ノスタルジーの極まる香り
感じることがあるだろう
7月の頭に北海道へ帰ったことなど、今まで一度もなかった。大学生のころは早くて7月下旬、夏休みに入る頃に帰ることしかなかった。
このクソ梅雨の時期に、私は極めてカラッとした北海道に帰ってしまったのである。
人生の大誤算というやつが発生した。あんなにも過ごしやすく、呼吸のしやすい土地があるだろうか。新千歳空港に降り立ち、タラップで空港内に入る。
感じるのだ、その澄んだ空気とサッポロクラシックの気配を。
電車に乗って東区の北の端の駅でおり、道を歩いている間に私はすっかりと童心にかえってしまった。
すでに今私は北海道から東京に戻ってきてしまったが…
敢えて言おう、ホームシックであると!(ギレンボイス)
齢90を超えた祖父とサッポロクラシックで乾杯を済ませ、19時には寝てしまう祖父母から家の鍵を借りて俺は街へ出た。申し訳ないな、とか思いながら2階に自分で布団を敷いた。
街へ出て行く先は大原の専門学校。入学だ!
とかふざけて二郎の前についてみれば並び40…中待ちもあるから50くらいか…
さっさと諦めがつくのは札幌だからだろうか。腐る程ラーメン屋はある。代替案はいくつもある。なんなら俺には「イエロー」という手段もあるのだ!
などと言いながら俺はすでに最優先の代替案を用意していたのだ…
行き先はラーメン横丁。の、横のビルだ。サクッと入店し、酒を飲んでいる横のリーマンどもを尻目に俺の選択肢はただ一つ。
塩しょうがラーメンの召喚だ!
こ、、、
これは!?!?!?
およそ何年ぶりだろうか…ここ数年フラれ続けてきたこの名店に久々に足を踏み入れたぞ!
そしてやはり道民にとって嬉しいのはこの、北海道特有のチャーシュー、そして…お麩だ。
ズズっとやれば嗚呼!もはやしょうが必要なしなほどのジンジャー感だ。
ズルっとやれば嗚呼、、、清湯じゃねえ。明らかにこの、がっつり化調感に油脂感がたまらねえ。美味すぎる!!
ごりっとちょい太めの麺マジで最高じゃないか。
サクッと完食当然#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブお会計して退店!!
その後はアルギーラカフェで入店するなり
「??もう帰省ラッシュ始まってるんすか??」
「アップルミント?」
などと言われて恐縮。
安心して地元に戻れるな、とか考えちゃったり。
続く。