トレースする
凄く便利な言葉を覚えた。
基本的に横文字が嫌いである。横文字ダメ。ついていけない。イノベーションだとかソリューションだとか、思いつかないくらい横文字が嫌いだ。ソリューションに関しては、「粗末なイリュージョン」と覚えていたラーメンズファンは多いことだろう。
トレース。追跡、敷き写し。トレース・クシュリナーダ。フェルナンド・トレース。くだらないことを言ってないで早く続きを書け、本題に入れと言いたいところだろうが、なんかやはり32を過ぎた頃から異常なほど駄洒落が増えたのはなぜか。
先だって「異常なラヲタ力」と評される平行世界のラーメン官僚が
「デビルクラフトでたらふく飲んでちえちゃんラーメンで〆る。これぞデブるクラフト!」
などというびっくり仰天ギャグをLINE上で披露し、私は即刻既読をつけたことにより、奴は送信取り消しも出来ずに立ったまま西武線内で絶命したという。
ぶっちゃけて仕舞えば私のインスタのキャプションは結局先人たちのトレースでしかない。某「ラーメン二郎を年間408杯食べた」人は「他人のコメ欄に長文をぶち込む喜びを覚えた」(誇張表現)と言っていた。私はまだ、その域には達していない。
しかし文字数3,000に近づくキャプションを日頃から書いているインスタグラマーなどまずいない。私がオリジナルであるとともに「誰もお前のことなんか尊敬していない」と言われることすらも快感に思えるのはアレなことだと思うのである。
3000文字なんか書いたことないけど。
とにかくだ。私は長文を書く先輩たちを見習いながら、より長い文章を書くことによって無駄なオリジナリティを獲得してしまったのだ。
とか何だとか言ったらラーメン屋の真似も上手になってきた。
あくまで真似でしかないが、この日は運動のために某所まで自転車を漕いでみた。
夕刻、身体と心の重さ、縛りつけは、国宝の笑顔と気さくなビヘイビアによって吹っ飛んだような気分になったのである。
こ
こ、これは!?!?!?
惚れ惚れするよこの野菜の盛り。上手になったものだ。
私は麺を伸ばすことなくスピーディーに盛り付け、そして野菜を喰らっていった。
ニンニクについては後述。
野菜の下からブタさんがコンニチワーする仕様もそのまま踏襲。もう少し熱が加わればよかったな
と思いきや
奥にある俺の作ったひばりインスパブタもまた、完璧な仕上がりだ。
麺引っ張り出してズルっとやれば嗚呼…美味すぎ非乳化ひばりヶ丘やんけ…酸っぱいとか言われてたけどそこまで感じず。むしろ美味いじゃん…
ニンニクも国産もしくはスペイン産のをチョッパーで細かめにすればそれっぽくなるものよ。
でもぶっちゃけ家で食うなら中国産くらいが優しくていいかもしれない。国産、刺激が強すぎ。
ひばりブタに胡椒ぶっかけて堪能した。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽くお片付けして終了。
その後、家に最強の客を招き入れるというビックイベントが起こる。
ところで…熱海の温泉の夜の19番ホールってどこですか?