりゃあもう唸った。「ウワー」って声が出た。
「ウワー」「ウワー」「ウワー」「ウワー」「ウワー」「ワウー」って5回と1つ間違いをするほど叫んだ。
あんなに叫んだの、朝っぱらからプリンスの訃報を見たとき以来だ。じとっとする湿気が布団と共に俺を包む。俺は前の晩、オリーブオイル石鹸で洗った頭皮と、短く刈りそろえたヒゲの皮膚を弄り、しっかりとおじさんの匂いを感じ取っては「嗚呼」とだけ呟いた。
腹が減っていた。血糖値の低下を感じ取った。
頭ん中を不安が駆け巡り、身体の怠さをかき消すべく、外に出た。
そんなタイミングで、俺は愛すべき「阿呆」からの連絡を受け取った。阿呆は青梅街道にいた。若く、まだ悩みも多いやつかと思うが、なんかおじさんの俺の方が悩んでるのがバカバカしくなってきた。
礼を言う。お前に会えてよかったぜ。
思えば色々なことが起こりすぎている。コロナだけではなく、冷夏と梅雨の長引き、それに加えて水害か。
人類に逃げ場なし、という言葉が現実味を帯び、未曾有（）の危機であってもただただマスクを配りゃあいいと思っている首相なら土下座させられても仕方ないかな、と思うレベルではある。やりすぎだとは思うが。
トレイ・パーカーとマット・ストーンすら「現実がクレイジーすぎる」として、『サウスパーク』の大統領をただの基地外に置き直したあの年から早くも3年。そしてアメリカにおいても運命の日までおよそ4ヶ月。バーニー・サンダースが政策協力をするニュースに俺は民主党への安心感を覚えた。
我々はこの先も毎年、このブツが食えるのだろうか。
こ、
こ、
こ、これは！？！？！？
某店を意識したというブツ…俺たちの期待はどこまでも高まっていた。
底からよーくかき混ぜてください、という幻聴を聞いた俺はそれを聞き入れ、丹念に、丹念に混ぜた。
ズルッとやれば嗚呼…辛い思いも吹き飛んでいくではないか…美味すぎお味噌油そば、俺はマジで目がガン開きになった。
発色美しい卵黄ぶち割ればこれ、矢張りこれでなければ味玉もこの色にならないだろうな。
まったりねっとり絡みついた卵黄喰らって美味すぎ天然パーマやんけ。
最後はスープ割もらって堪能した！チャーシュー飯をこいつで流し込む感動よ。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
その後は夕刻に髭の拉致、夜に煙ヤクザ訪問（そしてうちで寝た）など非常に忙しい日であった。
なんかこの頃はもう、自粛も開けて幸せな日々を送っていた気がする。
戻りてえ。
