ラーメンブログあるある
時系列投稿に失敗する
ある…あるよね…
もはやあんまり気にしてません、という方もたくさんいらっしゃることかと存じます。そもそもの話、読んでいる側には何にも影響がないわけで。
そう、ないよね。自意識過剰だね。
と一言で片付けられそうだが、人間は独立した意思個体として在るべきだと私は考えており、そうなると個人的なこだわりと誠意みたいなものはどうしたって認められるべきである。投稿の仕方も自由だが、そこには意味が含まれ、受け取る側の思考にも意味が生じているはずだ。
私はインスタグラムにおいて毎日18時に必ず投稿している先輩を尊敬している。「またMYFかよ…」と言われることを恐れる別の先輩についてはまあ、なんというかまあ、これ以上はやめておこう。
というわけで俺は沖縄から帰ってきた翌日。たっぷり寝ることもゆるさずに朝からバンドでリハに入ったことを覚えている。ライブもどうせ誘われないから自分で企画するしかないし、反復的な練習よりは新しいフレーズと新しい曲の雰囲気を試す必要がある。私はただただ反復的な練習をするのも好きだが、どうもそれがクリエイティブにつながるかというと…などと考えていた時期もあった。
しかしながら。反復からの逸脱ほどに意味のある衝動というものも他にはないのではないか。
思えば俺の好きなラーメン屋はたくさんのメニューを作るより、同じメニューを少しずつマイナーチェンジして変えていく手法の方を好んでいる気がする。
まあそのマイナーチェンジが悪なこともあるのだ。苦肉の策、というのもあると思う。それ一つでガラッと変わってしまうこともある。そしてそれに気付いてしまう客も間違いなくいる。ラーメン屋通い(≠ラーメン屋コレクター)の面白いところはこういうところにあるわけだが、店主である当の本人たちの苦労もそれだけ窺えるわけだ。
何一つ特出させないで、総合的にキャラクターを作り上げることの難しさ。今までの人生でそんなことを考えたことがあっただろうか。
思えばこれは音楽にも言えることなんだろう。俺はジョン・フルシアンテの復帰よりジョンのソロの活発化を期待していたから、今回の復帰騒動についてはただただエゴイスティックに「がっかり」と書いておく。そうじゃねえんだよなぁ。
というわけでバンド練習後に走って向かえば外待ち10弱。不幸にも並びの様子を見に来た助手さんに「ライス終わりました」と告げられてしまう。
世界で最もライスを必要とするラーメンと考えていた俺は俺自身に対し、
煌々と輝く食券機が提示した示談の条件とは・・・。
特盛であった。
こ、
こ、これは!?!?!?
極めて忘れっぽい、極めて忘れっぽい俺にとってこれはおそらく初の特盛りだったのではないかと思う。
いつも目の前に現れる小さな破壊神とは違い、完全にクトゥルフサイズの丼が出てきやがったぜ…
まあなんというかそんなことには構いもせず手前から麺持ち上げてズルッとやれば嗚呼…美味すぎる…何があってこんなに美味いブツが仕上がるのだろうか。一口食えば辛さの刺激。濃厚な味噌感。
そしてモヤシの上にかかった山椒・花椒の痺れ感。水を飲み改めて麺を啜り、スープの「なんとも表現し難い」個性とそのキャラクターとのマッチングに俺は納得するしかない。
君は好きな異性に「好き」と伝え「どこが?」と聞かれた場合に何と答えるだろうか。私なら「全部❤️」と答えるのが正直な感想だと信じて疑わない。それが相手の個性ってもんでしょうに。
出会っちまったんだ。
とはいえ終盤のアクセントづけは当然ながら必要なわけで。私はお酢をぶっかけ辛さも足すことを厭わない。
変化は必然であり、最初からその余力を残さない生き方は品性の問題ではなく「もったいねえ」と一言で片付けてしまいたい。
麺量多くどこまでも満足のいくものだった。
サクッと完食当然#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
当然吉祥寺まで悠々お散歩。夕方からジムでデトックス。その後ひたすら寝る。
美味いラーメンを食った後は、眠い。
その後しばらく夢心地だった。別の理由があって。