音楽好きあるある
年末に今年のベストアルバムを発表する
するよね。普通。普通のこと。
これはある意味自己紹介的なもので、私は何が好きです、というのをSNSに投稿する。
古には広範囲に対する表現のツールが雑誌や新聞しかなく、投書などをしてアピールしたものだろうが、今の時代は誰もがそういったアピールをすることができる。SNS、多くの人には伝わらなくても身内には確実に伝わる。
それだけで十分のことだ。
今年の新譜で良かった、というか俺の中で本当に重要だったのはSuchmosとNOT WONK、そしてTHA BLUE HERBの新作だ。
Suchmosは洒落こいた雰囲気に囚われず「やりたいことをやる」のを目指し始めたらサイケ・プログレにたどり着いた。
横浜スタジアムにおいて誰も出したことのないようなサウンドで、ピンクフロイドそのもののような郷愁世界をブチカマし、俺は本当にここが横浜かと問いたくなるほどだった。
NOT WONKに関してはその存在を2018年のライジングで知った。the hatchとセットで見て、いつの間に北海道からこんなにやばい若者たちが出てきているのかと衝撃を受け、自分のアンテナの弱さに落胆した。
「パンクとは真面目に生きること」とはよく言ったものだが、その真面目さは実存に対するものだろうか。ギターロックは流行らないというが、いつだってインディペンデントな連中は、それが好きな客を集めて勝手に盛り上がるんだなと思う。
俺は加藤くんのメッセージも含めて、今年、NOT WONKをとても楽しんだ。
そしてTHA BLUE HERBの新譜。7年ぶり。今時2枚組、この文句は業界のお決まり。伝えたいことがあるから立っているはず、その気持ち確実に受け取って俺も人生を思い返す。詰め込まれるまさかの告白。
「介錯のためにお耳を拝借。」俺当然差し出すミュージックライフ。
ALL WE NEED IS YOUR LOVE.
そんな音楽生活だった。ほんと、どこでもなんでも聴けるようになっただけ、大切なものが見えてきたかも知れない。
本当に食べたいものだけを選ぶ。今年、思った以上にいろんな店へ足を運んだが、
俺のベストラーメンはこれに決まっているのだ。
こ、
こ、これは!?!?!?
あんまり腹減ってないのに食いに行くなんて贅沢だ、なんて思いも簡単に捨てられるほどに私は味噌っ子である。
ルーティン通りに行けば最後の訪問は坦々麺だが、本当のことを言えばこのシンプルな辛味噌ラーメンこそが至高と考えている。
まずは赤くないとこをズルっとやれば嗚呼…まろやかな旨味の塊が俺を襲う。。。美味えしか出てこない。
赤いとこからズルっとやればああああああ!刺激的なのになんだろうこの優しいスープに伝播する優しい辛さは。ずるい!ずるいぞ本当に!!なんてもの食わせるんだ…
ちゃーしゅー飯に手をつければ箸が止まることはなく、米が減り続けるのみ。
玉子移植してくぱぁすれば久々の10点満点の祭典である。
最後は辛いのぶっかけてブーストかけたぜ!
サクッと完食当然 #完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
あまりの旨さにガンギマったまま新宿から小田急折り返して下北沢へ。
1、2杯で辞めようと思っても、年末の俺は助けてくれなんだ。
俺は諦めて従うことにした。おかげでいい出会いがたくさんあったと思う。
年内最終営業日は29日です
※2019/12/31現在、筆者インフルエンザ罹患につき1/3まで自宅軟禁が決定しました。